アンフィニ/マツダ RX-7…90年代、リッター100馬力超モデル
バブルの香りが色濃く残る1990年代には、排気量1リッターあたり100馬力を超えるスポーティーモデルが国内メーカーから続々と誕生しました。今回はアンフィニ/マツダ RX-7を紹介します。
アンフィニ/マツダRX-7
マツダ787Bが日本車初、そしてロータリーエンジン搭載車として最初で最後の総合優勝をル・マン24時間で成し遂げた半年後の1991年暮れに登場した、3代目にして最終世代となるRX-7(型式名FD3S)。車名から初代以来のサバンナの名が消え、当初はアンフィニ、後にマツダの姓を冠した。
躍動感あふれるスタイリングのボディは、先代より全長/ホイールベースを短縮し、全幅を広げ、全高を下げてさらにワイド&ローなフォルムに。50:50を実現した前後重量配分に加え、エンジン搭載位置および着座位置を下げて低重心化。サスペンションはアルミ製4輪ダブルウィッシュボーンに進化してバネ下重量を軽減し、運動性能は飛躍的に向上。よりピュアなスポーツカーに昇華した。
654cc×2の13B-REW型ロータリーエンジンは、低速域では1基、高速域では2基のターボチャージャーが作動するシーケンシャルツインターボを備え、レブリミットを8000rpmに引き上げて、先代で最もパワフルだった限定モデルより40PS増しとなる255PSのパワーと、30.0kgmのトルクを発生。強烈な加速は“ロータリーロケット”の異名をとった。エンジンはその後バージョンアップされ、最終的に出力は自主規制枠いっぱいの280PSにまで高められた。
【スペック】
ボディサイズ:全長×全幅×全高=4285×1760×1230mm
ホイールベース:2425mm
車重:1280kg
エンジン:水冷式直列654cc×2ローター
最高出力:280PS/6500rpm
最大トルク:32.0kgm/5000rpm
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[ガズー編集部]
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