こだわり抜いた、見せない収納。汚れ1つないMAZDA3

転職を機に、落ち着いたデザインのクルマに乗り替えたという「中根さん」。それまではスバル・レガシィB4オーナーで、スポーツランドSUGOの耐久レースイベントに参加するなど、走り中心のカスタムをしたクルマに乗っていたのだとか。

もともとMAZDA車には興味が全くなかったという中根さんが、MAZDA3を愛車として迎え入れ、こだわり抜いたカーライフを送る理由は?

今回は、中根さん×MAZDA3のお話をお届けします。

――MAZDA3を愛車として迎え入れたキッカケは?

新しいクルマに乗り換えようと漠然と考えていて、前の愛車だったレガシィB4をお盆に業者に売却したんです。次は、カローラスポーツを検討中だったので、トヨタディーラーに行ったは良かったのですが……お盆でお休み。
というか、どこのディーラーも閉まっていたんです(笑)。

それで、たまたま開いていたのがMAZDAディーラーで、そのまま購入したという感じです。担当してくれた営業さん(北海道マツダ労働組合・西館さん)がクルマ好きで意気投合してしまい、中古車で展示していたアクセラセダンを契約しました。

――ん? アクセラセダン? MAZDA3じゃなくて?

そうなんです……。
レガシィB4の替わりのクルマを見つけなくては!と焦っていたんですけど、よくよく考えたら「乗りたいクルマってアクセラセダンだっけ?」となったというか(笑)。
というのも、2018年に開催された札幌と東北のモーターショーで、MAZDA3のコンセプトカーがカッコよかったのを思い出したんです。

それから乗りたいという気持ちが強くなってしまい、アクセラセダンの納車前にMAZDA3の見積もりをお願いして、納車日に「説明書もあるし納車説明は適当でいいから商談しよう」と言い、その日のうちにMAZDA3を契約してしまいました。
アクセラセダンは、父の元へ……。

――そこまでMAZDA3に惚れ込んだ理由は?

外装の出で立ちが綺麗なだけでなく、内装の質感が高級というところが気に入りました。レガシィB4の時は、速く走れることに満足感を得ていたのですが、年齢を重ねるうちに上質な空間に身を置きたいと思うようになったんです。

バーガンディ革シート、Signature Styleフルエアロ・BBSホイールなどを純正で装着し、シンプルだけど存在感があるということをコンセプトとしています。
自分で1番気を付けようと思っているのは、レガシィB4の時のようにイジりすぎないことですね。変にバランスを崩したくないし、メーカーが提案するスタイルでも十分楽しめるぐらい、完成されていて飽きもこないデザインだと思っています。
だから、車内もゴチャゴチャさせず常に整理整頓されています。

――確かに。内装のお写真を見せて頂きましたが、とても綺麗でした。これって、撮影時だけではないんですね。

もちろんです!
非日常を味わうために、生活感が出ないようスッキリとさせることで特別な空間にしたいんです。新車のような綺麗な状態を長く保つために、ピアノブラックのパネルは取り外し、プラモ用コンパウンドで磨き小さな傷が付かないようにしています。ドアについている、窓の開閉ボタン類もカパッと外して細かい所まで拭き取るなど掃除を徹底しているんです。

MAZDA3のコンセプト自体が「引き算の美学」なので、造られたものに足し算したくないという気持ちから、スマホホルダーや充電機なども見える形では置いていません。スマホ充電も小物入れに置いただけでワイヤレス充電できるように、市販充電器を解体してパネル裏に組むというDIYをしています。

――す、すごい!あくまでもコンセプトをこだわりつつカスタムとは……

凝り性でトコトンやってしまう性格なので、カスタムしすぎないようにセーブするのが大変です。唯一、コンセプトを守りながらカスタムしたといえばLEDフットランプですかね。純正オプションと同様、ナビで光量が調整できるものを自作しました。
自作といっても、純正にあるオプションとほぼ同様のものを再現していて、メーカーが提案するスタイルということで、自分の中では「やりすぎのカスタム」ではないと思っています(笑)。

――自作出来るんですか!?

半月くらいかかりましたが、なんとか出来ました。配線を自分で組み換えたりなどして、ドアオープンとIGオフでフワッと点灯する仕様になりました。色味も真っ白で、ちょっとだけ高級感が増した感じがして大満足です。

レガシィB4にLEDをつけまくっていたので、ここにきてその知識が生かされるとは思いませんでした(笑)。

――これからも、素敵なカーライフが送れそうですね!

コロナが落ち着いたら、道東へ厚岸の牡蠣まつりに行けたらなと思っているんです。行き当たりばったりの旅が好きなので、GoToトラベルのタイミングで、フェリーに車を乗せて東北へ行ったことがあったんです。高速を使わず、1900kmの長旅だったんですけど至福の時間でした。トラクションコントロールの性能や、ワイディングを走ればまさにオンザレールで思い通りに動くことなど、MAZDA3の性能を再評価する旅になりました。また、そういう旅をしたいですね。

コロナで外出を控えていたので、納車後26か月弱で17,000kmと、クルマに乗るよりボディを磨いている時間の方が今のところ長いですから(笑)。

楽しそうなカーライフを送っている中根さんを見てか、アクセラセダンに乗っていたお父様もMAZDA3を愛車として迎え入れたのだとか。
親子2代に渡って虜にするMAZDA3の魅力は、本物と言えそうです!

【みんカラ】
wata@BPさん

(文:矢田部明子)

[ガズー編集部]

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