2年前の私からは信じられない! ひょんなことから出会ったMT車のマツダ デミオで毎日がより輝きました!!
Teiko Shimoyamaさんは2年ほど前まではクルマを所有するどころか、運転免許すら所有していなかったんだとか。必要に迫られて免許を取得して、ひょんなことから初マイカーを手にすることになりましたが……。
マニュアル車の運転の大変さを経験して、運転の楽しさに目覚めた彼女はいつしかクルマ好きに大変身。今では旦那さんと週末にドライブするのが何よりの楽しみになったそうです。
そんな、Teiko Shimoyamaさん×デミオのお話です。
――インスタのプロフィールを見ると、すごく個性的なプロフィールだったのですが……。まずは自動車の運転免許を取った経緯を教えていただけますか?
はい。私はもともとフランスに4年間住んでいて、日本に帰ってからは自分の学業を継続しつつフランス語の非常勤の講師として働いていたんです。そうしていたら2年前の春に「フランスで仕事ができそう」ということになったんです。
フランスは日本と違って9月から1学期が始まるので、勤めていた学校が3月で終わってフランスの新学期が始まる9月までの半年の間にクルマの免許を取ろうという感じでした。
ただ……、
――ただ……?
その話があったのが、ちょうどコロナウイルスが世界的に流行しはじめた時期ですね。なので免許を取得している間にフランスに行く話自体がなくなってしまったんですよ。
――せっかく免許を取ったのに、それは残念ですね……
そうですね。ただ、このころの私はフランス行きをまだあきらめていなくて。なので自動車学校を卒業してすぐくらいからフランスで乗るのに練習できそうなクルマを買おうと思いました。
私の住んでいる愛媛県はクルマがないと生活しづらいというのもありましたし。
――これまで特別クルマに興味があったわけではなかったということなのでクルマ選びも大変かと思いますが、どんな基準でクルマを探しましたか?
フランスへの移住前に練習したいという思いが強かったので、とにかく安いMT車。フランスはMT車が多いのを考えて私もMTの免許を取得したので、それは絶対でした。
あとは私自身が運転に慣れていないというのもあるからコンパクトカー一択でしたね。それで愛媛県内で手に入るものを探しました。
――条件としてはかなりピンポイントな選び方ですが、候補にはどんなクルマが?
この時はホンダのフィットとマツダのデミオが松山市のお店で見つかったんです。私はクルマのことをよく知らないので、クルマ屋さんをやっている知り合いから「実際に見に行って、雰囲気で決めたほうがいい」とアドバイスを受けて、2台とも見に行ったんです。
――その中でもデミオを選んだ理由とは?
最初にフィットを見に行った時、お店のオーナーさんから「誰でも運転しやすいいいクルマ」と紹介されたんです。小奇麗な恰好で雰囲気のいい人だったのでいいなと思ったんです。
一方のデミオのお店はトレーナー姿で無精ひげのオーナーさんで若干の不安を覚えたのですが(笑)、「このクルマに乗れるようになったら、どんなクルマにも乗れるようになる」ってデミオを紹介してくれたんです。
――お話を聞く限りだと、フィットを選びそうですよね。なのになぜ、デミオを?
そうですよね(笑)。ただ、私って昔からクルマに限らず「難しい方」を選びがちなんですよ。簡単なことと難しいことだったら難しい方を選んだほうが学ぶことが多いというか。なのでデミオの方がきっとこの先面白いことが起こると思ったんですね。
値段や走行距離とかのコンディションもほぼ同じだったので、それならデミオにしたいと思いました。
――セールストークに惹かれた感じですね
まるで台本があるみたいに正反対のことを言われましたね(笑)。私の性格をわかっているのかなって思うくらいに。
――必要に迫られて購入した感じですが、初めて運転したときってどんな感想を抱きましたか?
ヤバかったです(笑)。教習所の頃からそうですが、フランスに滞在していた時の癖が出て気を抜くと右車線の方に行っちゃいそうになるんです。教習所の教官にもよく注意されましたけどね(笑)。
あと急ハンドル急アクセルな運転の仕方だったから、ホントに怖かったですね。
――納車の時とかは大変だったんでしょうね
そうなんです。教習でしか運転したことがないのに、いきなり松山から私の住んでいる今治の方まで運転することになって納車の時も困ったんですが、購入したクルマ屋さんのオーナーさんが納車時に助手席に乗ってついてきてくれたんです。
もともとオーナーさんはスーパー耐久にも出場するくらいの腕前の方だったので、横でギアを上げるタイミングを教えてくれて。結果、1時間くらいの道のりだったのに自宅までついてきてくれて無事に帰れました。
――お店からご自宅までの1時間のドライブがターニングポイントになったんですね!
