まるで夫婦のような関係性!? 日産 スカイラインGT-Rと過ごす日々は仕事の大きなモチベーションに!
ひょんなことから参加したイベントでスカイラインGT-Rの魅力に取りつかれて以来、スカイラインGT-Rを愛してやまないkirakira_bnr32さん。
20歳の時に念願かなって手に入れて以来、故障続きで時に旅行に行けなくなることがありましたが、それでもスカイラインGT-Rが大好きという思いで毎回修理して乗り続け、満足度の高いカーライフを送っているのだとか。
そんな、kirakira_bnr32さん×スカイラインGT-Rのお話です。
――現在はR32スカイラインGT-Rに乗っているkirakira_bnr32さんですが、ここまでの車歴を教えてもらえますか?
最初は兄が乗っていたスバル インプレッサのG4っていうセダンをもらって乗って、このクルマは2台目になります。18歳で免許取って、最初はGT-RでもR34がいいなって思っていたんですが……。
でも、イベントでR32のGT-Rを見たらもう一目惚れしちゃって(笑)。「いつか乗るぞ!」と夢見ていました。
――そのイベントからR32 GT-Rが憧れのクルマになったんですね。ただ……すごく人気のある車種だけにお値段もかなりしますよね?
そうなんですよね。最初は白のクルマがいいということで探していたんですが、それ以上にR32 GT-Rに乗りたいという気持ちが強すぎて、色とかクルマの状態は度外視するようになりました。
そんな時にたまたま近所のクルマ屋さんでR32 GT-Rが1台だけ販売されているのを見つけて。実車を見に行った時にもう即決でした。それが20歳くらいの頃です。
――速攻で決めた感じだったと思いますが、クルマの状態とかはどうでしたか?
僕が買った時点でもう純正ではなかったんですよ。よくわからないメーカーのエアロが組まれていて、純正のウィングもなかったし。今思えば条件はあまり良くなかったかもしれないですが、ただ内装だけはキレイだったんですよね。
エアロとかに関しては自分が純正部品を集めて組めばいいだけの話なので、内装のキレイさを重視して買いました。
――当時20歳のkirakira_bnr32さんにはかなり大きな買い物に思われますが、支払いはどうでしたか?
もちろんローンです。当時学生でローンが組めるかどうかが心配でしたが、もうすぐ卒業で就職が決まっていたことが幸いして、無事にローンが組めたんです。これが大丈夫だったらもう買わないという選択肢はないので、喜んで買いました。
――学生のうちに大きな買い物をするということで、ご両親の反応はどうでしたか?
最初は「ホントに買うの?」みたいなリアクションでしたが、ローンの書類とかも僕が勝手に出しちゃったので、「ローンが通ったから買う」と事後報告をしました。その段階まで来ちゃったら、親はもう止められなくなるので作戦勝ちかもしれないです(笑)。
――念願叶って手に入れた愛車ですが、最初の達成感はすごかった?
それもありましたが、いかんせん古いクルマなので「これから大切に乗るぞ」という思いや「これからやることがたくさんあるぞ」という思いの方が強かったです。乗りたいときに乗るようにはしていますが、今でも雨の日は運転しないようにしていますね。
――決していいコンディションではなかったがゆえに、やりたいこと、気を付けることもたくさんあるんですね。購入当時の周りの反響はどうでしたか?
僕がこのクルマを買うのを後押ししてくれたのが、行きつけの喫茶店に集まるクルマ好きの常連客仲間なんですね。そこの仲間もGT-Rやハコスカ、ケンメリやZに乗っている人たちでそれに影響されていたんで、やっと仲間入りできたなって感じでした。
――喫茶店での仲間たちからしたら「ついに買ったか!」ってリアクションでしたか?
そうなんです。買う前からいろいろ相談していたし、クルマを見る時はどこを見たらいいのかとか教えてもらってもいました。一緒に見に行ってもらったこともありますから。
――教えてもらったアドバイスで特に覚えていることってありますか?
覚えているのは「古いクルマだから、直すことを前提で考えたほうがいいよ」ということですかね。古いクルマで状態が悪いのはしょうがないからということだったんですが、この言葉があったからあまりいいコンディションではなくても買おうと思えましたね。
――周りの環境に恵まれている感じがするのですが、ご家族もクルマがお好きだったんですか?
