マツダ・コスモスポーツ・・・曲線美がたまらない! フェンダー美人なクルマ特集
タイヤを覆うフェンダーは、クルマのエクステリアデザインを決める大事な要素。今回の特集では、フェンダーのデザインが印象的なクルマを、日本車を中心に紹介します。
マツダ・コスモスポーツ
東洋工業(現マツダ)が社運を賭して開発した、ロータリーエンジンを積んだ市販車第1号にして世界初の2ローター・ロータリーエンジン搭載車。1964年の東京モーターショーでプロトタイプがデビューし、増加試作車によるテストを重ねた後、1967年に市販開始された。
軽量かつコンパクトな10A型ロータリーエンジンは、491cc×2(ローター)から最高出力110ps/7000rpmというレシプロ2リッターエンジン並みのパワーを発生。4段ギアボックスを介してのパフォーマンスは最高速度185km/h、0-400m加速16.3秒と発表された。
全高1165mmという低く、流れるようなフォルムの2座クーペボディー。2本のプレスラインに挟まれてルーバーが開けられたフロントフェンダーのデザインには、フェラーリ400スーパーアメリカ(1959年)の影響がうかがえる。一方、フロントのホイールアーチからテールに向かうプレスラインに沿ってホイールアーチ上部が水平にカットされたリアフェンダーは、個性的だった。
[ガズー編集部]