大好きなカヤックの相棒はダイハツ ミラココア、その意外な理由

cocoken567さんの趣味はカヤック。そのためクルマに求めることは「ルーフレールがある軽自動車」とかなり明確。その条件のもと見つけたダイハツ ミラココアに乗り始めると、趣味のカヤックが充実するのはもちろん、趣味としてクルマと楽しく過ごせるようになったそうです。

そんな、cocoken567さん×ミラココアのお話です。

――cocoken567さんはこれまでどんなクルマに乗られてきましたか?

どこから言えばいいかな……覚えている限りだと、70年式のミニ1300ccにアウトビアンキのアバルト、あとはゴルフGTI、マツダRX-7にルーチェロータリーのターボで、それからMPVなどのクルマに乗っていました。

――かなり豊富な車歴ですね!もともとクルマはお好きだったんですか?

そうですね。もともとはコンパクトなクルマが好きだったんですが、結婚して家族ができてからは大きなクルマに乗るようになりました。ちょっとした個性のあるモデルが特に好きでしたね。

――そんなcocoken567さんがミラココアを購入したキッカケとは?

ミラココアの前は日産 エクストレイルに乗っていたんですが、息子が東京から帰ってきてクルマが必要になり、エクストレイルに乗りたいというので譲ったんです。それで私の乗るクルマを買わないと、ということになって、ミラココアを購入しました。

――エクストレイルからミラココアってかなりのダウンサイズですが、ミラココアを選んだ理由は?

「ルーフレールが付いているクルマ」が一番の条件だったんですよ。というのも私の趣味がカヤックなので、カヤックを屋根の上に載せる際にどうしてもルーフレールが必要で。

スペーシアなどのハイト系ワゴンにはルーフレールがついていますが、背が高いクルマだとカヤックを積む時に苦労するんですよ。

なので“ルーフレールがついているハイト系以外の軽自動車“を条件にすると…ホントに選択肢が絞られて。ハスラーですらちょっと背が高いので、積みやすさを考えるとミラココアになりました。

もともとルーフレールありきでこのクルマにしたんですが、乗っているうちにどんどん気に入りましたね。

ただ、残念ながら先日事故に遭って全損に……。1年しか乗っていなくて悔いがあったので、またミラココアを選びました。

――もう一度選ばれたのですね!中古車での購入にあたり、予算などの条件は?

今までの経験上、中古車は走行距離が5万㎞を超えると安くなる傾向があるので、あえて5万㎞を超えたクルマで、状態が良くお値打ち価格のミラココアを探しました。販売店を2~3軒回って見つけましたね。

――購入したミラココアはどんな状態でしたか?

購入したミラココアは、ネットで探していた時は候補になかったクルマなんですよ。色合い的に女の子っぽいなとも思ったんですが、たまたま入荷したばかりで展示前のクルマを見せてもらって、驚くほどキレイな状態だったので気に入りました。

スタッフさんにお願いしてリフトアップして、下回りも入念に見せてもらったのですが、下回りもすごくキレイで。これで「大丈夫だろう」と思えたので決めました。

――そうして手に入れたミラココアですが、実際に乗ってみての印象はいかがでしたか?

最初は「乗り味が軽やか」という印象でした。ノンターボでしたが、意外と力もあって乗りやすいかなって。あとは外から見るよりも中は広く感じます。エクストレイルからの乗り替えだったので、パワーもないし狭いだろう、とは思っていたのですが、実際に乗ってみたらそんなことはないです。

ただ、足回りはかなり柔らかいですね。私自身、硬めの方が好きなのでフニャフニャに感じました(笑)。

――このクルマに替えてからカヤックに行くことは増えましたか?

増えましたね。エクストレイルよりも車体が小さい分、前まで通れなかった場所にも行けるようになって、外遊びが充実するようになりました。

自然の中だとどうしても細い道が多いので、通れることが嬉しくて…。今までは月2回くらいだったのが、今では時間があればカヤックや川下りに行くようになって、頻度は確実に上がりましたね。

――カヤックで遊ぶ際はどんなところに行かれるんですか?

