ランクル70のオフ会は本当に楽しい! 次回は新型車のご参加もお待ちしてます・・・寺田昌弘連載コラム
8月2日にランドクルーザー250と同時にワールドプレミアで発表され、話題となっているランドクルーザー70(以降ナナマル)。今冬にも国内再導入されることが発表され、日本でも久しぶりに新車でナナマルを購入できると盛り上がっています。
1984年の誕生以来「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」の本流として世界中の道なき道を走り、人々の命や暮らしを支えています。私も1996年に購入し、パリ・ダカールラリーに参戦。中学生の頃からの夢を叶えてくれたクルマで、27年経った今も相棒として楽しませてくれています。
そんなナナマルに乗る仲間たちがオフロードコースに集まる「第18回Landcruiser70 Owner's Club Japan全国ミーティング(通称:全ミ)」が開催。今年も参加してきましたので、その様子をお届けします。
今年で18回目を迎えたナナマル仲間の集い
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1泊2日のキャンプのため、スーパーに集まって買い物をする。
20年前に始まったナナマル乗りによる全国ミーティング。初期から参加しており、当初はナナマルだけに目指せ70台!と盛り上がっていましたが、今では70台を大きく超え、97台が山梨県にあるスタックランドファーム オフロードコースに集まりました。
都内で乗っているときは、広い駐車場でどこに停めたかすぐわかるほど稀有なナナマルですが、全ミでは自分のナナマルがどれか見失うほど、ナナマルだらけの広場に感激です。
ナナマルは、見た目がほぼ同じでもエンジンが4気筒、5気筒、6気筒と違ったり、フロントグリルがTOYOTAロゴやTマークなど違ったり、フロントサスペンションがリーフスプリング、コイルスプリングと年代によってバリエーションがあります。
ボディサイズも国内ではショート、ミドル、ロングと3タイプありました。細かな違いはあれど、みなナナマル。集まるだけで盛り上がります。
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エンジン、フロントグリル、フロントサスペンションなど違いはあれどみなナナマル。
同じ釜の飯を食らうのがナナマル仲間流
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スタックランドファームに集まり、テントを張ってつないでいく。
コロナも落ち着き、やっと本来の1泊2日のミーティングができます。初日はオフロードコースも走れますが、参加者の多くは本部建屋前にテントを出してつないでいきます。夕方になるとテントの数は10張以上になってきます。
この全ミで特徴的なのは、大きな寸胴鍋で豚汁やポトフ、豚角煮など料理を作ってくれる仲間がいることです。
日が暮れるとみんなテントに集まり、夕食タイムです。大勢の人が、色とりどりに照らされたテントに集まって食事をする光景は、まるでタイや韓国などアジアの屋台村のようで楽しいです。
豚汁やポトフ、豚角煮だけでなく唐揚げや小魚の天ぷらなど、幹事や有志が様々な料理を作ってくれて、これも参加費に含まれているのでとてもありがたいです。
家族で参加する方もいて、子供たちは100人以上の大人に囲まれながら、安全に子供同士で遊び、ちょっと夜更かししながらキャンプを楽しんでいます。
昔、幼稚園児くらいで会った子も、今年は自動車免許を取得して、父親のナナマルをオフロードで走らせていました。父親だけでなくたくさんのナナマル乗りの大人の背中を見て育っているだけに、子供たちはナナマルのよさをよく知っています。
走るもよし、観るもよし。ナナマルは泥だらけが似合う
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2日目は朝からタイムトライアルのコースを慣熟歩行で確認する。
日曜は、オフロードコースの一部を使って恒例のタイムトライアルをします。以前、私も参加して大人気なく優勝してしまいましたが、やはりナナマルは泥だらけになりながら走っているのが格好いいです。
希望制で今回は30台が参加。ライン取りやサスペンションの動きなど観ているだけでもワクワクします。ナナマルは誕生からずっと前後リジッドアクスルなので、凸凹路でのトラクションもかかりやすく、その動きが外から観られるので、自分と同じ型式のナナマルが走っていたらなおさら勉強になります。
フロントサスペンションがリーフスプリングとコイルスプリングの違いやホイールベースの違いで、挙動や走りも変わってくるので、ナナマルは奥が深いです。
MTタイヤを履くオーナーが多いですが、ブランドは多岐に渡ります。特にYOKOHAMA GEOLANDERとBF Goodrichが多いです。これも走りを観ながら排土性やグリップ力など確認できます。
タイムトライアルが終わったら、ビンゴ大会。いろんなパーツメーカーなどが協賛してくれるだけでなく、参加者も賞品を提供します。こうして参加者みんなで盛り上げています。
来年はおそらく、新型ナナマルで参加してくれる新たな仲間も増えると思うので、今からワクワクします。今回の参加者のなかにも、自身や家族が新型ナナマルを買うと話されていた方が知っているだけでも5人いました。
海外のランクル仲間からは、こんなにすごいクルマを作っているのに買えないなんて可哀そうと言われていましたが、新型ナナマルが国内ランクルラインナップに加わってくれて、ランクル乗りの一人としてうれしいかぎりです。
新型ナナマルを購入したかたは、ぜひ「第19回Landcruiser70 Owner's Club Japan全国ミーティング」にご参加ください。お待ちしています。
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ビンゴの賞品を協力してくださるパーツメーカーのバナー
写真:新飼 亮也・寺田昌弘 / 文:寺田昌弘
![](/pages/contents/article/column_terada/photo_terada.jpg)
ダカールラリー参戦をはじめアフリカ、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアと5大陸、50カ国以上をクルマで走り、クルマのある生活を現場で観てきたコラムニスト。愛車は2台のランドクルーザーに初代ミライを加え、FCEVに乗りながらモビリティーの未来を模索している。自身が日々、モビリティーを体感しながら思ったことを綴るコラム。
70系ランドクルーザーで楽しむカーライフ
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