トヨタ ランドクルーザー78プラドが人を変えちゃう!? アウトドアライフに目覚めた家族の物語
2人目の娘さんが生まれ、VW ザ・ビートルより大きなクルマを、ということで手にしたのがトヨタ ランドクルーザー78プラドでした。
大好きなSUVに乗ることになったmi_spacegramさん。ワイルドな乗り味のクルマに出会ったことで、これまであまり経験がなかった外遊びを積極的にするようになり、同時に家族で楽しめるようになったそうです。
そんな、mi_spacegramさん×ランドクルーザー78プラドのお話です。
――mi_spacegramさんは、現在のランドクルーザー78プラドの前はザ・ビートル……ですね。もともとクルマはお好きだったんですか?
はい。最初は軽自動車のライフに乗っていて、次がトヨタのヴァンガード。その間に結婚して子供が生まれたのでエスティマハイブリッドに乗り替えたんですが、転勤で乗ることが減ったので妻の希望でザ・ビートルにして、それで今はランクルプラドになりました。
――ビートル→プラドってだいぶキャラの違うクルマだと思いますが……?
そうですよね(笑)。2台前のエスティマハイブリッドは転勤があったので2年くらいしか乗れなかったんですよね。それで妻の希望でザ・ビートルにしたんですが、ちょうどそのころに2人目の妊娠がわかって。
それでザ・ビートルだとちょっと手狭になるからどうしようということで買い替えになったんですが、今度は僕の希望を優先する形でプラドを選びました。
――ヴァンガードの辺りからも感じますが、もともとはSUVが好きだったんですか?
そうですね。もともとSUVは好きだったので、いつかはランクルやプラドに乗りたかったんですよ。
ただ、僕が鳥取に住んでいたため、地元の中古車屋さんにはなかなか置かれていなくて。それでチャンスをうかがっていた形です。
――中古車を探す際の条件はどうでしたか?
予算は250万円くらいで、走行距離は25万㎞くらいまでで抑えたいなと考えていました。それでもなかなか見つからなくて、出会うまでに2年くらいはかかっちゃいましたね。
もっともザ・ビートルの他に、日常の足グルマとして軽自動車を1台所有していたので急いではいなかったんですよ。
――このプラド以外に見に行ったクルマはありましたか?
一度ランクル70を見に行きましたが、金額も高くて断念しちゃいました。なので今のプラドに出会った時は、「これだ!」と感じて即決しちゃいましたね(笑)。
――即決で決められたということですが、決め手は何だったんでしょうか?
私のプラドは自分の知り合いの知り合いが経営しているお店で販売されていました。SUVを取り扱っているお店で実績があるところが頼りになります。……正直、状態云々というよりも外観が気に入っちゃったので、これしかない!ってなってしまって。
――クルマのキャラクターがだいぶ変わりますが、お子さまたちの反応はどうでしたか?
上の子がちょうど小学1年生になる時期だったんですが、すごく喜んでくれましたね。子供はふたりとも女の子ですが、すごく興味を持ってくれて。
クルマ自体は古いですが、車内が広くなったからか好評でした。
――クルマに乗ってみての第一印象はどうでしたか?
乗り味云々というよりも、人に見られている感がすごいなって。ちょっとした信号待ちとかでも周りから見られていたり、対向車からも視線を感じたり……気恥ずかしいですが、ちょっと嬉しい気持ちもあります(笑)。
乗り味だとディーゼル車だからか、踏み込んで走る感じが前まで乗っていたハイブリット車とは違うなって。踏み込むとブーン!って音がして、いかにもクルマに乗っている感じがするので乗るたびにワクワクするんですよ。
――結構キャンプに行かれているみたいですが、もともとアウトドア派だったんですか?
いえ、このクルマを買ってからキャンプを始めました。アウトドア自体はもともと興味があったんですがなかなか機会がなくて。
最初はドライブが主な使い道でしたが……このクルマに乗っていると「せっかくプラドに乗っているんだから!」と、アウトドアで遊んでみたくなって。それで妻と2人でアウトドア用品を見に行ったりして、少しずつ始めました。
先日も家族で初めてデイキャンプに挑戦して、いい思い出になりました。
――最初はドライブ中心ということでしたが、主にどんなところに行かれたんですか?
初めて行ったのは鳥取の大山という山です。いい感じのワインディングがあるので運転していても楽しかったです。他にも米子にはよく行きました。
米子は比較的道がまっすぐなところが多いためか、燃費のいい走りができて。プラドに買い替えてから今年で3年目になりますが、燃費面で不満に思ったことは一度もないです。
――ディーゼル車とはいえ、燃費がいいと嬉しいですね。ガソリンスタンドに行く回数も減ったのでは?
