かけがえのない時間と人たちに出会えた!マツダ デミオが教えてくれた自由で素敵なカーライフ

  • マツダ・デミオ

「住んでいる環境的にクルマが必要だったので」というちかさんは、これまで親御さんから譲ってもらったクルマに2台乗り継いできましたそうですが、自分のクルマが欲しいと決心し愛車に迎えたのがマツダ デミオ。

住宅事情を考えて選んだコンパクトカーでしたが、そのパワフルな走りとディーゼル車ならではの低燃費に感激。気が付けばフットワークは軽くなりあちこちとお出かけするようになっていきました。さらに、そこには素敵な出会いが待っていたそうです。

そんな、ちかさん×デミオのお話です。

――ちかさんは現在、デミオに乗られているということですが、これまではどんなクルマに?

免許を取ってからだと日産のティーダを親から譲り受けて、その数年後に親が買い替えたムーヴをまたもらって。その後に自分でお金を出して買った初めてのクルマが今のデミオです。

――数あるクルマの中でも、デミオを選んだキッカケは?

  • 購入当時のマツダ・デミオ

僕の住んでいた家の道路事情が大きいですね。住宅街で道が細いため大きなクルマだとちょっと厳しいんですよ。ただ、ムーヴに乗っているころにパワーがないなというのを感じていて……。

せめてティーダくらいのパワーがあるクルマが欲しいということでコンパクトカーを探しているうちにデミオが候補になった感じです。

他にもスイフトやヴィッツとかも候補にあがったんですが、デザインが良くて、スポーティな走りができるクルマってなるとどれだろう?と考えたとき、デミオがフルモデルチェンジしたばかりで新しかったというのも決め手になりました。

――新車で買われた際に、特にこだわったポイントは?

デミオに決めたとはいえ、いろいろ迷ったんですよ。試乗してみるとディーゼル車の乗り味が気に入ったんですが、ディーゼル仕様車だとガソリン車よりも30万円くらい高くなるのでどうしようかと。
でも、周りと相談してディーゼルを選びました。グレードも上級までは手が出なかったのでベースグレードにはしましたけどね。

あと、色でも悩みました。デミオ、というかマツダ車と言えばソウルレッドがウリですし、いいなとは思ったんですが……、もともと僕が白や黒のモノトーンが好きだったのでどうしようかなと。

いろいろ悩みましたが、最終的には黒を選びました。自分にとって初めてお金を出して買うクルマだったのでなるべく悔いを残さないようにしたいなって。

  • マツダ・デミオとひまわり畑

――デミオに買い替えたことで周りの反響はどうでしたか?

親とはグレードやボディカラーでいろいろ話し合いになったんですが、その後に親戚の家に遠出することがあってこのクルマに乗ることになったんですね。

その時に初めて親から「いいクルマだね」と褒めてもらえて。ちょうど親がBMWに乗っているころだったんですが、「BMWと遜色ない」ってべた褒めしてくれて(笑)。自分で気に入って買ったクルマではありますが、親からも認めてもらえたなって感じがしましたね。

これをキッカケに僕もクルマでの遠出が増えた感じがします。前は移動のためだけという感じの使い方しかしていなかったんですが、今のデミオはもっと走っていたいみたいな感じで愛着が湧きだしました。

――デミオに最初、乗ってみての第一印象って覚えていますか?

最初のころは「トルクがすごいな」って思いましたね。まるでジェットコースターに乗っているかのような加速感で、こんな小さいクルマなのにこんなパワーがあるの?って感じで。

ムーヴのころは燃費も良くなくてリッター10キロくらいのクルマだったんですが、デミオは燃費が良すぎるし、しかもディーゼル車だしということで驚かされました。走りの良さと燃費の良さを兼ね備えたいいクルマだなって思います。

――お出かけの頻度が増えていったと思いますが、どんなところに行くようになりましたか?

