[S耐フォトダイアリー]雨もコロナも何のその! 24時間レースが教えてくれるS耐の楽しみ方(1/2)

ついに、ついに開幕を迎えた2020年の「ピレリスーパー耐久シリーズ」、略してS耐(エスタイ)。
コロナ禍の影響で本来3月に開幕の予定でしたが、約半年遅れで開幕戦を迎えることとなりました。
しかも、開幕戦がいきなり24時間レースとなり、さらに注目度も高まっていましたよね。

そんなS耐は、実は『FUN TO DRIVE』の宝庫なんです。「I Love Cars!」を掲げるGAZOO.comとしては、どんな『FUN TO DRIVE』があるのか解き明かすため、今シーズンのS耐を取材していきたいと思います。
各戦2チームずつピックアップしたチームやドライバーさんへの取材を通じて、“クルマ楽しむエキスパート”の皆さんが、どのようにクルマを、ドライビングを楽しんでいるのかお届けしていく予定です。

と、その記事の前に、開幕戦が開催された富士スピードウェイから、編集部がピックアップした行った気分になれる小ネタをフォトレポートでお届けしましょう。

予選日はご覧の通りの晴天でスタートしました。ただし、日差しはジリジリと照りつけ、9月に入っても残暑というか夏真っ盛りのうだるような暑さです。

パドックには、ワンメイクでタイヤを供給するピレリのサービスエリアがドドーンと構えています。

こちらはタイヤとホイールを組み付ける作業エリアです。予選用に向けたタイヤの作業が終わり、スタッフの皆さんともどもひと休憩。

昨年に続きS耐は全車がピレリのタイヤを履いてレースを戦うのですが、24時間無事に走りきれるように今回は4000本ものタイヤを持ち込んでいるそうです。実際に使うのは2000本ほどとのことですが、レインタイヤや予備のタイヤなど、実際に使う量よりもかなりたくさんのタイヤを用意しているとのことです。ご覧のように荷台にタイヤがぎっしり入ったトラックが、取材時には9台も停まっていました!

さて、ピットロードから各チームのピットをのぞいてみると、マシンもさることながら、メチャクチャかっこいいピット達があるではないですか!

こちらは、今年S耐デビューとなる BMW M4 GT4 を駆る、SS/YZ RACING with Studie のピット。「M」のロゴが凛々しい! サポートするのは BMW Team Studie で、各国で1チームのみ名乗ることができるBMWのカスタマーレーシングチーム「BMW Sports Trophy」も神々しい。

こちらは、エヴァンゲリオンの世界観を取り入れたブランド「A.T.FIELD EVANGELION WORK」のカラーをまとった Audi R8 LMS GT4。このマシンを駆るのは Audi Team AS Sport で、Audi Sport customer racing の全面的なサポートを受けて、国内シリーズ戦に初エントリーしています。

さらに、AMG GT4 を走らせる TEAM 5ZIGEN も、Mercedes-AMG Customer Racing のサポートを受けるなど、世界のブランドからもS耐が注目されているのがうかがえます。

でも、これは最近のS耐で見られるようになった姿でごく一部なのをお忘れなく。今回取材したシンリョウレーシングチームのピットはこんな感じ。HIROSHIMA TOYOPET RACINGとH.M.RACERS はピットをシェアして利用しています。こういうのがS耐です。

こちらは、ピットストップで停まる位置を表す線を貼り付けている作業です。レースで走って熱の入ったタイヤはすごくベトベトするので、剥がれないように丁寧にトントンしていきます。

ここからは、決勝日の朝の様子をお届けしていきましょう。今回の富士24時間レースは、5000人限定ですが有観客レースとして開催しました。ただし、入場時のコロナ感染対策は徹底されており、入場に時間がかかることを見越して一度臨時待機場に入ってから、グループごとに入場ゲートに向かいます。こちらは西ゲートの様子で、7:00前の時点ですでに300台以上がこの待機場に入っていっているとのことです。

入場ゲートでは、1台1台の乗車している皆さんの体温チェックを行っています。もちろんレース、チーム関係者、メディアも全員チェックしてもらったうえで入場することができます。

