廃車寸前だったキャロル ターボ キャンパストップに運命を感じて購入し早10年。今では欠かせない「スーパーカー」!
廃車寸前だったマツダ(オートザム)のキャロルターボキャンパストップ(1991年式)に運命を感じて購入し、以来10年間大事に乗り続けているといういのっちさん。
彼はこれまで仕事柄たくさんのクルマを乗り継ぎながらも、このキャロルだけは手放すことなく乗り続けているそうです。
いのっちさんは一体なぜはこのキャロルターボキャンパストップを乗り続け、そしてどんなカーライフを送っているのか。お話を伺いました。
――まず、「運命を感じた」というこのキャロルとの出会いについて詳しく教えてください。
僕は今スズキのサブディーラーでもあるクルマ屋さんで働いているんですけど、10年くらい前にたまたま会社で廃車にされそうなクルマがあって、かわいそうだと思って買い増ししたのが、このマツダの2代目キャロル ターボキャンバストップだったんです。
――この型のキャロルはスズキ・アルトのプラットフォームをベースにマツダが自社生産したというちょっと変わったモデルですよね。でも、仕事がらこのクルマ以外にも廃車になりそうなクルマとたくさん接してきたのでは?
そうですね。でもこのクルマになんか運命を感じてしまったんですよね。例えるならマンガ『湾岸ミッドナイト』でアキオが悪魔のZに出会ってしまったみたいに(笑)
――いのっちさんがキャロルに選ばれたとも言えますね! 購入したときはどんな状態だったのですか?
走行距離はたしか8万9000kmくらいでしたけど、まあ、結構ボロボロでしたね。なので買った後は修理を兼ねて少しずつ手を入れていきました。
――具体的にはどんなことを?
僕がこのキャロルで一番好きなところは電動のキャンバストップで屋根が開くところなんですけど、買った時はビリビリで…。でもマツダに問い合わせたら在庫が2個あるというから急いで買って貼り替えました。それだけでも8万円です。
クルマは1万8000円でかったのに(笑)。
――1万8000円ですか!? 本当に格安だったんですね
他にもボンネットにカーボン調シートを貼ったり、当時もののスズキスポーツ製マフラーに交換にしたり、ワタナベのホイールに履き替えたりと、リフレッシュついでにこだわったパーツを装着しています。
ちなみにステアリングは最初の愛車からずっと使い続ける大好きなナルディのクラシックです。
あ、それと公認をとってオートマからマニュアルに載せ換えて、乗用車から貨物車に構造変更して2名乗車にしています。
――オートマからマニュアル化とは大掛かりですね!
手に入れた時はオートマで楽しく乗ったらいいかなと思っていたんだけど、やっぱり3速のオートマ車だとちょっとしんどいなーと思っていました。
そんな時、インターネットオークションでワゴンRの5速ミッションが2万5000円で出品されているのを発見して載せ換えたところ、楽しく走れるようになっただけじゃなくて燃費も良くなりました。
実際、冬にスノーボードに行った時には20km/Lくらい走りました。
――それはすごいですね! それではこの10年間で乗っていて困ったことってありました?
一番は、会社のみんなと浜松のスズキ歴史館まで向かっている途中にオーバーヒートしてしまったことですかね。シリンダーヘッドが歪んでしまったのでエンジンをオーバーホールしました。
あとは燃料タンクがサビサビだったから1回交換したくらいで、それ以外は快適に乗っていますよ!
――きちんと必要なメンテナンスを行っているから長く乗っていてもトラブルも少ないのかもしれないですね。となると、やっぱり普段からこのキャロルがメインカーなのですか?
そうですね。今はこの他にBMWも持っていますが、このキャロルは通勤や近場の買い物もラクだし遠出もできる。それに乗っていて楽しいですから。
――いのっちさんの愛車への欲求をすべて満たしてくれているというわけですね。ちなみにこれまではどんなクルマに乗られてきたんですか?
180SXにスカイライン、ゴルフにチェイサー、エブリィ、そこからいろいろありすぎて…(笑)。
――車種もジャンルもいろいろですね。そんないのっちさんがクルマ好きになったきっかけはなんだったのですか?
中学の時に読んだ漫画『頭文字D』かな。それからはずっと机にエンジンの絵とか書いてましたね。それまでは親父が飛行機系の仕事だったこともあって、クルマより飛行機に興味があったので。
――頭文字D、やっぱり多いですよね! 今は街乗り以外でもキャロルでドライブに行かれたりするんですか?
そうですね。いろんなところに行きますけど、一番は昔から好きな首都高ドライブです。
――首都高ドライブの魅力ってなんですか?
パーキングで休憩していると、いろんな人に出会えるところかな。前に友達と一緒に首都高ドライブに行ったとき、その友達が昔一緒にドライブしていた人と20年ぶりくらいに再会したことがあったんですが、そういうバッタリした出会いが多くて好きです。そして、そういう場所にキャロルで行くのが楽しいんですよ。
――楽しいキャロルライフを送られているんですね。今後、なにかキャロルにしていきたいことはありますか?
走行距離が14万kmを超えて、ボンネットに自分で貼ったカーボンシートも色褪せてきちゃったので、やっぱりボディをオールペンしたいよね、可愛らしい色に。
そうそう、この2代目キャロルキャンバストップ仕様車には「ミ・レディ」ってグレードがあるんですけど、それを意識してクルマのナンバーは「1107(いいおんな)」にしているんですよ!
そんなキャロルへの愛を感じる素敵なエピソードをたくさん語ってくれたいのっちさん。最後にこのキャロルの存在について伺うと、「僕のなかでは、スーパーカーですね!」と答えてくれました。
見た目はちょっとやんちゃな軽自動車ですが、いのっちさんにとっては走りに求めるすべてを叶えてくれる一台ということでしょう。
今では街で見かけることはほとんどない、2代目キャロル ターボキャンパストップ。しかし少なくともこのいのっちさんが所有する『可愛くて乗って楽しい軽ターボ』は、彼の相棒としてこの先何年も街中で躍動し続けるに違いありません。
【Instagram】
いのっちさん
(文:西本尚恵)
[GAZOO編集部]
マツダのこだわり愛車の軽カー、ハッチバック
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