ちょっとしたドライブくらいの感覚で、僕が住んでいる京都府から離れて他府県に行くようになりましたね。

それからクルマに乗っている友達を増やしたいなという思いが芽生えて、SNSを開設したんです。それで僕と同じデミオのオーナーと知り合って、彼らに会いに行くためにますます他府県に行くようになった感じです。

ひとりのドライブでも最初は地元近辺だったんですけど、どんどん行動範囲が広がっていったんですよね。行きつけっていうと自宅近所の河川敷ではありますが(笑)。

  • マツダ・デミオとマツダZOOM-ZOOMスタジアム広島

――同じデミオのオーナーと知り合う中でオフ会などにも参加されるようになったそうですが、そのキッカケは?

SNSでのお誘いですよね。イベントに参加するだけでなく一緒にドライブに行ったり、食事に行ったり、愛車の写真撮影をしたりという感じで盛り上がるんですが……これに参加していくうちにカメラが欲しくなって。

当時僕はスマホで撮影していたんですが、画質とかを見ると一眼レフが欲しくなっていくんですよね。それでカメラを買うとますますこのクルマの良さを引き出そうみたいな写真を撮るようになりました。

――初めてオフ会に参加された際の感想はいかがでしたか?

参加したメンバーの中では僕が一番若い世代だったので、みんな僕のことを弟みたいな感じで優しく接してくれたのがうれしかったですね。それでクルマのことをいろいろ教えてもらったりもして、いい思い出になりました。

  • マツダ車のオフ会
  • マツダ車のオフ会に参加するチカさんのデミオ

――こういうイベントに参加するとカスタムされたクルマも多くあると思いますが、ご自身もカスタムはしたくなりましたか?

僕のデミオはノーマルの状態だったから、カスタムされたクルマがとにかくカッコよく見えて。いろいろなパーツがあるのも知らなかったので、オフ会に参加しながらいろいろな方のカスタムを見せてもらって、まずはエアロを組んでみたいなというところからちょっとずつ始めてみました。

カスタムするにあたってのコンセプトとかを特に決めずに始めたので、言葉にしづらいところはありますが……、「周りとは被らないようにしたい」というのがコンセプトになるかなと。ホイールやグリルもコロコロ変えたりしてみて、今のスタイルになっていきました。

グリルとリップは昨年替えたんですが、これは妻の愛車のCX-5に付けていたKF前期のバーチカルグリルをもらって。それを加工して付けたことで僕のデミオにしかないオリジナリティになっているのが自慢したいところですね。

――デミオに乗り出して9年ほどの年月が経つと思いますが、1番の思い出というと?

1番っていうと、どこに行ったとかっていうことよりも仲のいい友達が増えたことですかね。何度も会ったり、たまにみんなで集まったりする中で、クルマで繋がった仲間だけれど今ではクルマと関係ないことでも仲良くなれて、かけがえのない友達ができたなって。

そのひとつが妻との出会いでもあるんです。そうした出会いをたくさん作ってくれたことがこのクルマでの思い出ですね。いろいろな人と出会うことで行動範囲も広がったし、関西圏だけでなく全国各地に行くようになりました。片道で500キロくらいとか今や普通になりましたよ(笑)。

――片道500kmが普通ってすごいです! 今後、このクルマでやりたいことや行きたいところは?

まだ行ったことがないところはたくさんあるんですが……、例えば北海道とか東北エリアに行ったことがないから行きたいですし、今年の2月に結婚したんですが、結婚式を開いた際に式場でお互いの愛車を並べて、記念撮影をしたいなとは考えています。

ちなみに記念撮影に関しては妻も同じようなことを思っているみたいなので、今プランナーさんと相談しています(笑)。

  • マツダ・デミオとCX-5
  • マツダ・デミオとCX-5のラゲッジに腰掛けるチカさんご夫妻

――奥様と趣味が合って楽しそう!では、そんなデミオはどんな存在ですか?

マツダが掲げている「人馬一体」そのものだなというのを感じるんですよ。このクルマを修理に出した際に代車で新型モデルに乗った時にいいなとは思っても、デミオが戻ってくると自分にとって一番心地いい走りをしてくれるんです。

そうしたことを考えると、デミオは僕にとって「かけがえのない存在」だし、「生活の一部」になっているんだなって思います。

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ちかさん

(文:福嶌弘)