新型ノア・ヴォクシー徹底比較!それぞれのグレードやデザインを解説
4代目の新型ノア・ヴォクシー。初代から受継ぐ優れたパッケージングと、使い勝手の良さを一層深化させ、最新の先進装備を採用することで、ミニバンとしての魅力をさらに高めました。今回は、気になる新型ノア・ヴォクシーについて、グレードやデザインの特徴を徹底比較、解説します。
目次
・ノア・ヴォクシーはどんな車?
・新型ノア・ヴォクシーの特徴
・【比較】新型ノア・ヴォクシーのグレード
・【比較】新型ノア・ヴォクシーのデザイン
・それぞれに魅力がある新型ノア・ヴォクシー
・フォトギャラリー
ノア・ヴォクシーはどんな車?
ノア・ヴォクシーは、「タウンエースノア」「ライトエースノア」の後継車種として2001年に誕生したミドルサイズミニバンで、プラットフォームが共通の兄弟車種です。
進化を重ね、2022年1月の販売開始された新型ノア・ヴォクシーで4代目になりす。新型ノアは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」、新型ヴォクシーは「先鋭・独創」をテーマとしたスタイルになってます。
新型ノア・ヴォクシーの特徴
新型ノア・ヴォクシーの、基本骨格はTNGAプラットフォーム「GA-C」を採用しており、基本設計は同じです。また、ミニバン選びで気になるポイントとなるボディサイズや室内空間、燃費、安全性能についても、新型ノア・ヴォクシーは基本共通です。それぞれの共通点や特徴について、以下の4つの観点から詳しく解説していきます。
- サイズ
- 室内空間
- 燃費
- 安心・安全性能
サイズ
4代目となった新型ノア・ヴォクシーのボディサイズは、全長4,695mm、全幅1,730mm、全高1,895mm(4WD車は1,925mm)で、全グレードが3ナンバーです。
室内空間も室内幅1,295mm(+75mm)、室内長2,805mm、室内高1,405mmで、開放的な広さを実現している点も全グレード共通です。
後部座席の乗降口は幅780mmと前モデルより余裕のある広さを確保し、地上高も370mmで、段差のないワンステップフロアで乗降が楽になりました。また、前モデルより視界が良好になったのは、スリム化したAピラーの効果です。
室内空間
新型ノア・ヴォクシーの内装は、共通のデザインで仕立てのよい上質さが特徴です。両手が塞がっていても開閉できるパワースライドドア※1や、連動して出現するユニバーサルステップ(メーカーオプション)など、使い勝手を大きく向上させました。乗降時につかまるロングアシストグリップ(ハンドグリップ)は、アシストグリップをロング化し下半分が細めに作ってあり、お子様やお年寄りでも握りやすくなりました。
パワーバックドアは、開閉スイッチをトヨタで初めて車両側面両側に配置し、任意の位置で安全に停止できます。※2
さらに世界で初めてドアを手動で途中の位置に保持できる機能(フリーストップバックドア)を搭載し、荷物の出し入れがしやすいことを実感できます。
※1:メーカーパッケージオプション、ノアはXに設定なし
※2:ノアはS-Z、Zにメーカーパッケージオプション、ヴォクシーはS-Zにメーカーパッケージオプション
燃費
新型ノア・ヴォクシーのパワートレーンは、1.8L直列4気筒エンジンを採用した新世代ハイブリッドシステム車と、2.0Lダイナミックフォースエンジンのガソリンモデルの2つを選択できます。
ハイブリッド車(ノアX 2WD)がWLTCモード23.4km/L、ガソリン車がWLTCモード15.1km/Lとなっている。
※3:ノアX 2WD
※4:ノア X(2WD)、ノア G(2WD)
安心・安全性能
新型ノア・ヴォクシーには、最新化された予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が全グレード、標準装備です。衝突回避または被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」は、従来よりも検知対象と範囲を拡大しています。
さらに、システムが危険だと判断した際にブレーキや操舵制御を行う機能も追加しました。視界サポートの「パノラミックビューモニター」※5には床下表示機能も付き、降車時に接近車両を知らせる機能も採用しています。先進の運転支援機能「トヨタチームメイト」※5を導入し、前向きの自動駐車にも対応しています。
また、一定の条件下でドライバーの全運転操作を支援する機能を、トヨタ車で初めて採用しました。ハイブリッド車では、車外からスマートフォンで入出庫を操作できるリモート機能※6も初採用です。
※5:メーカーオプション、ノアはXに設定なし
※6:ハイブリッド車にメーカーオプション、、ノアはXに設定なし
【比較】新型ノア・ヴォクシーのグレード
新型ノア・ヴォクシーのグレードは、基本的にパワートレーンと駆動方式で大きく分かれます。また、ノアの外観はノーマル外装とエアロ装着車の2種類です(ヴォクシー全車エアロ装着)。ノアは下から「X」「G」「Z」、ヴォクシーは下から「G」「Z」のグレード展開になっています。
新型ノアのグレード
グレード | 定員(人) | 駆動 | 価格(円) | |
---|---|---|---|---|
ハ イ ブ リ ッ ド |
S-Z | 7 | 2WD(23.0) | 3,670,000円 |
E-Four(22.0) | 3,890,000円 | |||
Z | 7 | 2WD(23.0) | 3,590,000円 | |
E-Four(22.0) | 3,810,000円 | |||
S-G | 7 | 2WD(23.0) | 3,390,000円 | |
E-Four(22.0) | 3,610,000円 | |||
8 | 2WD(23.0) | 3,390,000円 | ||
G | 7 | 2WD(23.2) | 3,320,000円 | |
