スバル・レオーネ…生き物の名前が付いたクルマ特集
大自然の中を駆ける動物や、大空を舞う鳥、そして海洋生物――今回は、そうした“生き物”の名前を車名に冠した世界の名車をピックアップ。どんなクルマだったのか、週替わりで紹介します。
スバル・レオーネ
イタリア語で「雄ライオン」を意味するレオーネ(leone)。スバル初の小型車だったスバル1000/ff-1の後継モデルとして、1971年にまず2ドアクーペがデビュー。遅れて2ドア/4ドアセダン、5ドアエステートバン、2ドアハードトップが加えられた。フラット4エンジンによるFFという基本レイアウトは受け継いだものの、理想主義的な設計だったスバル1000から一転して、一般受けを狙った路線にシフト。ただし流行のロングノーズ、ショートデッキを採用したボディーには、その後長らくスバルの特徴となるサッシュレスドアが導入されていた。
1972年に近代オンロード4WDの先駆となるパートタイム4WD仕様がエステートバンに登場。続いてセダンにも4WDが加わった。1979年に世代交代した2代目には、乗用登録のツーリングワゴンや、スイングバックを名乗る3ドアハッチバックなども設定。さらにAT仕様の4WDや国産初の4WDターボを追加設定するなど4WDを前面に押し出すなどして、市場で独自のポジションを築き始めた。
1984年には3代目に進化。ひとまわり大きくなったボディーはそれまでの武骨な印象が薄れて、ツーリングワゴンを中心に人気が上昇。1989年に誕生する後継モデルの初代レガシィがブレイクする下地を固めた。レガシィ登場後も車種整理して1994年まで継続販売されたが、その後も他社からOEM供給された商用バンにレオーネの名は使われ続け、最終的にデビューから30年後の2001年まで生き延びた。
[ガズー編集部]
生き物の名前が付いたクルマ特集
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