【連載全14話】第10話 スバル・レガシィグランドワゴン・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち

自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。

スバル・レガシィグランドワゴン

1989年にデビューしてヒットし、ワゴンブームを創出した初代レガシィツーリングワゴン。1993年にフルモデルチェンジし、より洗練され初代を上回る人気を博した2代目ツーリングワゴンをベースにSUV寄りに仕立てたモデルがレガシィグランドワゴンである。

この連載の第1話で紹介したレオーネ エステートバン4WDに始まるスバルの4WDワゴンは、悪路走破性と実用性の高さでアメリカで評価されていた。そのオフロード性能とレガシィツーリングワゴンのオンロード性能、および居住性を併せ持つモデルとして、北米で1994年にデビューしたモデルがアウトバック。翌1995年、それがレガシィグランドワゴンの名を冠して国内でも発売されたのだった。

自然吸気の2.5リッターDOHC水平対向4気筒ユニットとフルタイム4WDを組み合わせたツーリングワゴンのロードクリアランスを200mmにまで高め、専用グリルと大型バンパーを装備。前後フェンダーにはバンパーと連なるマッドガードを装着し、内装も小変更されていた。北米を中心にヒットし、ワゴンのロードクリアランスを高めてSUV風に装う手法はアウディ(オールロードクワトロ)やボルボ(クロスカントリー)などにもフォローされた。

1997年には名称をレガシィランカスターに変更、2003年に2度目のフルモデルチェンジを迎えた3代目からは輸出仕様に準じたレガシィアウトバックを名乗った。国内向けは2025年に6代目が販売終了して消滅したが、海外では7代目が現役である。

[GAZOO編集部]

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