第10話 シボレー・コルベット・・・あのクルマの“初代”特集
長年にわたってつくられている、誰もが知っているあのクルマ。最近車名が復活した、名車といわれるあのクルマ。今回は、そんな有名どころの“初代モデル”を紹介します。
シボレー・コルベット
1953年に誕生した、アメリカ初となる量産スポーツカー。第2次大戦後、ヨーロッパから帰国した米軍人が持ち帰った欧州製スポーツカーによってその魅力を知った市場に向けて、ゼネラルモーターズ(GM)のデザイン部門を率いていたハーリー・アールらによって企画された。
スチール製の別体式フレームに、量産車としては世界初となるFRP製2座オープンボディーを架装。ルックスはスポーツカー然としていたが、当初のエンジンは最高出力150ps(SAEグロス、以下同)を発生する3.8リッター直6 OHV、変速機も2段ATのみで、性能的には欧州産のライバルには及ばなかった。
1955年には4.3リッターV8エンジンが積まれ、翌1956年には3段MTを用意。さらに1957年にはV8エンジンを4.6リッターに拡大してインジェクション仕様も設定し、MTも4段になるなど、イヤーモデルごとに性能を高めていく。そのいっぽうで、1956、1957年にはワークスチームを結成してレースにも積極的に参戦した。
C1こと初代コルベットの最終年度となる1962年モデルでは、V8エンジンは5.4リッターにまで拡大され、最強バージョンのインジェクション仕様は最高出力360psと、誕生時の2倍以上もパワフルになっていた。
[ガズー編集部]
あのクルマの“初代”特集
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