兄貴がクルマ好きだったというのも、僕にはかなりの影響がありましたね。僕とはジャンルが違うのですが、GT-Rを買った時は「買ったの!?」という感じでかなり驚いてくれました(笑)。
――そんな愛車GT-Rを手にして最初のドライブは?
僕は熊本に住んでいるので、阿蘇に行きましたね。ミルクロードを登っていくと景色がめちゃめちゃキレイなのでそれを見たかったし、信号が少ない道なので運転も楽しめるなって思って。この時はひたすらテンションが上がってましたね。
これ以外でもどこに行くにも絶対写真は撮ってます! このクルマを買ったのがキッカケでカメラも買いましたし。
――写真もいろんなところで撮っていますね
このころからカメラにもハマって、地元は桜とかいろいろな花がきれいですし、夏はホタルもいるしっていう環境だから、クルマと合わせて撮ってみたいという欲が出て。
――クルマ好きのお仲間も多いということでオフ会とかも行かれたりしますか?
いや、意外と行かないです。喫茶店仲間と普段クルマ談義をして楽しむんですが、休みが合う人とかとは一緒にツーリングに行ったりします。ちょっとしたサークルみたいな感じですかね。そこから交友関係が広がっています。おじさんばかりですけど(笑)。
――世代がちょっと違うので、話合わないかな?みたいな不安はなかったんですか?
それはなかったです。僕も古いものが結構好きで、歌手でも最近のアイドルよりもハマショー(浜田省吾)やBOOWYが好きなので、当時の話を聞くのも楽しくて。もしかしたら同級生と喋るより楽しいかもしれないです。
――愛車で特に好きなポイントはありますか?
一番好きなのはフェンダーラインですね。ボンキュッボンじゃないけど美しいんですよね。写真撮る時もそれを表現したくて意識して撮りますね。
――逆にこのクルマで不具合やトラブルみたいなことはありましたか?
トラブルばっかりですよ(笑)。実は3ヵ月前にも修理に出したばかりで。この時は喫茶店仲間たちと愛車をフェリーに乗せて北海道に行く話があったんですが、僕はその時クルマが修理中だったので行けなくて。
1か所直すとついでにここもここも直しちゃおうみたいな感じで先に先に直すようにしていたので、結構お金をつぎ込みましたね。
――正直、そんなに壊れてお金を費やしてくると嫌になっちゃうと思うんですが、手放そうと思ったことはないですか?
ないですね。一度も。どんなに壊れてもまだ乗りたいって思っちゃうんです。そして不思議なことに毎回ボーナス時期に故障するんですよ(笑)。
――外観は結構いじっていましたが、内装は特に手を入れました?
最初フルバケットシートが入っていたんですが、僕にはきつかったのでR34の純正シートの方が好みだったのもありそれに変えました。それが理由でホイールもR34のものにしました。あとはメーター系を追加したくらいですね。
――このクルマで今後やりたいことや予定はありますか?
やりたいことはたくさんあります。1番はクルマのコンピュータを換えてセッティングを直そうかなっていうのと、あとはマフラーを静かなものに換えたいです。修理しつつ純正に近づけていきたいというコンセプトもあります。
――では、そんなGT-Rってkirakira_bnr32さんにとってどんな存在ですか?
「これから先もずっと一緒にいる存在」……パートナーですかね。例えば仕事で嫌なことがあった時、辞めたいと思うことがありますが、辞めちゃったらこのクルマを維持できなくなるから辞めずに頑張ろうというモチベーションになるし、そもそも家に帰れば会えるという元気のもとにもなる。
――まるで奥さんのことが大好きな旦那さんみたいですね。すごく一途で!
それ言われたことあります(笑)。あと、3年後の計画で考えているのがクルマを絶好調のコンディションにして、このクルマで北海道に行きたいなって。この前行けなかったのでリベンジの意味もありますね。
取材時、キラキラした表情で愛者であるスカイラインGT-Rのことを語っていた姿が印象的なkirakira_bnr32さん。自身よりも大人が多い喫茶店仲間の方々ともクルマ談義に花を咲かせ、休日にはドライブに出かけることも多いそうです。
そして印象的だったのが「このクルマが何度壊れても、絶対に手放したくない」と語ってくれたこと。これだけ愛してくれるオーナーに巡り合えるとは、スカイラインGT-Rもきっと喜んでいることでしょう。
【Instagram】
kirakira_bnr32さん
(文:福嶌弘)
[GAZOO編集部]
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