ミラココア所有10年目の大変身!私は車好きに、そして車はカッコよくなった
ライフスタイルの変化により、奥様の所有していたダイハツ ミラココアを乗り継ぐことになったkitukiさん。女性向けのイメージがあるミラココアを「カッコよく乗るには?」と考えた結果、kitukiさんがたどり着いたのはオンリーワンなカスタム。
購入から10年目にして大幅なカスタムを施されたミラココアは、今では唯一無二のスタイルを手に入れたクルマとなりました。
そんな、kitukiさん×ミラココアのお話です。
――現在はミラココアに乗られているということですが、これまではどんなクルマに?
最初は僕、あまりクルマに興味がなくて、もともとバイクに乗っていました。18歳の時に親からクルマの免許を取ることを勧められて取って、その時は仕事用にスズキ セルボという軽自動車に乗って、そのあとはミュー、アコードワゴンといった感じでバラバラでした。
結婚した際にバモスに買い替えて、そのあと子供の成長に合わせてステップワゴンに買い替えたという感じですね。
――ミラココアはステップワゴンの後に買い替えたんですか?
いえ、ミラココアはもともと妻が乗っていたんですよ。それを僕が通勤で使うことになって妻から譲り受ける形で乗り始めたんです。それで自分好みにカスタムし始めて、今に至ります。
――ご自身で購入ではなく、奥様のクルマだったんですね。
そうなんです。言い方はあれですけど成り行きで乗っている感じですよね(笑)。手元にあるクルマをカッコよくしたいという思いで始めたので、購入してから10年で今のようにカスタムを始めた感じです。
――クルマの雰囲気を見るとアウトドアで遊ぶのがお好きなんでしょうか?
そうですね。僕らの世代の若い頃は、セダンが流行っていた時期だったんですが、僕はSUVやクロカンみたいなのが好きだったので、それっぽくしたいなと。
ミラココアって女の子が乗っていて、カワイイというイメージが強いクルマですが、それを取っ払おう!というコンセプトでカスタムしていきました。
――クルマにあまり興味がなかったということでしたが、カスタム自体はいつごろから?
バイクには興味があったので、機械をいじるとかカスタムすること自体には慣れているんですよね。最近はバイクに乗る機会が減ったので、クルマが中心になっちゃいましたけど(笑)。
昔から人とは違う感じにしたいとか、オリジナリティを出したいみたいな思いを持ってカスタムしていました。
――クルマのカスタムは、経験や知識がないと難しいと思っていましたが、元々知識があったのでしょうか?
いえ、全部独学です(笑)。大きいことは業者に頼みますが、できることは自分でやるようにしていますね。外装なんかは全部自分でやりましたよ。
――カスタムの変遷で言うと、もともとこの形をイメージしていたんですか?
最初はここまでイメージできていなかったと思います。フロントのグリルガードを安く手に入れられたので、それを付けたところから始まりました。そのあとタイヤを変えたり、車高を上げたりという感じで、今のスタイルへのイメージが固まっていったかな?という気がします。
――このミラココアにカスタムしていく上で参考にしたものはありますか?
参考にしたものは特になかったです。強いて言えば「打倒ハスラー」くらいのノリではいました(笑)。
ハスラーって車高も高くてアウトドアな雰囲気のあるクルマですけど、あれに負けないくらいにカッコよくしたい!という思いでここまでやってきました。
「打倒ハスラー、脱カワイイ」みたいなコンセプトが自分の中にはあったんですけど、何かを参考にしちゃうとそれを越えることはできなくなるから、マネないようにオリジナリティは貫きたいという思いは持ち続けていました。ごちゃまぜですけどね(笑)。
――ここまでのスタイルに仕上がるまでにはどれくらいかかりましたか?
カスタムを始めたのが3年前からで、お小遣いの範疇でコツコツやってきたのでペースは遅いと思いますけど、少しずつお金をかけずにやってきました。
――ぶっちゃけ、カスタム費用ってどれくらいでしたか?
トータルだとどれくらいだろう……バンパーがメルカリで2000円だったり、タイヤがSNSを利用して5000円で譲ってもらったりという感じだからホントにお金をかけていないんですよ。
多分、リフトアップのサスが4~5万円かかったのが1番の高額カスタムですね。手間はかけましたが、お金はほとんどかけていないです。塗装も自分でやりました。
――これ、自家塗装だったんですか?
