【GAZOO車クイズ Q.158】1977年のイギリスGPでルノーが初採用し、F1に革命をもたらした技術は?

1977年のイギリスGPでルノーが初採用し、F1に革命をもたらした技術は?

Aターボチャージャー

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Aターボチャージャー

GAZOO車クイズ A ターボチャージャー

ターボチャージャーは過給器の一種で、エンジンに圧縮した空気を強制的に送り込む装置です。エンジンの出力を増大させるためには、多くの燃料を大量の空気とともに燃焼させる必要があります。そのためにはシリンダー容量を拡大するのが一般的ですが、代わりに空気を圧縮して流入量を増やすという手法が考案されました。エンジンの排気でタービンを回し、その力で空気を押し縮めるのがターボチャージャー。類似の装置として、エンジンやモーターの力で機械的に空気を圧縮するスーパーチャージャーがあります。

考え方としては古くからあり、スーパーチャージャーは1885年、ターボチャージャーは1905年に発明されました。乗用車用の技術として脚光を浴びたのは、1973年に「BMW 2002ターボ」が登場してから。これに「ポルシェ911ターボ」も続き、手っ取り早くハイパワーを得る方法として認知されていきます。

レースでも使われるようになりましたが、F1ではあまり注目されていませんでした。1970年代は3リッター自然吸気のコスワースDFVエンジンが実績を残していて、排気量が1.5リッターに抑えられるターボエンジンは不利とされていたのです。

ルノーは1977年のイギリスGPにターボマシンを初投入。最初はトラブルに悩まされましたが、1979年のフランスGPで初優勝します。後にターボの利点が明らかになり、F1はターボエンジン全盛時代を迎えました。

[GAZOO編集部]

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