10年以上乗っていてもいまだに大好き! スズキ スイフトスポーツと家族と過ごす何気なくとも愛おしい毎日
結婚して、パパになった佐山敬さんが自身2台目の愛車として購入したのが、スズキ スイフトスポーツ。
クルマを購入してすでに14年が経過したとのことですが、買い替えを検討するどころかクルマへの愛情は未だに冷めず、オリジナルのカスタムを楽しみながら、週末になると家族でドライブに行くのを楽しんでいると言います。
そこまで佐山さんの心をガッチリと掴んでいるスイフトスポーツの魅力とはいったい何でしょうか?
そんな、佐山敬さん×スイフトスポーツのお話です。
――かなり仕上がった感じのスイフトスポーツに乗られていますが、これまでの愛車もこうしたカスタムを施してきたんですか?
ありがとうございます(笑)。このクルマの前はスズキのKeiにしか乗っていなくて、これも10年以上乗っていてカスタムもしてきたんですね。実はこのスイフトスポーツも手にして14年目になります。
――1台を相当長く乗られているんですね! ではKeiからスイフトスポーツへの買い替えのキッカケは何だったんでしょうか?
結婚して長女が生まれたことですね。Keiって2ドアだったので妻と2人ならまだしも子供が生まれるとなると2ドアのクルマはやっぱり不便だったんです。
それで4ドアのクルマを探し始めて、家からスズキのディーラー店が近かったので販売していたスイフトスポーツを選んだ感じです。
――お話を聞いているとスイフトスポーツよりも大きなクルマ、例えばスズキ車のミニバンだとランディとかを選ぶのかな?って思ったのですが……?
それが……自分がミニバンをあまり好きではなくて(笑)。ファミリーカーとはいえ、走っていて楽しいクルマがよかったんですよ。前のKeiもMT車だったので、この時もMT車は絶対条件だったというのも大きかったです。
――それだとスイフトスポーツはピッタリな選択ですね!
そうなんです。もともとテンロク(1.6L)でNA、それでMT仕様のクルマに憧れたところもあったのでスイフトスポーツはまさにドンピシャで、展示されていたクルマが手ごろな価格で販売されていたので即決でした。
――いわゆる新古車として買われたんですね。Keiからスイフトスポーツへの乗り替えということで乗り味がだいぶ違うかと思いますが……?
違いましたね。前のKeiもだいぶカスタムはしていたんですが、排気量が上がったからか運転が楽になったという印象があります。高速道路とか坂道とかアクセルを踏むとしっかりと応えてくれる感じがします。
私の住んでいる街は割と坂道が多いので実感することが多かったです。
――購入当時はまだ赤ちゃんだった娘さんもだんだん大きくなってきて、クルマについての感想が出てきそうですが、何か言われたりしますか?
あのころ赤ちゃんだった長女は中学生になりました。そのあとにも子供が2人生まれたのですが……子供たちからは「狭い!」ってよく言われますよ(笑)。
――正直、5人家族でスイフトスポーツというと確かに手狭な感じは否めないですが……買い替えようという発想はないのでしょうか?
今のところないですね。というのも、このクルマを手放してまで乗りたいと思えるクルマにまだ出会えていないんですよ。トヨタからヤリスのGRが出た時には気になったのですが、やっぱりスイフトスポーツがいいなって。
――乗っていて14年が経つということで、そろそろクルマにも故障や不具合が起きるケースがあると思いますが……
最近ちょくちょくガタが来ているなと思うことはありますが、今まで大きな故障はないんですよ。エンジンもよく回ってくれるし、ホントに優秀なクルマですね。せいぜいバッテリー上がりとかオイル漏れくらいしかなくて。
――ちょっと失礼かもしれませんが、同じクルマに10年以上乗っていると飽きちゃったり、浮気して別のクルマに乗ったりということは考えなかったですか?
それが僕、そういう発想がないんですよ。ちょっとヘンなのかもしれないですね(笑)。今でも買ったころと同じような気持ちで乗れちゃうし、まだまだ面白いクルマだなって思っているんです。
――そこまで佐山さんの心を惹きつけているスイフトスポーツの魅力って、どんなところにありますか?
買ったころは5ナンバーサイズのクルマなのにスポーティに走るのが楽しかったのですが、その気持ちが今でも消えていなくて。乗っていて楽しいんですよね。
――このクルマのドライブで印象深いところはありますか?
ドライブだと箱根とか山の方によく行くのですが、家族もそれに付き合ってくれるのが思い出深いですね。
――箱根だと家族で温泉とかを楽しむんですか?