はい。タカラ塗料というところのペンキがあって、それをガンで吹きました。塗料の費用が2万円くらいだから3年かけてのカスタムトータル費用は20万円くらいかなと。お金をかければいいというわけではないと思うから、これでいいかなって。
もっと派手にもやりたいけれど、お金をかけずにアイデアで勝負するとなるとこんな感じになりましたね。
――クルマがここまで変わってくると、お子さんとかも反応が変わりそうですね。
子供たちは全塗装した時は驚いていましたね。塗装前はメタリックブラウンみたいな色だったし、10年乗って劣化してクリアが剥げていたからちょうどいいかなということで自宅の庭で塗ったんですけど、急に変わったからビックリしていましたね。
でもこの色にしてからはどこにあるかすぐわかるから、結果的に好評でしたね。
――これだけ外観が変わると、街を走るときに反響がすごそうですが……?
普段行かない有人のガソリンスタンド行くと、確かにスタッフさんから声をかけられますね。「自分で塗ったんですか?」とかって。
あとは、インスタにアップしだしたのは今年の3月からなんですが、別のSNSで全塗装前からのカスタムの過程を投稿していたので、それを見ていた方から褒めてもらうことは多かったです。
――ここまでカスタムした中で最も苦労した点は?
どこだろう……自分でやった時の達成感を大切にしていたこともあって、基本的には専用部品は使っていなくて、自分で試行錯誤して、微調整しては付けて試して、という感じだったので全部苦労しましたね。
「人と被らない」が何よりのテーマだったから、アイデアを絞るのが一番大変だったかもしれません。
ヒントを得たクルマの写真を見て「いいな」と思っても、そのままマネしたくないから、そこにどう自分好みにアレンジを入れるか……みたいな。それが楽しいところでもあるんですけどね(笑)。
――このクルマをカスタムし始めてから、遊びに行くところや行動範囲は変わりましたか?
もともとアウトドアは好きだったので、荒れたオフロードを走ってみたいとか、人が行かない道を走るということが増えましたね。本来のミラココアでは走れないところだけど、敢えてこのクルマでやってみたいなと。
――キャンプにも行かれている?
デイキャンプみたいな感じだからお泊りまではしていないですし、家族そろってというよりはソロキャンプが多いですね。キャンプ場みたいににぎわっているところではなくて、誰も来ないような景色のいい穴場でコーヒーを入れて飲むとかはしていますね。
――今更になってしまいましたが、このクルマで気に入っているポイントはどこでしょうか?
どこも頑張ったポイントですが、皆から褒められるのは全塗装で、ボディの雰囲気とミラココアのフロントのグリルガードを付けているクルマは僕のものしかないと思うのでそれはオンリーワンだと自負していいかなと。
ボディカラーは一番迷った部分でしたが、可愛らしさを排除してカジュアルな感じにしたかったし、男っぽい色、履き潰したスニーカーっぽいのを目指してイーグルブルーグレーを選びました。見る角度や天気で色味が違って見えるからそれもポイントですね。
――かなりカスタムされているようですが、今後の予定はありますか?
正直、僕の中ではやりつくしたし、バランスが取れていると思うのであまりいじらない方がいいかなと思っているんですが……タイヤのところに付けるマッドフラップを自作しようかなとは考えています。
いきたい場所としては海ですね。僕の住んでいる岐阜には海がないので行ってみたくて。特に石川県の千里浜ですね! あのクルマの仕様にしたので、海をバックに撮りたいなと思います。
――では、このミラココアはどんな存在ですか?
自分の個性を表現できる作品というか、「好きを詰め込んで形にできるモノ」って感じですかね。もともとこのクルマに乗りたくて買ったというわけではないので、どんどん自分好みになるのが楽しかったし、自分らしさを表現できるものになってくれたと思います。
今では「手放したくないな」と思うし、僕以外の人がこのクルマに乗っているのは嫌だなって。もっと自分好みにして乗っていきたいなって思います。
「打倒ハスラー」を目指したカスタムということで、唯一無二のカスタムを独学で施していったkitukiさん。写真を見るたび「ホントにミラココア?」と思ってしまうほどのハイレベルな完成度を誇るクルマで子供たちからも好評のようです。
千里浜でのドライブを検討しているとのことで海をバックにこのミラココアが映える写真が楽しみです。
【Instagram】
Kitukiさん
(文:福嶌弘)
ダイハツ・ミラココアに関する記事
-
-
色々な場所に連れて行ってあげたい、私のダイハツ・ミラジーノちゃん
2024.07.01 愛車広場
-
-
-
ミラココア所有10年目の大変身!私は車好きに、そして車はカッコよくなった
2023.09.28 愛車広場
-
-
-
大好きなカヤックの相棒はダイハツ ミラココア、その意外な理由
2023.08.24 愛車広場
-
-
-
ガソリンスタンドで出会ったミラジーノ。自分の世界を無限大に広げてくれる!
