決め手は両側パワースライドドアとVTEC 家族も満足 ホンダ・エリシオンプレステージ
2004年から2013年まで生産されたホンダのフラッグシップミニバン、エリシオン。2007年に追加された「プレステージ」の「SZ」は、V6 3.5L VTECエンジンを搭載し、最高出力300馬力を誇ります。
今回の主人公は、このエリシオンのオーナー「ねむいぜマジで」さん。2007年式のホンダ エリシオン プレステージSZに乗り始めて約半年が経ったそうです。所有してみての感想、カーライフをご紹介します。
――まず、エリシオンに乗ろうと思ったきっかけを教えてください
以前は日産・エルグランド(3.5Lモデル)に乗っていたのですが、初度登録から20年が経ち修理が増えてきたため、次のクルマを探し始めました。子どもが2人いるので、妻から「両側パワースライドドア」が条件として出され、車種の候補が絞られた中で、このエリシオンがあがりました。
ホンダのディーラーに勤めていた友人が所有していて、乗せてもらったこともあったのですが、街乗りが快適でトルクもあり、運転がとても楽しかったんです。
そして決め手は「VTEC」です。今でこそ可変バルブタイミングの技術は一般的ですが、“走りのVTEC”のインパクトは当時強烈で、一度そのフィーリングを味わいたいという憧れがありました。
――VTECは今もクルマ好きの心を惹きつけますね!実際に乗ってみてどうですか?
VTECが作動するポイントをしっかり感じられますね。ターボ車のようにグッと力が増す感覚で「ここから伸びていくな」というフィーリングが楽しめます。車重があるからか少しジェントルな印象ですが、高速道路の合流時などはゆとりがあって快適です。とても気持ちの良いエンジンですね。
――走りを楽しんでいらっしゃるんですね。クルマ好きになったのはいつ頃ですか?
1歳の頃に父からもらったクルマのおもちゃが最初の記憶です。大きめのタイヤで少しデフォルメされた1/18くらいのずんぐりしたミニカーだったと思います。他の積木やぬいぐるみといった他のおもちゃとは違う、複雑なデザインと4つのタイヤが、キラキラと輝いて見えました。そこから一気にクルマ好きになったんです。
――続いて、幼い頃のクルマ好きエピソードも教えてください
歩道橋の上から下のクルマを見て、車名当てをしていたそうです。 また、幼稚園の送迎バスの最後部座席から、毎日後ろを走るクルマを眺めているのが好きでした。
ある日、信号待ちでホンダ・プレリュードが私に向かってリトラクタブル・ヘッドライトをパカパカと開閉してくれたんです。そのとき「クルマってあいさつできるんだ!」とうれしい気持ちになったことを、今でも鮮明に覚えています。他の友達は前を見て座っていましたから、そのやりとりを知っているのはプレリュードのドライバーさんと私だけというのもワクワクする体験でしたね。
――かわいい(笑)プレリュードのドライバーさんもうれしかったでしょうね!歴代の愛車も教えてください
最初の愛車は三菱・ディアマンテでした。次にランサー セディアワゴン、メルセデス・ベンツ E500 リミテッド(W124型)、日産・エルグランドライダーのE50型、E51型と2台乗り継いで、現在のエリシオン プレステージSZに至ります。
――馬力のあるパワフルなクルマが多いですね
初めての愛車ディアマンテは父から譲り受けたものでした。大学生になってからスノーボードが趣味になり、友達と一緒に行くためにW124からエルグランドに乗り換えました。W124は雪道が厳しかったので、ある程度人が乗れて荷物も積めるエルグランドを選んだんです
――愛車との歴史が人生と重なっていますね。ねむいぜマジでさんにとって、愛車とはどんな存在ですか?
クルマは「デザイン」、「操る楽しさ」、「移動手段」として素晴らしい存在だと思っています。同乗者との時間を共有し、思い出を作ってくれる存在でもあります。
―― 学生時代は仲間たちと、そして今は奥様やお子様と、愛車とともに思い出を重ねているんですね
はい。大切な人を乗せて運ぶのだから、クルマも大切にする…自然なことだと思っています。このエリシオンとともに家族とたくさん思い出を作っていきたいです。
――たくさんドライブを楽しんでください!ちなみに、車内ではどんな音楽を?
家族でドライブするときは、後部座席でアニメなどを流しています。ひとりのときはエンジン音を楽しみつつ、異音が出ていないかもチェック。ときどき学生時代に聴いていたJ-POP集を聴くこともあります。
また、純正オーディオに「アクティブノイズコントロール」というノイズキャンセラーが付いているのですが、この効果を試したくていろんな速度域で音楽を再生してみることも楽しんでいます(笑)。音楽の音量を上げると、エンジン音が小さくなっていくんです。ロードノイズは聞こえている感じですね。
――ご家族の反応はいかがですか?
妻も「乗り心地がいい」と気に入ってくれています。明るい色の内装を希望していましたが、このブラック基調の内装が気に入ったようです。10万km走っているとは思えないほど内装がきれいで、シートのシワや傷を見つけるのが大変なくらいです。ドアを開けたとき、わずかに新車に似た香りがしたことにも驚きました。前オーナーが大切にしていたのが、すごくわかりますね。
――内装で特に「素敵だな」と思ったポイントはどこですか?
ハーフレザーのシートです。座面と背もたれのファブリック素材が、あまり見たことないとても手触りの良い生地なんです。納車後にカタログを確認したところ、ジャガード生地が使われていることを知りました。ファブリックは使っているとどうしてもシワやスレが出たり、毛羽立ったりするイメージでしたが、そういったダメージがほぼ見られません。このシートは内装で最も気に入っている部分かもしれません。
――外装もすごくきれいですね。普段はどんなメンテナンスを?
洗車時には普段と違う汚れがないか、ブレーキパッドの残量などもチェックするようにしています。
洗車といえば、こんなことがありました。納車されて初めて洗車した日に、市販の研磨剤とコーティング剤でヘッドライトを磨いていたのですが、その時ちょうどホンダディーラーに勤める友人から「今、俺のエリシオンのヘッドライトを磨いてる」とLINEで写真が送られてきて…その場でエリシオン同士の“コーティング大会”になりました(笑)
――シンクロですね(笑)。いずれお子様と親子で洗車するのも楽しみなのでは?
そうですね(笑)。今、2歳の息子がクルマに興味をもち始め「はたらくクルマ」に夢中で、特にトラックやクレーン車などの重機が大好きなんです。商用車も大好きで車種をよく覚えていますね。ミニカーも持っているので、本物を見かけるとうれしそうにしていますね。
――親子そろってのクルマ好き、素敵です!「車名当てゲーム」を一緒にする日も近そうですね
はい、私も彼に負けじと、重機や商用車の車種や型式を勉強しています(笑)
――このエリシオンと、これからもたくさん思い出を作っていけそうですね
そうですね。子どもたちもこのエリシオンを気に入ってくれているので、家族で大切に乗っていきたいです。前オーナーさんの記録簿と整備手帳も残っているので、抜群のコンディションを引き継いで、これからも「きれいに維持すること」にこだわっていきたいです。
エリシオンを満喫している ねむいぜマジでさん。X(エックス)のアカウントでは、日常の風景やミニカーなどの話題を発信中です。ぜひチェックしてみてくださいね。
【X】
@nemuize_mazide
ねむいぜマジでさん
(文:野鶴美和)
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