第5話 ランボルギーニ350GT…軽くて丈夫! アルミボディーのクルマ特集
スチールにガラス、プラスチックなど、自動車づくりに使われる素材はさまざま。今回の特集では、アルミニウムのボディーを採用することで性能向上を追求した、世界の名車を紹介します。
ランボルギーニ350GT
戦後、農業用トラクター製造で成功をおさめたフェルッチョ・ランボルギーニ。自身が購入したフェラーリに満足できなかったことから、理想のグランツーリズモ製造を決意し、1963年にアウトモビリ・ランボルギーニを設立した。同年のトリノショーでデビューした初のプロトタイプである350GTVは、ベルトーネ出身のフランコ・スカリオーネの手になるボディーをまとっていたが、もろもろの事情から生産化には至らなかった。
翌1964年のジュネーブショーには350GTと名乗るモデルが出展され、これがランボルギーニ初の量産モデルとなった。4輪独立懸架を備えたシャシーに載る2座クーペボディーはカロッツェリア・トゥーリングに委ねられ、小径鋼管のフレームに薄いアルミパネルをかぶせる、同社のトレードマークだったスーパーレッジェーラ工法で製作された。エンジンはフェラーリ出身のジオット・ビッザリーニが開発を主導した最高出力280PSを発生する3.5リッターV12 DOHCで、公称最高速度は260km/hだった。
ちなみにこの時点におけるフェラーリのロードカーは、SOHCエンジンでリアサスペンションは固定軸。スペック上はランボルギーニのほうが優位に立っていた。1966年にはエンジンを4リッターに拡大して400GTとなり、追ってランボルギーニ初の4座モデルとなる2+2仕様も加えられた。
[ガズー編集部]
軽くて丈夫! アルミボディーのクルマ特集
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