メディア、カメラマンの皆さんが仕事するプレスルームの入り口にも、検温できるモニターが設置されていて、マスクやアルコールスプレーなんかも準備されていました。

決勝日も午前中は青空が広がっています。駐車場からの道には、普段のレースではあまり見ることのない大きな荷物を載せたカートを引く観客の皆さんが多くいます。そう、富士24時間レースはキャンプをしながらレースを観戦できる、一石二鳥のイベントなんです。アドバンコーナー(ヘアピンコーナー)を抜けた300Rの内側でも7:00過ぎにも関わらず、すでにテントの設営が進んでいますね。

今回のレースでは、観客の皆さんはパドックに入ることができなかったため、パドックは少し寂しかったです。SUPER GTなどよりもドライバーやチームとよりフレンドリーに話ができるのがスーパー耐久の魅力なのですが、早く元の姿に戻ってくれることを切に願います!

そうした中、埼玉トヨペット Green Brave はピットビル2階のクリスタルルームにて、観戦ツアーを開催していました。主催者側との交渉は大変だったと思いますが、ファンやお客様と一緒に楽しみたいという思いの強さが実現させたのでしょう。

今回は65名様にご参加いただいたとのことですが、普段から芋堀りや潮干狩り、ゴルフ、バスツアーで成田山に行ったりなど、お客様交流イベントを実施していることの一環として開催しているそうです。

会場内では、埼玉トヨペットGBクラウンRSの車載映像なんかも流されていたり、ドライバーアピアランス(写真撮れず…)などのイベントも行われていました。

S耐の予選後には、ピットビューイングが行われました。今回はパドックに入れないので、みなさんグランドスタンドの1コーナー側からのご入場です。ピットロードでもファンサービスが控えられているため、いつもの賑わいがなくて少し寂しいですね…。

そんなピットビューイングの時間に、GRスープラとGRヤリスを同時投入で参戦する注目の ROOKIE Racing が記念撮影を行っていました。皆さん決勝への緊張感も感じさせず、リラックスした雰囲気です。

レースクイーンもちょこっとどうぞ(笑)

次はグリッドウォークですが、こちらもファンが入れないためいつもの盛り上がりはありませんが、ドライバー、チームの皆さんもばっちりコースに出て、準備やメディア対応を進めます。24時間の後にこの優勝トロフィーを掲げるのはどのチームでしょうか。

S耐のいいところは、チームやドライバーの皆さんも楽しんで参戦していること。コース上ではST-2クラスでバリバリのライバル関係であるTOWAINTEC Racing(青いスーツ)とシンリョウレーシングチーム(赤いスーツ)も、こんな感じに談笑。さらに先輩チームであるシンリョウレーシングチームがROOKIE Racingに足を運びこちらも談笑。

S耐って、なんか笑顔が絶えないんですよね。
もちろんレースが始まればド真剣で、特にトラブルが出ているときなんかは近づける雰囲気がないのは言うまでもありません。

こちらは、FIELD MANAGEMENT RACING からレギュラー参戦する、マックス・サロ選手と今回スポット参戦するミカ・サロ選手です。そうあの全日本F3、F3000にも参戦し、F1ではティレルやアローズ、フェラーリ、ザウバーなどを経て、トヨタでも参戦したミカ・サロ選手です。F1ファンでしたらご存知の方も多いかとは思いますが、妻ノリコさんは日本人女性で、日本とは所縁が深い方ですね。
そんなサロ親子がモリゾウ選手とお話されていました。こんな対談風景が見られるのもS耐ならではなのかもしれません。

そんな ROOKIE Racing GR YARIS のグリッドでは、選手の皆さんが談笑どころか爆笑なんて場面も。皆さんが履いているレーシングシューズもお揃いでカワイかったのでパチリ。

さて、レースもこのフォトダイアリーも本番はこれからです! 読んでいる方も耐久(?)なフォトダイアリーの続きは、下のリンクから次のページでどうぞ!!

執筆:山崎リク

[ガズー編集部]

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