【S耐フォトダイアリー】潜入!「S耐TV」。愛情たっぷりなレースのライブ中継が無料で楽しめる!

S耐が開催されているサーキットの現地からさまざまなS耐の楽しみ方をお届けしている「S耐フォトダイアリー」ですが、今回は毎戦ライブ中継でS耐の魅力をたっぷりお届けしてくれている『S耐TV』さんを取材させていただきました。

  • (画像提供:スーパー耐久)

S耐TVは、決勝レースの模様はもちろん、グリッドウォークや各クラスの優勝者インタビューまで、レースをまるごとライブ配信してくれる素晴らしい企画です。
しかもその番組はアーカイブで観ることもできますが、YouTubeなので全て“無料”でいつでも楽しめるんです。
しかもしかも、S耐は現在の順位がリアルタイムで分かる「タイミングモニタ」や「S耐カード」という超便利な機能ももちろん無料で利用できるので、サーキットでも、お家でも、外出中でもいつでも気軽にレースの状況を把握することができるんです。最高ですよね!!

さて、そんなS耐TVに出演している方々をご紹介しましょう。皆さんの思うS耐の魅力もうかがいましたので、一緒にどうぞ。

実況、解説を務めるのは福山英朗さんです。
国内のツーリングカーレースはもちろん、ル・マン24時間でのクラス優勝やアメリカのNASCARの最高峰シリーズに参戦するなど、国内外で活躍した往年の名ドライバーであり、S耐にも現役時代長年参戦されています。

そんな福山さんは、S耐の魅力を「家族感」と表現してくれました。
「レースというと、ライバルは世界中で最もジャマな相手というか(笑)、仲間意識というのはあまり感じられないかもしれませんが、S耐はライバルであってもみんなで励まし合いながら戦うところがあり、『家族感』みたいなものがあり好きですね。確かにF1は最高峰のレースかもしれませんが、ライバルにも愛を注ぐという面からするとS耐が最高だね!」
「僕もドライバーとして参戦していましたが、レースとしても決してレベルが低いわけでもないです。F1ドライバーも手こずるしジェントルマンドライバーもどんどんうまくなっていきますし。そうした参戦していた頃に感じたレースの熱さや脈々と続くS耐の良さを、S耐TVを通じて伝えたいと思っています」
「ものづくりを追求できるST-1からST-5クラスに加え、今は完成レーシングカーのクラスもあり、条件が揃えばトップチームと同じ道具を手に入れられるというのはいいことだと思いますし、ST-Z、ST-TCRクラスなどはコストを抑えながらイコールコンディションでレースを戦えるのもS耐の新たな魅力の一つですね」

S耐にはドライバー、メディアの他、ドライバーズブリーフィングの安全ミーティングを担当するなど、公私共に関わってきたからこその熱い思いが感じられます。

今年でS耐TVのMCとして3年目を迎えた数野祐子さん。日産ミスフェアレディ出身ということでクルマとは身近に接していながらも、レースは初心者だったそう。
「レースのことも、選手の方も全く分からなかったのですが、S耐の雰囲気が楽しくて勉強していたらあっというまに3年目を迎えている感じですね」
「他のカテゴリーも含めてレースを観ていく中でレースも少しずつ詳しくなってきていますが、かといってS耐の印象は最初からあまり変わっていません。レース中のバトルは熱いんだけどそれ以外は皆さんフレンドリーで楽しくて、その相対するものが一緒になっているのがS耐だと思います。ファンとの距離も近いし、8クラスもあるので混走のバトルも見どころですし、耐久レースならではのトラブルとかドラマとかもあって、熱いレースと楽しさが融合しているところが好きなんです」と、すっかりほれ込んでいる様子。

S耐のことは『箱推し』という数野さんですが、女性の方がS耐を楽しむ秘訣も教えてくれました。
「まずは好きな選手、カッコいい選手を見つけるのがおススメですかね。レース中の熱い雰囲気とファンサービスしているときのギャップ感がまたいいですよ。あとはサーキットの地元のおいしいものですね」

ピットレポーターのフル参戦2年目というMC平田さんは、普段はMT車のビートやフィットにお乗りで、ご自身でも軽自動車のレースに出たり、そこで実況をやり始めたりというクルマ好き。今年の富士24時間にはドライバーとしても参戦しています。

「ST-5クラスの街中で走っているクルマから、上のクラスはサーキットやクルマのイベントでしか見ることができないようなレーシングカー、スポーツカーまでが同じフィールドで走るレースというのは他にはなかなかないですし、車種の豊富さというのは魅力の一つですよね」
「一ファンとして外から観ているS耐と、お仕事として中から見るS耐は、どちらも印象が変わらないんです。レースなのでもちろんピリピリ感はありますが、それ以外ではちょっとクダけた『お祭り感』みたいなものがあったり、ファンの方との距離も近くて『裏表のない』レースです。レースだからこういう風に観戦しなければいけないということもないですし、フェスみたいな気分でサーキットにきてもらえればと思います」と語ってくれました。

さあ、ここからはS耐TVの皆さんの決勝日のお仕事ぶりもお届けしていきましょう。

第5戦オートポリスは少し変則的で、日曜の決勝日に行われたピットビューの時間帯に、各チームのポールポジションインタビューを実施。その後グリッドでも注目チームへのインタビューや、グリッドを練り歩きながら各チームを紹介していきます。

決勝レースが始まると、福山さん、数野さんは実況ブースから各クラスの順位の整理や熱いバトルの様子はもちろん、普段からチームとコミュニケーションを取っているからこそなチームの裏話やチャットのコメントなどを活かしながら、分かりやすく時にゆる~くレースの状況を伝えてくれます。

平田さんは何か動きのあるチームがあればそのピットに急行! 話をうかがったりその場から中継入れたり、インタビュー企画があったりと、あっちこっち走り回ります。
(オートポリスの実況ブースはピットビル3階で、何往復も階段の上り下りご苦労様です)

決勝レースが終われば、各クラスの優勝チームへのインタビュー。福山さん、時に鋭くツッコミ、時に一緒に喜び、5時間レースの実況を終えたばかりなのに元気いっぱいです!
そして、最後は3人でのクロージングトークと次戦の告知で終了。オートポリス戦は、8:50からスタートして、8時間以上のぶっ通しの中継となりました。
もちろん、出演者の方々も大変ですが、配信していただいているスタッフさんも、コロナ禍でサーキットに観戦に来られるファンの方も少ないとのことで、例年以上に頑張って番組を作ってくれています。
感謝感謝です!

さて、この取材を第5戦に行うということは、残りは1戦しかないではないか、というツッコミは甘んじて受け入れますが(笑)、最終戦鈴鹿は年が明けて1月23日(土)に予選、決勝が行われます。
過密スケジュールに、チームもS耐TVの皆さんも大変だと思いますが、タイトル争いの最終決着に向けた熱いレースを見せてくれることは間違いありません。
可能な方は現地で、現地に行けない方もS耐TVをご活用のうえ、サーキットに行った気分になってお楽しみください。

スーパー耐久公式サイト
https://supertaikyu.com/stv/

スーパー耐久公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

執筆: 山崎リク(編集部)

[ガズー編集部]

 

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