セリカにランエボ、インプレッサ…ラリーファン必見!MEGA WEBで「WRCを席巻した日本車」の特別展示を実施中
東京・お台場「MEGA WEB」の中で、世界のヒストリックカーにふれるノスタルジックな空間が「ヒストリーガレージ」。その1階にある「モータースポーツヘリテージ」で4月14日(日)まで「WRC Rally Car 特別展示~WRCを席巻した日本車~」が行われています。トヨタ、日産、スバル、そして三菱と、かつてWRC(世界ラリー選手権)で大活躍した日本のラリーカーが一堂に会する、貴重な特別展示です。
国内4メーカーのラリーカーが初めて一堂に!
トヨタがヤリスでWRC参戦を開始した2017年に開設された「モータースポーツヘリテージ」では、過去にもトヨタのラリーカーを中心に、各メーカーのラリーカーとのコラボレーション展示が実施されてきましたが、4メーカーのラリーカーが揃って展示されるのは今回が初めてとのこと。
この特別展示では、日本メーカーがWRCで活躍した1990年代中頃から2000年代初頭の車両を中心に、国際的なラリー選手権で活躍を見せた車両が展示されています。
展示車に触れることはできませんが、近くでラリーカーをじっくり見ることができるので、車内の様子やタイヤ周りなど、ラリーカーならではの特徴を観察することが可能です。中には、外装のダメージを修復せず、そのままにしているクルマも。ラリーの過酷さを間近で感じることができます。
注目の展示車をご紹介!
それでは「WRCを席巻した日本車」の数々を紹介していきましょう。
■ダットサン・フェアレディ240Z(1971年 第19回東アフリカサファリラリー優勝車)
このフェアレディZは、1971年の「東アフリカサファリラリー」で優勝した車両です。2013年に日産自動車のボランティアグループである「日産名車再生クラブ」によって、外装のダメージはそのままに中身がフルレストアされています。
■スバル・インプレッサ555WRC98(1998年 ポルトガルラリー、ツール・ド・コルスラリー、アクロポリスラリー優勝車)
1998年に、コリン・マクレー氏がドライブしたインプレッサWRX。外装が綺麗にされており、タ―マック(舗装路)仕様での展示ですが、ホイールについたブレーキダストやボディ各所についた傷からラリーの激しさを感じとることができます。
※2月15日(金)よりインプレッサ 555 WRC(1996年)に変更となりました。
■三菱・ランサーエボリューションⅥ(2001年 第69回ラリー・オートモービル・モンテカルロ優勝車)
「ランエボ」の呼び名でおなじみのランサーエボリューション。今回の展示車は2001年にモンテカルロラリーで優勝した車両で、グループA規定最後のワークスラリーカーとなったモデルです。
■トヨタ・セリカ GT-Four(1995年 サファリラリー優勝車)
1995年のサファリラリーで優勝車したこのセリカ GT-Fourは、外装のダメージや汚れがそのまま残されています。ドライバーは日本人の藤本吉郎氏で、当時このクルマとともに使用されていたレーシングスーツや、ペースノートなども併せて展示されていました。
■トヨタ MR2(1985年 グループS試作車)
1980年代後半、グループBに代わる新しい車両規定としてFIAから発案されたのが、グループS規定。それに合わせて、トヨタが初代MR2をベースに仕上げたのがコードネーム「222D」のこのクルマです。しかし、グループS規定での競技は実際に行われず、幻のラリーカーとなってしまいました。
■左:トヨタ・セリカ ツインカムターボ(1985年 サファリラリー優勝車)
■右:トヨペット・クラウン(1957年 豪州一周ラリー参戦車レプリカ)
特別展示の一部は「モータースポーツヘリテージ」のエリア外にもあり、国産車初の海外ラリー参戦車であるトヨペット・クラウン(レプリカ)や、サファリラリー三連覇を記録したトヨタ・セリカ ツインカムターボなどを中心に、歴代のトヨタラリーカーが見られました
クルマだけでなく、ペースノートを始めとした実戦で使われたアイテムが見られるのもうれしいところ。展示期間中は説明員が近くにいて、「気になったことは気軽に質問してください」とのことでした。MEGA WEBヒストリーガレージ「WRC Rally Car 特別展示~WRCを席巻した日本車~」は、2019年4月14日(日)まで。MEGA WEBは夜9時までオープンしているので、お仕事帰りに見に行くのもいいかもしれません。
▼MEGA WEB -WRC Rally Car 特別展示-
URL:https://www.megaweb.gr.jp/article/wrc_rally/
(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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