『コペンは僕の人生』新たな趣味や四季を感じるオープンドライブなど、僕のカーライフはコペンが主役
今回お話を伺ったのはヤエガシさん28歳。中学生の頃からの憧れで念願だったコペンを19歳で購入し、普段使いというよりは、特別な日にコペンに乗るという選択をしてきたといいます。
コペンに乗り始めて今年で約10年が経つというヤエガシさんですが、そのカーライフにはたくさんの思い出があり、予想外のこともあったと話してくれました。
今回は、コペン×ヤエガシさんのお話です。
――中学生の頃からコペンが気になっていたんですね
そうなんです。当時、親のクルマで送迎してもらっていたのですが、偶然コペンとすれ違ったことがあって、自然と目で追っちゃっていたんですよ。
当時からクルマのリヤのデザインが好きで、どのクルマでもリヤは見ちゃう傾向があるのですが、コペンの後ろ姿はどストライクで一目惚れしてしまって(笑)。コペンはギュッとプリケツなので、自分の好みそのものでした(笑)。
それでいつか乗りたいなって、頭の片隅にコペンがずっといました。
――リヤの見た目、確かに特徴的でめちゃくちゃ可愛いですよね
スラっとしたクルマよりかは、お尻がきゅっと凝縮されたようなクルマ、もしくは逆にすごく角張っているクルマ、“丸か四角かどちらか”の見た目をしたクルマが好きなんですよね。
――念願だったコペン、納車日はさぞ楽しまれたんじゃないですか?
その通りです(笑)。納車日は父と電車で隣の宮城県の販売店まで向かいましたが、自分が探し求めていたコペンに会えるというウキウキな気持ちで会いに行ったのを覚えています。実物は写真で見た通り完璧で、当時は2月で寒かったのですが、わざわざオープンにして帰りました(笑)。
――オープンにできるのもコペンの醍醐味ですもんね!!
ホントに、納車されてすぐにオープンにしましたよ。車内からお店の人に手を振ってテンションMAXで出発したのですが、途中で寒さに耐えかねて閉めちゃいましたけどね(笑)。
でも、本当に開放感がすごくて「とにかく感動!」という感じでした。オープンにできるクルマって他にもあるけど、フルオープンにできるコペンだからこそ、真上に何もない状態が「とにかくすごい!」のひとことでしたね。
――ヤエガシさんはコペンに乗るようになって、“変化”は何かありましたか?
元々、自分はかなりインドア派で社交的ではない性格だったんですよ。アクティブなことは一切してこなかったのですが、コペンに乗ってからは行動的になって、例えば、写真を撮るようになったのも1つあります。
最初の頃は、1人でドライブして写真を撮ることが多かったのですが、SNSで声をかけてもらったコペンオーナーさんをきっかけに、ミーティングにも行くようになりました。
それからは、人見知りな性格も変わったんじゃないかっていうくらい、人が集まるところに行って楽しむことが増えましたね。コペンが無かったら絶対にこうはなってなかったと思います。
――そういえば、SNSを見たら、カフェの前にコペンがいるお写真がたくさんありましたよね。めちゃくちゃ可愛いです!
ありがとうございます。カフェ巡りも、コペンに乗り始めてからするようになった趣味なんですよ! コペンっていろんなカフェの雰囲気によくマッチしてくれるので、コペンとカフェを絡めた写真をよく撮っています。
お店の中からクルマが見えるカフェだと、コーヒーや食事を楽しみながらコペンを見られるので、それはもう本当に幸せな瞬間なんです。カフェ巡りは行きたいお店が見つかり次第行くっていう感じで楽しんでいます。
――ヤエガシさんの旅のベースにはコペンがあるんですね!
どこへ行くにも、コペンのための旅っていう感覚というか……、主役はコペンで、自分が旅のお供くらいの勢いですね(笑)。「コペンをここに連れて行ってそこで写真を撮りたい」とか、旅先を決める時も、気付いたら全部コペン優先で考えちゃっています。
コペンって写真に収めると本当に可愛いくて、それに気付いてからは「写真を撮らなきゃ!」っていう使命感すら覚えている自分がいます。もちろん写真だけじゃなくて、運転することも好きなので、ちょっと遠くに行きたいなとか、息抜きしたいなっていう時もあります。
――ドライブも楽しいって、もう最高のカーライフですね!
コペンに乗っている時ってすごく楽しく感じるんですよね。特にオープンにして風を感じている時は、確実に幸せな瞬間です。
例えば、春は桜が咲いていると、天井そのものが桜になる感覚がありますし、菜の花とかも真横に草原のように広がって、格別なドライブになるんです。秋は紅葉にすごく感動しますね。日本の四季を肌で感じながら走ることができる時間って、他では代えられないすごく良いものですよ。
――これまでで一番印象的なコペンとの思い出って何ですか?
鎌倉市にあったダイハツ公認カフェ「Copen Local Base Kamakura」や、コペンの生まれ故郷である大阪に、コペンと一緒に行けたことですね。
鎌倉のカフェはコペンが室内に展示されていて、コペンオーナーが集いやすく、ちょっとした聖地だったんですよ。そこが2022年6月26日に閉店するっていう話を聞いて「絶対行かなきゃいけない!けど遠いな…」って悩んでいたのですが、会社でそれを話したら「行くしかないじゃん!」って言われて(笑)。その勢いですぐに計画を立てて、閉店する前日に行けたんですよ。現地ではコペンオーナーさんたちにも会えて、すごく感慨深かったです。
その時に「COPEN OF JAPAN」っていうコペンが集まるイベントが大阪であるっていう話を聞き「それも行くしかないな」って思ったんです(笑)。大阪までは1000kmくらいの距離があるのですが、コペンでサクッと行けちゃいましたね。
――他にも遠方に行ったりしましたか?
山梨県にも行きましたね。富士山とコペンを一緒に撮りたくて行ったのですが、雲に隠れて全く富士山が見えなかったんですよ。2泊3日くらいで行ったのですが、結局見えず、その時はめちゃくちゃショックでしたね。どの日も富士山は見えなかったけど、今となっては素敵な思い出になっています。いつかリベンジはしたいです(笑)。
――今後はコペンとどんなカーライフを送っていきたいですか?
今の綺麗なコペンをずっと維持したいっていうのが一番の思いですね。どうしても維持が難しいっていう状況にならない限りはずっと乗り続けたいです。
多分、あと何十年かしたら古いクルマ扱いになると思うのですが、その時までは絶対にキレイに持っていたいです。ビートとかカプチーノとかも古いクルマになりつつありますが、キレイに維持して乗っている人を見ると、感心すると同時に、自分もそうなりたいなって思っています。
――今のヤエガシさんにとって、コペンってどういう存在になっているんでしょう?
僕の人生です。少しおこがましいですが、自分と言ったらコペンでしょって思っています(笑)。自己紹介する時も「僕はコペンが好きだ」っていうのは絶対言いたいですし『自分=コペン』これはずっと変わらないと思います。
「普段乗りというよりは大切な日に乗るようにしているのは大切にしたいから」
その思いが深く納得できるくらい、取材中のヤエガシさんはずっと、コペンへの愛で溢れていました。
コペンとのカーライフをSNSで発信するヤエガシさんですが、この先もずっと、コペンとの“特別な日”を更新し続けていって欲しいですね!
富士山とコペンが一緒に映る写真が投稿される日を、陰ながら楽しみにしています!
【Instagram】
やえがしコペンさん
(文:秦 悠陽 写真提供:ヤエガシさん)
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