E-Four(22.0) | 3,540,000円 | |||
8 | 2WD(23.2) | 3,320,000円 | ||
X | 7 | 2WD(23.4) | 3,050,000円 | |
E-Four(22.0) | 3,270,000円 | |||
8 | 2WD(23.4) | 3,050,000円 | ||
エ ン ジ ン |
S-Z | 7 | 2WD(15.0) | 3,320,000円 |
4WD(14.3) | 3,518,000円 | |||
Z | 7 | 2WD(15.0) | 3,240,000円 | |
4WD(14.3) | 3,438,000円 | |||
S-G | 7 | 2WD(15.0) | 3,040,000円 | |
4WD(14.3) | 3,238,000円 | |||
8 | 2WD(15.0) | 3,040,000円 | ||
4WD(14.3) | 3,238,000円 | |||
G | 7 | 2WD(15.1) | 2,970,000円 | |
4WD(14.3) | 3,168,000円 | |||
8 | 2WD(15.1) | 2,970,000円 | ||
4WD(14.3) | 3,168,000円 | |||
X | 7 | 2WD(15.1) | 2,670,000円 | |
4WD(14.4) | 2,868,000円 | |||
8 | 2WD(15.1) | 2,670,000円 | ||
4WD(14.4) | 2,868,000円 |
新型ノアにはエアロ装着モデル以外に、ノーマルタイプのモデルがあるのが特徴です。また、新型ヴォクシーには設定されていないベースグレード「X」が設定されています。そのため新型ノアは、7人乗り・8人乗りとの違いを含めて全29グレードと非常に選択肢が多くなっています。通常モデル以外に、5種類のウェルキャブ(福祉車両)が型式指定自動車として準備されています。
新型ヴォクシーのグレード
グレード | 定員 | 駆動 | 価格(税込) | |
---|---|---|---|---|
ハ イ ブ リ ッ ド |
S-Z | 7 | 2WD(23.0) | 3,740,000 |
E-Four(22.0) | 3,960,000 | |||
S-G | 7 | 2WD(23.0) | 3,440,000 | |
E-Four(22.0) | 3,660,000 | |||
8 | 2WD(23.0) | 3,440,000 | ||
エ ン ジ ン |
S-Z | 7 | 2WD(15.0) | 3,390,000 |
4WD(14.3) | 3,588,000 | |||
S-G | 7 | 2WD(15.0) | 3,090,000 | |
4WD(14.3) | 3,288,000 | |||
8 | 2WD(15.0) | 3,090,000 | ||
4WD(14.3) | 3,288,000 |
新型ヴォクシーは、旧型と違いボディタイプがエアロ装着モデルのみとなっており、新型ノアと比べると非常にシンプルなグレード構成です。
また、グレードも「G」と「Z」だけのため迷うことは少ないでしょう。新型ヴォクシーと新型ノアを同じグレードで比較すると、エクステリアの違いなどもありヴォクシーのほうが数万円高めの設定です。
【比較】新型ノア・ヴォクシーのデザイン
新型ノア・ヴォクシーの最大の違いはエクステリアデザインにあります。また、旧型ではノアとヴォクシーの両方に標準仕様とエアロ仕様がありましたが、新型では、標準仕様は新型ノアにのみに設定されています。ここでは新型ノア・ヴォクシーのデザインやカラーの違いを詳しく解説します。
新型ノアのデザイン
新型ノアは、「王道・アグレッシブ」をテーマとしたデザインで、標準仕様はミニバン本流ど真ん中の落ち着いたエクステリアが特徴です。これがエアロ仕様になると、アグレッシブで存在感のあるデザインへ変化します。ボディカラーは、標準仕様が5色、エアロ仕様が6色の全7色展開で、そのうち3色はメーカーオプションカラー(\33.000)です。
新型ノアの内装カラーは4色あり、エアロ仕様はブラック、標準仕様はグレードによって選択できるカラーが変わります。優しい色合いのダークブラウンとフロマージュは、ノアでしか選択できません。またグレードとカラーに合わせてシート素材が、「ファブリック」「上級ファブリック」「合成皮革+ファブリック」と変化します。
新型ヴォクシーのデザイン
「先鋭・独創」をテーマに開発された新型ヴォクシーのデザインは、力強く存在感のあるエクステリアで、迫力あるフロントマスクが特徴です。前面がほぼグリルになっており、その中にヘッドライトが備えられているのが目を引きます。ボディカラーは、全グレード共通で6色展開されており、そのうち3色はメーカーオプションカラー(\33.000)です。
新型ヴォクシーの内装カラーはブラック1色のみで、他の選択肢はありません。外装の精悍さに合わせた硬派なイメージのブラックに統一されています。シートはグレードによって異なっており、「S-G」グレードは「上級ファブリック」のシートです。上位の「S-Z」グレードでは「合成皮革+ファブリック」のシートにランクアップします。
それぞれに魅力がある新型ノア・ヴォクシー
新型ノア・ヴォクシーという兄弟車の特徴とグレード・デザインを見ると、それぞれの方向性が明確です。ミニバンとしての機能性を正常進化させた兄弟車ですが、ターゲット層の違いが際立っています。新型ノア・ヴォクシーはミニバンを検討する際の有力な選択肢です。
気になった方は他の記事や、以下から「ノア・ヴォクシー」の中古車もチェックしてみてください。
(GAZOO編集部)
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