そうですね。それから1ヶ月くらいは母親を隣に乗せて朝3時くらいから運転してとにかく練習しました。そのあともクルマ屋さんのオーナーさんが特別にレッスンしてくれて。
そのころから運転にも慣れてきたし、自分で操って走る感じが楽しくなりましたね。そのあたりからのめり込んで行きました。
――クルマのイベントに参加されるのも増えたみたいですが……?
クルマ屋さんのオーナーさんがレンタルのロードスターを試乗させてくれたり、この前はマツダのイベントに出るということだったので、夫と一緒に参加してみようかなと。夫も大のクルマ好きというわけではないので2人してクルマ系のイベントはそれが初めてでした。
――初めてのイベントだといろんなことが新鮮に見えますよね?
そうなんです。印象的だったのは音とニオイですね。現場での臨場感がどのスポーツよりもある気がするので、一気にモータースポーツにハマりました。
――運転も慣れてきたと思いますが、ドライブとかってよく行かれますか?
よく行くようになりましたね。時間を見つけて出かけるようになってますね。実はさっきまで話していたデミオはあちこちぶつけてしまって、買ってから2年で買い替えることになりました。なので今乗っているのは2台目のデミオなんです。
――買い替えた後もデミオ?
そうです。またマニュアルのデミオにしちゃいました(笑)。
――それだけ苦労しただけに正直、マニュアル車はもう選ばないかなと思ったんですが……?
確かに別にマニュアルにする必要もないという買い替えなのに、また選んじゃいましたね。
実は代車を貸してもらった時にATの軽自動車ですごく楽だったのは確かだったんですが、やっぱり難しい方に乗りたいし、やっとマニュアル車の面白さもわかってきたからまだ乗りたいなって。
そもそもマニュアル車って今かなり台数も少なくなってきていますし、乗れるうちにマニュアル車に乗りたいなという思いが強かったので、もう一度マニュアルのデミオを選びました。
――前のデミオと比べて乗り味はどうでした?
今のデミオはディーゼルエンジンだからか、前のデミオは40キロで5速につないでも特に問題なかったんですが、今のデミオは4足で十分だなって。
最初はギアを上げる楽しさがあまりないので面白くないかなとも思いましたが、コツがわかってきたので快適な運転ができるようになったかなって気がしますし、楽しく乗れていますね。
――お出かけも増えましたか?
増えましたね。今のデミオになってから夫もデミオによく乗るようになりましたね。前は絶対に自分のクルマで出かけるようにしていたのに、今はちょっとした遠出なら私のデミオ一択ですね。
――このデミオで気に入っているのはどんなところですか?
走りですね。デミオに限った話ではないと思いますが、マニュアル車って燃費が運転の巧拙で変わりますよね? なので私はカタログ値の燃費を目指して運転するようになりました。
「もっとうまくなりたい」という私の思いを刺激してくれるクルマだなって思います。
――今後、デミオでやりたいことってありますか?
夫にデミオのポジティブキャンペーンをすることですね。実は夫が転勤族なので、引っ越す時にクルマ2台だと難儀するなぁということで、もし手放すとしたらデミオなんじゃないか?となっていて。
なのでもっとデミオに愛着を持ってもらって、転勤先に一緒に連れて行ってもらえるように今、いろいろポジティブキャンペーンをやっています(笑)。
――そんなデミオって、どんな存在になりますか?
完全に「相棒」ですね。今までクルマに乗らなかった人間だったのに、この2年で大きく変化したし、2年前の自分からは信じられないことでしたね。こんなにクルマのことを調べて好きになるなんて思わないし、クルマを擦ったりすると「ごめん!」っていう気持ちが芽生えてきたりして。もうただのモノじゃなくなっちゃいました。
2年前に免許を取得したばかりで、最初はマニュアル車の運転もおぼつかなかったというTeiko Shimoyamaさんでしたが、親切なお店のオーナーさんの元で初マイカーを購入したことが幸いして、運転技術とクルマへの愛着がグングンと上がっていくように。
もし予定通りにフランスに行っていたら、こんな素敵な出会いがなかったかもしれないと考えると……、カーライフも人生も何が起こるかわからないという感じがします。
これからも愛車デミオで旦那様とステキなカーライフを過ごしてほしいと願うばかりです!
【Instagram】
Teiko Shimoyamaさん
(文:福嶌弘)
[GAZOO編集部]
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