日野コンテッサ・・・リアエンジン・リアドライブの名車特集
今回ピックアップするのは、いまやすっかり少なくなった「エンジンを一番後ろに積むクルマ」。軽自動車からスポーツカーまで、代表的なリアエンジン・リアドライブのモデルを紹介します。
日野コンテッサ
ルノー4CVのライセンス生産から学んだ経験をもとに、1961年にリリースされた日野初のオリジナル乗用車。基本レイアウトは日野ルノー(4CV)に倣っているが、4ドアセダンのボディーはひとまわり大きく、スタイリングは直線的なデザインが採用され、控えめなテールフィンを備えていた。
リアに縦置きされたエンジンは、893ccの直列4気筒OHV。3段ギアボックスはRR車では珍しくコラムシフトを採用、軽く確実な作動のためにシフトリンケージにソレノイドを組み合わせ“電磁セレクト式”と称していた。それとは別に、国産初の電磁式自動クラッチを備えた2ペダル仕様も用意されていた。日野ルノーはコンパクトながら4ドアであることから小型タクシーに採用されていたが、コンテッサもその市場を受け継いだ。
1963年秋には、同年春に開かれた第1回日本グランプリ出場車をベースにエンジンのチューンを高め、フロアシフトの4段ギアボックスを備えた、国産スポーツセダン第1号となるコンテッサSを追加設定。翌1964年には、ミケロッティがデザインを手がけたふたまわりほど大きいボディーを持つ後継モデル、コンテッサ1300が登場する。これにより既存のモデルはコンテッサ900と呼ばれるようになり、しばらく併売された。
[ガズー編集部]
リアエンジン・リアドライブの名車特集
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