MT練習のためなら「何でもよかった」はずが、2台乗り継ぐほどの相棒になったスイフトスポーツ。その魅力とは?
ジャパニーズ・ホットハッチの象徴といえば、黄色のスズキ・スイフトスポーツ。そんな辛口モデルを相棒にするのが、「まなみ」さんです。
MTの練習のために買った“スイスポ”も、今では2台目。現在はヒール&トゥを練習し、サーキットまで走りにいくようになったとか。
今回は、まなみさん×スイフトスポーツの蜜月な生活をリポートします。
――最近はAT限定で免許を取得する方も増えています。あえてMT免許をとったのはどうしてですか?
実家のファミリーカーがセレナだったので、小学校の頃から日産のディーラーに行く機会が多かったんです。ついていくと飴がもらえたりして(笑)。
展示車やパンフレットなどを目にするうちに、フェアレディZに惹かれていきました。2シータークーペってカッコイイ、そんな風にずっと思っていたんです。
――最初の愛車にMTの“スイスポ”を選んだ理由を教えてください
せっかくMTの免許を取ったので、何でも良いから練習するためのクルマが欲しいと思っていました。
クルマに詳しい友人にスイフトスポーツがいいんじゃないの、と教えてもらったのと、母が日産マーチのMTに乗っていたこともあり、そのくらいのサイズ感のMT車がいいなあ、と。
そんな時、中古車屋さんに見に行って出会ったのがZC31S型のスイフトスポーツでした。
――それから現在のZC33S型に乗り換えたきっかけは?
最初の愛車の車検が迫ってきて、手放すことを考えていた頃に弟と東京モーターショーに行ったんです。そこで“見ちゃった”のがZC33S型のスイフトスポーツでした。
内外装がとにかく好みで、「え、カッコイイ」とひと目惚れ。フロントフェイスも私好みだし、2本出しのマフラーが見えているのも素敵だと思って、自分で本当に乗りたいと思った新車を買おう、と決めた瞬間でした。
――どうして黄色のボディカラーを選んだのでしょう?
まずはスイスポ=黄色、というイメージがありました。それに、街に溢れている白や黒のクルマはわざわざ選びたくないという気持ちもあって、買うなら黄色しかないと。目移りは一切しませんでしたね。
――スイフトスポーツの2代目から最新の4代目に乗り替えて、どんな風に違いを感じますか?
最初の2台目モデルはNAで、いじりがいのあるクルマでした。いまのZC33はターボなのでポテンシャルが高くて、純正のままでも十分楽しく乗れるクルマだと思います。
――スイフトスポーツと出会って、生活に変化はありましたか?
それはすごくありますね。クルマを通して、色々なコミュニティの人と触れあうようになり、自分自身の考え方も随分変わりました。
それまではこんなにあちこち出掛けるタイプではなかったのですが、今は“この子”と一緒に出掛けることがとても楽しいんです。春は桜を、秋は紅葉を探しにいったり、四季を感じるようになったと思います。
――結構遠出もされているようですね
愛車関連の投稿をしているInstagramを通じて、知り合った友達がたくさんいます。その方たちに会うために、ひとりで兵庫県や石川県までどんどん行くようになりました。
運転すること自体が結構好きだし、いまの愛車のおかげもあって、今住んでいる埼玉から兵庫まで、ひとりでドライブしてもあんまり疲れないんですよね。
――本当に運転することも好きなんですね! 何かカスタムはしていますか?
まず、最初の愛車だったZC31S型のときについていたMOMO製ステアリングを今のZC33S型へ移植しています。あとは、ルーフを黒に塗装して、車体が低く引き締まって見えるようにしています。
内装も、元々クリーム色だったのを、自分で手作業して黒基調に染め替えました。
――サーキットに行くこともあるようですね
いまの愛車に乗るようになって、走行会へのお誘いをいただくようになりました。「私みたいな初心者でもいいの?」と最初は不安もありました。
でも、いざサーキットで走ってみると、対向車もいなければ、速度制限もない。“この子”とサーキットを走るの、すごく楽しい!と開眼(笑)。
最初は隣りにサーキット経験のある方に乗ってもらって、どういう走り方をすればいいのか教えてもらえたので、安心できました。
――ヒール&トゥも練習中だとか?
はちゃめちゃに練習しています(笑)。今は、街乗りくらいのスピードならまあまあ出来るくらいになりましたが、サーキットではどうかな?といったくらいの実力です。
――Instagramを拝見すると、インパクトレンチやブロワーを購入されたという投稿もありますね
サーキット走行となると、タイヤ交換が必須です。でも、手動ではチカラが足りないので、インパクトレンチを購入しました。
ブロワーは洗車時に水滴を吹き飛ばすために使っています。基本的に自分の手で洗車していて、愛車はいつも綺麗に保つようにしています。
――いまの愛車の不満点をあえて挙げるとすれば?
そうですね……、車中泊をするときに後席がフルフラットにならないことでしょうか。あと、私の身体にはちょっとシートが大きいかな。
でも愛車のパーツをあまり変えたくないという気持ちがあるんです。でも不満点って、逆に言うとそれくらいなんですよね。できれば、“この子”の寿命が来るまで乗り続けたいと思っています。
愛車を“この子”と呼ぶたびに、愛着の深さがこちら側にもしみじみと伝わってきたまなみさん。
もしかしたら、あと数年、いや数ヵ月後には、サーキットで快音を響かせながらヒール&トゥを決めているスイスポとまなみさんの勇姿を見かけることができるかもしれません。
【Instagram】
まなみさん
(文:三代やよい)
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