トヨタ アルテッツァ&GR86が私を変えた! 40代からエキサイティングな日々を楽しむカーライフ
以前はクルマに特別強い興味がなかったというMAYUさん。
ところがひょんなことから連れていかれたサーキットでドリフトするクルマたちを見てスイッチが入り、今ではアルテッツァに乗ってはサーキットを疾走し、パートナーさん所有のGR86でのデートでは山道を楽しむというエキサイティングなカーライフを送るようになったそうです。
そんな、MAYUさん×アルテッツァ&GR86のお話です。
――現在はアルテッツァとGR86を所有されている感じでしょうか?
いえ、私の名義で持っているのはアルテッツァで、GR86は私のパートナーが所有しているのを借りているという感じです。通勤でアルテッツァを使っていて、休日のお出かけでGR86という感じです。
――そうなんですね。では、アルテッツァをメインでお話を進めますが、それまでの車歴はどうでしたか?
私が最初のアルテッツァを手にしたのって45歳のころなんですね。それまでは私にとってクルマって日常の移動で使うだけという感じで特にこだわりがなくて軽自動車を数台乗り継いでいたって感じです。
――それから急にアルテッツァに行かれたわけですが……一体、何が起こったんですか?
友人にサーキットに連れていかれたんですね。そこでドリフトしているクルマを見ているうちに「私もやってみたい」と思って。それが春のことだったんですが、すぐにクルマを探し出して秋ごろにはクルマを手にしていましたね。
――車種はアルテッツァ一択だったんですか?
ドリフトをしたいというのが一番だったので、まず原則的にFRでMT車であることと、あと比較的リーズナブルな価格で買えるクルマで、子供たちがいるので4枚ドアを希望していたんです。
そうなるとトヨタ車ならアルテッツァかチェイサーになっていくんですが、予算を考えるとアルテッツァが一番手を出しやすいということで、アルテッツァを選びました。
最初は赤いクルマを狙っていたんですが、赤のアルテッツァって全国に2台くらいしかなかったんですよね。なのでそれはあきらめて、それ以外の条件が揃っていていい状態のクルマが近くのお店にあったので即決しました。
――それまで軽自動車を中心に乗っていたということだったので、アルテッツァはサイズも大きくなるし、久々にMT車の運転となるのでかなり苦労したのでは?
最初は怖かったですね。もう泣きながら走る感じで。国道走っていてもエンストばかりだったので後ろを走るトラックからクラクションを鳴らされたりして。
――それだと、嫌になってしまったりしそうですが……
ただ、クルマを買う頃に弟とパートナーがサーキットのフリー走行に私をエントリーしていたんですね。クルマが納車されて1ヶ月後にはそのサーキットを走るので、もう必死で走ってました。
――購入からたった1ヶ月でサーキットを走るって、めちゃめちゃ怖くなかったですか?
今だったらやらないと思いますけど、当時はよくわかっていなかったというか。でも、怖かったです。スピンも何回もするし。
その時のクルマの状態としてはタイヤが中古車屋さんから買った時のままだから全然よくないコンディションで、アクセルを踏んでもブレーキを踏んでもスピンするような状態だったんです。
だから一緒に乗っていた弟は最後の方になると「踏むなー!!」って(笑)。今となってはよく無傷で帰ってこれたなって思いますね。
――そんな初サーキットの感想はどうでした?
それが「楽しい!」以外になくて。自分でしっかり操りたいという思いしかなかったですね。
――それ以来、アルテッツァのチューンに熱が入った?
そうですね。パートナーのアドバイスを受けて、1つずつチューニングしていったのでその変化もよくわかるようになったんです。最初の頃はアルテッツァに乗る時は音楽を掛けずに窓を開けてクルマの音を聴きながら走ってその違いを理解していました。
――めちゃめちゃ硬派なタイプなんですね!
とことん突き詰めたくなっちゃうんですよね。できないと悔しいから。私、以前はバリスタとして働いていたんですがそこの同僚からも「職人肌」と評されるくらいで。
ひとつのことに集中してしまうので、同時にいろんなことができないというか。だから趣味も一度ハマるとずーっと突き詰めていっちゃいますね。
――アルテッツァのチューンの遍歴って覚えていますか?
買った当時でノーマルのダウンサスが入っていたんですね。最初はデフを機械式のLSDとローギヤードファイナルに替えて、そして中古の車高調を付けたりいろいろ替えていって、エビスサーキット(福島県)に行きました。
あそこはドリフト練習ができる専用のコースがあるから、もうそこで合宿ですね(笑)。
――スパルタですね! でもそのおかげで今ではドリフトもできると。現在乗られているアルテッツァも当時のものですが?
