10年前の自分に教えてあげたい! ホンダ シビックの走りで目覚めたスポーツカーの魅力
レーシングカーは好きだったものの、「クルマは移動手段」という割り切った考えを持っていたというぽにえどさん。
ところがホンダ シビックを手にするとタイプRならではのスポーティな走りに心を奪われ、いつしかサーキットはレースを観戦するための舞台ではなく、自分が走るコースになったのだとか。そんなシビックとの出会い、愛車への思いを存分に語ってもらいました。
そんな、ぽにえどさん×シビックのお話です。
――現在のシビックはぽにえどさんにとって、何台目の愛車になりますか?
これで4台目ですね。最初はタントに乗って、次がプリウス。その後にシビック、そして今のシビックなんですよ。
――タント→プリウスという流れからシビックという遍歴ですが……もしかしてシビックに憧れがありましたか?
実はそういうわけではなかったんですよ(笑)。レーシングゲームがキッカケでクルマが好きにはなりましたが、好きだったのはレーシングカーで、一般のクルマには特別興味があったわけではなかったんですよ。ただ……
――ただ……?
サーキットにレースを観戦しに行くようになると、サーキットの駐車場に停めてあるクルマに目が行くようになったんですよね。それでカッコイイなって思ったのがシビックで。MT車に乗りたいなっていう思いもそのころから芽生えてきたので買い替えましたね。
――それでシビックに乗りだしたことで楽しさに目覚めたと。ではシビックからまたシビックに買い替えた理由とは?
前のシビックは10代目のモデルで、タイプRではなかったんですが次第にタイプRに乗りたいっていう思いが強くなってきて、8、9、10世代のシビックでタイプRのものを探しはじめました。
――プリウスからシビックの時に刺激を受けたのかなと思いましたが?
前に乗っていたシビックもすごい刺激的でしたし、不満はなかったんです。でももっと刺激が欲しくなって(笑)、タイプRを欲したという感じです。
――中古車で現在のシビックを狙っていたと思いますが、探す際に何か条件はありましたか?
乗り替えを決めていたわけではなかったので、予算や走行距離とかはしっかり考えていなかったです。シビックタイプRで良いのないかなといった感じでした。
――そうした中で今乗っているシビックにしたキッカケは?
購入したシビックは日本では750台しか販売されなかった限定車だったんですよ。さらに黒となると200台しかなかったんですね。
そんな貴重なモデルが探し始めて1ヵ月くらいのころに近所の中古車屋さんに出てきたので、実車を見に行ったら存在感がすごくて。一目惚れで即決した感じです。
――中古車を買う時って、どうしてもコンディションが気になるかなと思いますが、このクルマはコンディション的にも問題なかった感じですか?
ざっくり見て、試乗して特に問題はないなと思ったので、イケると思いました。ただ、コンディション云々よりも外観のカッコよさと試乗した時のインパクトが本当にすごかったので、多少傷んでいても買っただろうなと思います。
――試乗の時点で刺激を受けたということですが、改めて自分のクルマとなってから乗ってみて、どんな感想を抱きましたか?
やっぱり刺激的ですよね。購入してから2年が経ちますが、いまだに乗っていると非日常感を味わえますし、乗るたびにいいクルマだなって思いますね。
――ぽにえどさんが刺激を受けた部分ってどんなところですか?
+Rモードの乗り味ですね。かなりハードで突き上げ感がすごいんですよ。あと最初はアクセルを踏むのが怖いくらいに加速する感じだったのが一番びっくりしたし、違いを感じました。
インパネ周りの雰囲気もやる気にさせてくれます。
――それが非日常のベースになったんですね。ドライブする頻度って増えました?
そうですね。買い替えた直後はホントによく乗っていました。アテもなく、ただドライブして写真を撮ってニヤニヤしていました(笑)
――そんな中でも行きつけのスポットとは?
愛知から静岡の方に行くと田原というところがあるんですが、そこはお気に入りです。
自宅からは2時間くらいかかるんですが、自然も豊かで海もあって、走っていると爽快感が味わえて楽しかったです。
――インスタを見るとサーキットでも走ることがあるみたいですが?
昨年からサーキットデビューしたんです。以前から走ってみたかったんですけど、このクルマに買い替えたのがきっかけになって走ってみました。
――サーキットを走るのって公道を走るのとはまた一味違うと思いますが、このクルマで走ってみてどうでしたか?
「楽しかった」の一言に尽きますね。しっかり曲がるし、加速するし。今の僕の腕ではまだ乗りこなせていない感じがしたから、もっとうまくなりたいなって(笑)。
改めてシビックのすごさを知りましたね。タイプRってもともとサーキットを速く走るために作られたクルマなので、このクルマの本来の走り感じられた気がしました。
――ちなみにカスタムはされていますか?
足回りはしました。サスペンションとタイヤとホイール、それとマフラーくらいですね。走りというよりはドレスアップ重視のいじり方ですけどね(笑)。サーキットで走ることを考えたのはタイヤを換えたことくらいですね。
――オフ会にもよく行かれているみたいですが、以前から参加していたんですか?
シビックに乗るようになってからは行くようになりました。でも、頻度で言えば今の方が多いし、交友関係は広がっていきました。
――車好き仲間から、現在のクルマにした際の反響はどうでしたか?
「この型のタイプRを選ぶのは意外!」ってよく言われますね。みんなは僕がもともと乗っていたシビックの型のタイプRを選ぶと思っていたみたいだから、前の型を選んだのが意外だったみたいで。
購入したころはこのクルマで通勤していたので、職場の仲間からもいろいろ言われましたよ。
――例えばどんな感じですか?
「よくクルマ替えるよね」とは言われましたね。クルマ好きキャラは認識されていたのですが、今回のは「スポーツカーにしたんだ!?」みたいなリアクションが多かったですね。
――今後このクルマでやっていきたいことはありますか?
サーキットにはこれからも行きたいですね。春になったらまた行くんですが、もっとうまく走りたいし、僕の中では今、かなりサーキット熱が高いです。
――では、ぽにえどさんにとってのシビックはどんな存在ですか?
簡単に言えば相棒であり、人生を彩る存在です。というのも、シビックのおかげで交友関係が広がりお出かけも増えました。だからサーキットを走っていて言うセリフではないかもしれませんが、大切に乗りたいという思いはずっとありますね。
――このクルマに替えてから、ご自身が思う変化はありますか?
シビックに替えてから、クルマが好きになりましたね。僕にとってはクルマって移動手段でしかなかったんですが、シビックに出会ってからは乗るために出かけますし、クルマを眺めているだけでも楽しいです(笑)。僕の中でのクルマの存在がガラッと変わりました。
――シビックに出会う前のご自身に、今なら何て伝えますか?
ちょっと難しいですが……「スポーツカーに乗った方がいいよ」って言いたいですね。移動手段としか思っていなかった当時の僕に「クルマって面白いものなんだよ」ってことを伝えたいし、知らなかった世界に出会えるってことを教えてあげたいです。
「刺激的な走りが印象に残っている」とシビックとの出会いを振り返ってくれたぽにえどさん。もともとクルマが好きだったとのことですが、自身もサーキットを走るようになったことでますますシビックの魅力にハマっている様子でした。
「まだまだうまく走りたい」という目標を語っていたので、ぽにえどさんがシビックの楽しさにぞっこんな日々はまだまだ続きそうですね!
【Instagram】
ぽにえどさん
(文:福嶌弘)
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