2023.07.26 愛車広場
-
-
-
まだまだ青春時代は終わらない! ホンダ オデッセイ&ダイハツ ミラココアの2台がくれた充実しすぎのカーライフ
2022.08.24 愛車広場
-
-
-
小さなボディに可能性は無限大!! アルトワークス&ミラ!
2022.07.14 愛車広場
-
関連記事
-
-
トヨタ ポルテは「動く狭小秘密基地」。もう、このクルマは手放せない!
2024.12.23 愛車広場
-
-
-
愛情を注ぎすぎた過去の経験を糧に ホンダ・ヴェゼルとスローペースで歩んでいく
2024.12.22 愛車広場
-
-
-
中学生のころに憧れたスバル・アルシオーネSVXを日常使い、人生が豊かに
2024.12.21 愛車広場
-
-
-
「自分だけが知っている良さ」が嬉しい マツダスピードアクセラ
2024.12.19 愛車広場
-
-
-
「僕の好きがすべて詰まってる」いすゞ・ピアッツァは僕の人生の原動力となる相棒
2024.12.18 愛車広場
-
-
-
トヨタ カローラGTは18年間いつも傍に居てくれた「スーツを着たアスリート」
2024.12.16 愛車広場
-
-
-
ジムニー×沖縄=新たな発見の連続!スズキ・ジムニーは自分好みに遊べる
2024.12.15 愛車広場
-
-
-
ジムニーを極めたいと行き着いた「サムライ」。憧れだったクルマに乗って広がったライフワーク
2024.12.14 愛車広場
-
-
-
唯一無二の相棒。ホンダ・S660が新たな楽しみを連れてくる“特別な日常”
2024.12.12 愛車広場
-
最新ニュース
-
-
エンジンオーバーホールの全貌! 性能復活のメカニズムを徹底解説~カスタムHOW TO~
2024.12.24
-
-
-
サブスクの「KINTO」がモータースポーツイベントを開催! 春頃にはサブスクの新サービスのスタートも検討
2024.12.24
-
-
-
トヨタ『C-HR』、欧州販売100万台達成へ…日本にない2代目には初のPHEV設定
2024.12.23
-
-
-
VW、2030年に向けた大規模再編を発表…『ゴルフ』の生産はメキシコに移管へ
2024.12.23
-
-
-
「バチクソかっこええやんけ!」ホンダ『プレリュード』初公開へ、新技術「S+ Shift」にもSNSで反響
2024.12.23
-
-
-
マツダがモータースポーツ技術を活かした市販車発表へ、ベースはロードスター…東京オートサロン2025
2024.12.23
-
-
-
やはり進行していた! ホンダのハイブリッド戦略の要とは?…新開発プラットフォームと次世代e:HEVシステム
2024.12.23
-
最新ニュース
-
-
エンジンオーバーホールの全貌! 性能復活のメカニズムを徹底解説~カスタムHOW TO~
2024.12.24
-
-
-
サブスクの「KINTO」がモータースポーツイベントを開催! 春頃にはサブスクの新サービスのスタートも検討
2024.12.24
-
-
-
トヨタ『C-HR』、欧州販売100万台達成へ…日本にない2代目には初のPHEV設定
2024.12.23
-
-
-
VW、2030年に向けた大規模再編を発表…『ゴルフ』の生産はメキシコに移管へ
2024.12.23
-
-
-
「バチクソかっこええやんけ!」ホンダ『プレリュード』初公開へ、新技術「S+ Shift」にもSNSで反響
2024.12.23
-
-
-
マツダがモータースポーツ技術を活かした市販車発表へ、ベースはロードスター…東京オートサロン2025
2024.12.23
-