よく行くのは栃木の中禅寺湖や富士五湖ですね。自宅から近い、渡良瀬遊水地でトレーニングをして、中禅寺湖や富士五湖へ遠征するといった感じです。

――お住まいから富士五湖となるとかなりの長距離ドライブですが、運転するのは大変では?

それが全く疲れなくて。もともと運転が好きですからね(笑)。 軽自動車だから高速道路では確かにパワーが物足りないというのはありますが、パワーが無ければ無いなりに他の良さも、楽しみ方もありますから。

――色々なクルマに乗ってきたcocoken567さんならではのお考えですね。先ほど「女の子っぽいクルマ」とおっしゃっていましたが、周りからの反応はどうでしたか?

周りは「カワイイね」とか「見せてよ」という感じでしたね。色合いは女の子っぽかったかもしれませんが、ルーフレールはついているし、無線のアンテナはあるしでカワイイからは程遠い仕様になっていたのが理由かなと(笑)。周りの反応は良かったですよ。

――落ち着いた色合いだったのもcocoken567さんにはピッタリだったのかもですね。

この色は最近また人気になってきたというのもあって、良かったのかもしれません。

――このクルマになってからの印象深い出来事と言うと?

カヤックに行くと、周りの人はランクルやレヴォーグのようなグレードの高いクルマに乗っていることが多いんですが、私がこのクルマで現場に着くと珍しいようで、写真を撮ってもらえることが増えましたね。

「ミラココアにカヤック積むのは初めて見た」みたいな感じで。それで新聞にも取材されたことがあるんですよ。

決して高額なクルマではないですが、個性的なモデルなのかもしれないですね。それが一番印象深いです。

――ちょっと嬉しいですよね。カヤック以外でもキャンプなどの外遊びもされているみたいでしたが、荷物の積み具合はどうですか?

ソロキャンプであれば、テントなどをびっしり積んでも問題なく積めて、困ることはないです。カヤック遊びをしてから、その場で淹れたてのコーヒーを飲む、といった感じでカヤックの満足度が上がりました。

――充実した時間を過ごされていますね。ミラココアの特に気に入っている部分はどこでしょうか?

ボンネットからのラインですね。特にピラーにかかる部分のライン出しが意外と手が込んでいて、フロントから見た表情はすごく気に入っています。乗るたびに触るくらいですよ。

――結構マニアックなこだわりですね。いわゆる趣味全振りなクルマって感じですか?

そうですね。だからすごく気に入っていたんですよ! その分全損事故になったのが本当に残念で……もう一度乗りたくなって買っちゃったんです。

今度のミラココアは、オプションもいろいろとついたクルマだから、また違った楽しみ方ができるかも、と考えています。ちょうど明日(※取材翌日)に納車されるんですよ!

――すごいタイミングでの取材となりましたね(笑)。次のミラココアで、どこか行きたい場所はありますか?

フルシーズン乗れなかったので、まだまだ行けてない場所がいっぱいあるんです。なので前のミラココアで行けなかった場所……例えば青森の十和田湖とか、カヤックをやると気持ちがいい湖のあるところに行きたいですね。

――ミラココアはcocoken567さんにとってどんな存在ですか?

一緒に旅をしたい相棒ですね。遠出したくなるんですよ、このクルマとだったら。燃費もよくて経済的だし、取材してもらったクルマは1年乗って故障もなかったから長く乗れるだろうなという気もします。

明日からやってくる新しいミラココアとは、長い付き合いになるかなって思っていて、カヤックをはじめ、このクルマで楽しい思い出をつくりたいです。

「このクルマとならどこでも行きたい」と語るほどミラココアが気に入っているcocoken567さん。これまでも色々なクルマに乗ってきた方の言葉だけに重みが違います。

最初のミラココアは残念ながら1年でお別れとなってしまいましたが、次の愛車も再びミラココアということで、これまでの愛車への想いも乗せて、さらに充実したカーライフを送れることでしょう!

【Instagram】
cocoken567さん

(文:福嶌弘)

MORIZO on the Road