意識していませんでしたが、確かに減りましたね。前はハイオクガソリンだったので出費もかさみましたし、給油の頻度も多かったですが、今は軽油でしかも月1回くらいしかガソリンスタンドに行かないのでかなり経済的ですね。通勤の頼れる足になっています。
――通勤でプラド……同僚の方たちビックリしませんでしたか?
最初はめちゃくちゃ驚かれましたね(笑)。前は軽自動車や妻のビートルを借りて行っていたので余計に驚かれました。
あと、僕の上司たちはこのクルマを見ると「ええクルマ乗っているな」「懐かしいな」みたいな感じでいいリアクションをもらうことが多かったです。
――中古車で買われてから、不具合は何か起きましたか?
オイル漏れが1度ありましたが、それだけですね。最初はコンディションを特に調べなかったので心配していましたが、それ以来一度も不具合が起きていないからホント優秀ですよね。
しかもそのオイル漏れも購入してすぐだったのでクルマ屋さんもすぐに直してくれて、結果的に無償で修理していただき感謝しかないです。
――よかったですね。! デイキャンプに出掛けたのが印象深い言われていましたが、その時の様子はどうでしたか?
定番のキャンプスポットに出かけて、僕らはコーヒーを淹れてゆったりとくつろいでいただけなんですが、子供たちはずっとはしゃいでいたし、周りの方たちはクルマに注目しているしという感じでした。いい思い出ですね。
デイキャンプをするにあたり、クルマのサイドに付けるタープを購入したのですが、それ以外はガレージにおいてあった折り畳みの椅子とかを詰め込んで出かけました。思いのほか荷物を積み込めたのもプラスに感じました。
――クルマの移動って長時間になると子どもたちにはキツく感じることもありますが、グズっちゃったりしませんでした?
下の子はグズることもありましたけど、意外とプラドの方がよく寝ますね。というのもプラドで走ると前のクルマよりも振動がすごいんですが、その振動が心地いいみたいで。お昼寝をさせるためだけにプラドに乗せたこともありますよ(笑)。
――子育て世代のパパたちがこの記事を読んだら、プラド人気上がりそうですね(笑)。カスタムもされるんですか?
ヘッドライトを丸目にして、グリルをブラックアウトにしたいという思いはあるんですが……妻からは「今のライトのままの方がカッコイイよ」と言われちゃって(笑)。
もともとカスタム熱が高いわけではなかったのですが、このクルマに関してはそういうところもこだわりたくなっちゃって。
――愛着が出てきていますね(笑)。では、このクルマでの1番の思い出は先ほどお話されていたデイキャンプですか?
それもありますが、個人的には雪が積もった日に走ったことですね。
僕の住んでいる街は雪が積もりやすくて40~50センチくらい積もることもあるんですよ。普通のクルマだととても走れる状況ではないですが、プラドだと楽々乗れちゃう。それが誇らしいところもあるし、むしろ毎年雪が降るのが楽しみなくらいですよ(笑)。
――少年の頃に戻る感覚ですね(笑)。お子さまもこのクルマでいろいろな経験をされていそうですね!
していると思います。学校の送り迎えもこのクルマで行くことがありますが、娘のクラスメイトの男の子たちが寄って来てくれたりします(笑)。「デケー!」とか「タイヤ大きい!」みたいな感じで好評で。それもまたうれしいですね。
――今さらな話ですが、このクルマで気に入っているところはどこですか?
どこだろう……やっぱり外観ですかね。このスタイルが気に入って買ったところもあるので、やはり外観が一番のお気に入りですね。
――いろいろと家族との思い出ができていると思いますが、今後このクルマでやりたいことは?
子供と車中泊で旅をしたいですね。遠方までドライブして車中泊して一晩過ごすみたいなことをしたいなって。
実は一度、子供たちと自宅の駐車場で車中泊してみたんですが、もうテンション爆上がりでした(笑)。ああいう体験をもっとしたいですね。
――では、このプラドはどんな存在ですか?
家族というか相棒というか……友達からは「いつ売ってくれるの?」と聞かれますが(笑)、僕としては手放すつもりは全くなくて。今後クルマは経年劣化していくもので、子供たちは成長していくので、いつかは向き合い方が変わるかもしれないですが、今は家族とともにプラドとずっと一緒に過ごしていきたいです。
子供たちの入学式や卒園式の度に、プラドの前に立たせて写真を撮るのですが、そうした写真を撮る機会が増えていくと子供たちの成長も見られるので、ずっと続けていきたいです。
もしかしたら、僕にとっては3人目の子供くらいの感覚かもしれないです(笑)。家族からも友人からも愛されて、いいクルマに出会えたと思います。
【Instagram】
mi_spacegramさん
(文:福嶌弘)
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