いえ、この時のアルテッツァはサーキットで壊してしまって。今のは2台目になります。買ったのは3年前くらいですね。あ、ドリフトはまだ初心者の域ですよ(笑)。
――この時はアルテッツァを狙っていたんですか?
最初のアルテッツァを壊した時に私も怖くなってしまったし、ショックだったのでもうやめようと思ったんですが、そうしたらパートナーが代わりになるクルマを探してくれていたみたいで、これはどう?という感じで紹介してくれたんですね。
当時はまだショックから抜け出せなかったんですが、だんだん乗っていくうちに回復した感じですね。
――現在のアルテッツァは購入当時からある程度チューンはされていた?
だいぶヘタってはいたんですが、TOM’Sの車高調とフジツボのエニマキとマフラー、RAYSのTE37が付いていました。そこに1台目のデフとかはまだ生きていたのでそれを移植して付けています。
――現在もそのアルテッツァでサーキットを走るし、街の移動もするということですが、パートナーさんの所有するGR86を乗るようになったキッカケは何だったんでしょうか?
彼とは休みが一緒なので、休日はほぼ一緒に行動してるんですが、よく運転させてくれるんです。彼にいろいろ教えてもらったりしながらだいぶ経験を積んできたので、信用されてきたんでしょうか(笑)。
なにしろ納車当日に運転させてくれたんですよ!私が赤いスポーツカーに憧れていたのを知ってますからね♪赤のGR86はインスタでも人気があって、投稿するときはGR86中心であげています。
アルテッツァは昔のクルマなので女子には運転きついかなというくらいに重たいクルマなんですが、GR86はとにかく軽くて楽しくて。運転するときはウハウハしながら乗ってます。
――パートナーさんとMAYUさんとでこのGR86を運転しているということですが、どちらの方が多いですか?
6:4くらいの比率で彼が運転するケースが多いです。でも、私が運転するとなっても彼は全然不安にならずに乗ってくれるので、楽しませてもらっています。
もともと彼は整備士をやっていて、今もクルマのディーラーで働いているので知識もあるし、チューンもできるし、いろんなことで全幅の信頼がおけます。
――GR86でデートに行かれると思いますが、主にどこに行きますか?
山とか峠ですね。観光地というよりも山道や峠道を走るのがメインで、おまけで観光地みたいな。最初は私のアルテッツァと2台で出かけていたので、デートなのに道中の会話がなくて(笑)。
――それぞれのクルマを楽しんでいると思いますが、愛車の自慢のところを教えてもらえますか?
アルテッツァだと、購入したのがクオリタートという特別仕様車だったんですが、前期のネオカスタマイズバンパーが好きだったので、それに取り替えたんですね。なので世界で1台しかない仕様のクルマになったというところですかね(笑)。
GR86は真っ赤なボディカラーとフルエアロでイカツくしたところがカッコいいなって。よく2人で言っているんですが「品のあるイカツさ」をテーマにして外観はカスタムしていこうって。
――今後、クルマでここをカスタムしようとかって予定はありますか?
彼曰く、GR86だと車高調に機械式LSDに強化クラッチと軽量フライホイールを入れてのお決まりコースを考えていたみたいですが、ノーマルでも速くて乗り心地が良くて、そこに酔いしれちゃっている状態なのでそこまでは考えていないです。
ただ、見た目的に車高を少しだけ落としたいかなってくらいですね。アルテッツァは、現状維持ですね(笑)。
――では、MAYUさんにとってこの2台はどんな存在になりますか?
私はクルマを手にして人生が大きく変わったんですよね。なので、「幸せをもたらしてくれたもの」ですね。
周りにいる人たちも変わったし、MT車を運転しているときに自分の自信を取り戻せるというか、自分でクルマを操っている感覚がとにかく楽しくて。サーキットを走ればアドレナリンが出るし、友達や仲間が増えますよね。
私はもう50代ですが、サーキットを走っている若い男の子たちとも仲良くなれますし、すごい刺激をもらえますよね。生活にも張りが出るし、何より自分に自信を持てるようになったのが1番かなって思います。
45歳にしてアルテッツァを駆り、サーキットで疾走するようになったMAYUさん。
最初はMT車の運転に四苦八苦していたそうですが、ステキなパートナーさんと二人三脚でクルマをチューンしながらアルテッツァではサーキットを疾走し、GR86ではデートを楽しんでいるようです。
クルマ好きなオトナ2人のカーライフ。これからも楽しい思い出が増えていくのが楽しみです!
【Instagram】
MAYUさん
【Youtube】
MAYUGAチャンネル
(文:福嶌弘)
[GAZOO編集部]
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