いや、多分我が家が変わっているんだと思いますが……行き先だけを決めたらあとはノープランなんです。温泉を目当てに箱根に行くのではなく、箱根に行ってから何をするか決めるという感じで(笑)。
ただ、箱根にある甘酒茶屋は家族そろって気に入っているのでよく行きますね。
――先ほど娘さんから「狭い!」なんて文句が出ながらも、お出かけにはついてくるなんて、家族仲がすごくいいんですね!
いやいや! 最近の長女は思春期だからか、ウザがられますよ(笑)。でも、なんだかんだ言いながらも一緒に出掛けてくれるから家族仲はいいかもしれないです。
――現在のスイフトスポーツは個性満点なカスタムが施されていますが、もともと購入当時はカスタムしたいみたいな思いはあったんですか?
いや、当時はそこまで考えていなかったです。「前のクルマもさんざんカスタムしたのだから、今回はあまりいじらないで」と妻からも釘を刺されていたのですが……やっぱり一度やりだしたら止められなくて(笑)。
――カスタム欲が解放されたキッカケは何かあるんですか?
これといったキッカケは特にはないんですよ。ただ、小さなところをやりだすと次はここもやりたいし、あそこもいじりたいし……という具合にいろんなところが気になってしまって。
でも、ステッカーを貼るくらいなので走りに影響して車検に引っかかりそうな際どいカスタムはしていないから毎回このまま車検に通してますよ。
――見た感じレーシーな印象なのですが、コンセプトはありますか?
コンセプトは買った当時は特に考えていなくて気に入ったものを取り入れるようにしていたんです。
10年くらい前はちょうど映画の「ワイルドスピード」が流行ったから、スポーツコンパクトがカッコイイということで、それからはそうした要素を取り入れるようにしています。
もともとスイフトってラリーカーのイメージがありますが、それを払拭してレーシーにしたいなって思っていたから、それとも合致して。
――カスタムが好きな人の愛車って時期ごとにコンセプトを変えて、カスタムの雰囲気が変わるケースがまま見られますが、佐山さんにはそうした変化はありますか?
いえ、最初からずっとレーシーな仕様にしたいという思いが変わらなくて、ずっとキープコンセプトです。だから付けているエアロが変わるとか、車高を急に下げたみたいな大幅な変化はないかもしれないですね。
――インスタグラムを拝見するとオフ会にも参加しているようですが、よく行かれるんですか?
コロナで最近はできていないですが、以前はよく参加していたし、僕が主催になるケースもあったんです。宮ケ瀬湖を会場にしてやることが多くて、SNSを利用して声をかけた人たちが中心に集まっています。
SNSを通じて知り合った友人たちが集まる感じで楽しくやっています。
――社会に出ると、友達を作るのってなかなか難しい感じがしますが……新しい発見はありますか?
高校時代の友人にもクルマ好きはいますが、同じ車種に乗っていて共通の趣味を持つ友人がSNSを通じてできたというのはとてもよかったなと思うし、いろいろお話するのが楽しいです。
イベントを開くと毎回来てくれる常連さんもいるし、世代も全然違う方が来てくれることも多いし。ただ、僕は自分が参加者と話すというよりも、参加してくれた人たちが盛り上がっているのを見るのが楽しいんですよ(笑)。
――めちゃめちゃ大人なイベントの楽しみ方ですね(笑)。では、このスイフトで特に気に入っているポイントはありますか?
自慢は外観のカスタムです。エアロを組んだり、ステッカーを貼ったりは全部自分でやったし、ステッカーは自分でカッティングして作ったんですよ。しかもパソコンを使わずに手切りで。みんなからは「おかしい!」って言われますね(笑)。
――今後、このクルマでの予定はありますか?
うーん……壊れないように長く乗っていくということですね。ここまでやるともう、離れられないですよ!
――では、スイフトスポーツは佐山さんにとってどんな存在ですか?
なんだろう……家族の次に大切な友達、仲間ですかね。このクルマと14年過ごしたということもあって、子供たちの成長をずっと一緒に見ていたクルマですし、もしかしたら子供たちにとっては我が家のクルマと言えば、このクルマになるかなって思うと感慨深いです。
娘さんからは「狭い!」という意見が毎回出るとは言いながらも、家族揃ってお出かけするほど仲のいい佐山家の象徴とも言えるスイフトスポーツ。
購入から10年以上が経っても未だスポーティな走りは佐山さんの心をつかんで離さず、すべて手作業という自慢のカスタムも相まって、まさにオンリーワンの愛車になっています。
もう離れることができないという愛車とともにこれからも楽しい思い出を作っていってください!
【Instagram】
佐山敬さん
(文:福嶌弘)
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