三菱スタリオン2000GSR-VR…曲線美がたまらない! フェンダー美人なクルマ特集
タイヤを覆うフェンダーは、クルマのエクステリアデザインを決める大事な要素。今回の特集では、フェンダーのデザインが印象的なクルマを、日本車を中心に紹介します。
三菱スタリオン2000GSR-VR
リトラクタブルライトを備えピュアスポーツカー風のたたずまいを持つスペシャルティーカーで、1982年にデビュー。パワーユニットは2リッター直4エンジンで自然吸気版も存在したが、主力はターボユニット搭載モデル。当時三菱が推進していたフルラインターボのイメージリーダーとしての役割が与えられていた。
三菱が特許を持つサイレントシャフト付きの2リッター直4 SOHCターボエンジンの最高出力は当初145psだったが、翌1983年にはターボの過給圧を高め、国産初となる空冷式インタークーラーを備えるなどして175psに向上。さらに1984年のマイナーチェンジで最高出力を200psまでに高めた2000GSR-Vが追加された(出力表示はいずれもグロス)。
1987年には、対米輸出専用だったブリスターフェンダーを備えた3ナンバー規格のワイドボディー(全幅1745mm)を持つ2000GSR-VRを限定発売。自動車税が排気量のみによって決定されるようになった1989年の税制変更前に発売された、2000cc以下で3ナンバー登録となる唯一の日本車だった。これが税金のハンディにもかかわらず好評だったこともあり、翌1988年にはワイドボディーに2.6リッターエンジンを積んだ北米仕様に準じた2600GSR-VRをリリース。ほかのグレードを廃してこれに一本化された。
[ガズー編集部]
曲線美がたまらない!フェンダー美人なクルマ特集
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