【おしゃれなあの人の気になるカーライフ】自分が好きなことに全力投球なアクティブ女子

「街で出会ったおしゃれな人のあの雰囲気に憧れる〜」。と、ウキウキした経験はありませんか。その人はきっと、ファッションや、行く先、趣味、生活模様だけでなく、クルマの乗りこなしに至るまでも、自然でさりげなくて、その人全体が魅力的なはず。そんな人たちの、おしゃれでさり気ないクルマとの暮らしを、ちょっと覗いてみました。

家でじっとしているのが苦手で、体を動かすことが大好き

「こんにちは! ちょっと寒いですけど、今日は宜しくお願いします」。愛車のトヨタ AQUA G’sのハンドルを握り、とっても元気よく現れてくれた堀江さん。昼間はフリーランスとしてクルマ関連のイベントやメディアの仕事をしながら、夜間は鍼灸師の資格をとるべく専門学校に通う忙しい日々を送っている彼女。体を動かすことが大好きで、休日もドライブをはじめ様々な趣味を楽しむアクティブ女子だ。

持ち前の運動神経の良さを活かし、趣味ではじめたウェイクボードはめきめきと上達中。ゴルフもスムーズにラウンドできるよう練習に励んでいるとか。最近は学校に通っているため行けていないというが、それでも暇を見つけては楽しんでいるそう。

「小さい頃からとにかく体を動かすことが大好きで、ダンス、水泳、バスケ、ハンドボールなど様々なスポーツをやってきて、大学も体育大学に進学しました。社会人になった今でもウェイクボードやゴルフ、スノーボードなど体を動かす趣味が多く、休みの日に家で過ごすことはほとんどないんですよ。幼い頃からずっと何かしらのスポーツをやってきたので、家でじっとしているのが苦手なんです(笑)」

  • 少しでも暇ができればドライブや旅行に行くという堀江さん。写真は昨年行ったという石川県旅行で撮ったもの。日本で唯一砂浜をドライブできる千里浜なぎさが最高だったそう。

「色々な趣味を楽しんでいますが、一番好きなのがドライブ。自分でクルマを運転して、好きなところにいくのが大好きなんです。誰かのクルマに乗せてもらってというよりも、自分で運転するのがほとんど。ここ最近は忙しくてなかなか行けていませんが、昨年は友達を誘って私のクルマで石川県に旅行してきました。知らない街を走るのって非日常感があって、ちょっとワクワクしますね」

クルマに興味をもったきっかけは、意外にも“ドリフト”

  • 堀江さんが大好きな映画だという〈ワイルドスピード〉。この映画でドリフトするシーンを見て、自分でもやってみたいと思ったそう。写真奥のメガネはPRADA、写真前のサングラスはRAY-BAN。

休みの日は自分でハンドルを握って好きなところに出かけ、思いっきり趣味を楽しむ堀江さん。とってもアクティブなライフスタイルを送る彼女に、クルマに興味をもったきっかけを聞いたところ、意外な答えが返ってきた。

「結構マニアックというか、女性でそういう人は珍しいと言われるのですが、クルマに興味をもったのはドリフトがきっかけなんです。ドリフトとはタイヤを横滑りさせながら、車体をスピンさせることなく運転するテクニックのことで、アクション映画などで見たことがあると思います。父親の仕事の関係で子供の頃からサーキットに連れていってもらっていて、そういうスポーツ走行を見慣れていたというのもあるし、映画〈ワイルドスピード〉でもドリフトで走るシーンがあったりして、大学生の頃、私もやってみたい!と思ったのがきっかけです」

  • 初めて買ったクルマは日産のシルビア S13(写真上)。その後、ドリフト車としてトヨタのJZX90 チェイサーを購入(写真下)。ピンクに塗装してド派手な仕様に。

「自分のクルマとして初めて買ったのは大学4年生の頃。四角いフォルムがカッコよくて、スポーツ走行もできるシルビアS13に乗っていました。その後就職して、本格的にドリフトを練習したくなり、ドリフト車としても人気だったトヨタのJZX90 チェイサーに乗り換えました。当時、このクルマでサーキット場に行き一生懸命練習していましたが、結局難しくて自分が満足するまでにはできませんでした。今はチェイサーを手離してしまったので練習できていませんが、学校や仕事が落ち着いたタイミングで再チャレンジしたいなと思っています」

そんなあの人のクルマとの関係

自分がやりたいと思ったことに、常に全力投球な堀江さん。行動範囲が広く、アクティブなライフスタイルにもクルマはなくてはならないもの。現在の愛車はトヨタのAQUA G’s。どうしてこのクルマを選んだのだろう。

「車庫の問題でコンパクトカーが良かったのと、スポーツタイプの車種が好みということもありますが、一番の理由は燃費です。私がこれまで乗ってきたドリフト車とは全くタイプが違うので、意外に思われるかもしれません(笑)。ハイブリッド車に乗ったのはこれが初めてだったのですが、最初はあまりの燃費の良さに驚きました」。

「趣味のウェイクボードやゴルフ場に行く時もほとんど地方なので長距離走りますし、ドライブが趣味ということもあり、燃費の良さはマストです。この間行った石川県旅行の時もこのクルマで行きましたが、東京からの行き帰りに加え、現地でも散々乗り回したのにガソリン代が6000円くらいだったんですよ。友人たちと数人で行けば、高速代などを合わせても断然安あがり。燃費が良いとガソリン代を気にすることなく日常の足として気兼ねなく乗り回せるので、心の余裕にも繋がります」

「AQUAには大きく分けて4つのグレードがありますが、G’sにした一番の理由は運転のしやすさを重視したから。購入する際何台か試乗してみましたが、G’sはスポーツカーのようにしっかりとした硬い足で、急カーブでも安心して曲がることができたので、これなら長距離も安心して走れるなと」

G’sはフロントバンパーやリアバンパー、LEDフォグランプほか、17インチのアルミホイールなど専用パーツがふんだんに使われている。このあたりの特別感もポイントだったそう。

「AQUAは人気車種なのでノーマル仕様は街中でもよく見かけますが、G’sはあまり走っておらず、人と被りにくいというのも選んだ理由のひとつです。フロントグリルの形状やリアバンパーがノーマルとは異なり、より精悍でキリッとした印象で私好みでした。また、ノーマルのホイールは15インチですが、G’sは17インチの限定ホイールにポテンザのタイヤがついていたのもポイントです。ホイールが2インチ大きくなったことで、見た目もグッとスポーティーな印象になっています」

CABANAのユニオンジャック柄ネックパッドとシートベルトパッドを装着。TRDのカーボンキーケースには紛失防止用のタグbiblleを付けている。クルマ好きならではのチョイスが◎。

「内装がしっかりと作られていたのも大きかったですね。私一人ならそんなに気にしませんが、友人たちを乗せることも多いので。黒がベースになっていて、シートのレザーの質感やステッチも高級感があり、座っていて気持ちいい。運転席もバケットシートのように背中にフィットする形になっており、急カーブでもお尻がズレることなくしっかりと支えてくれます。細部までしっかりと作り込まれている印象で、今のところ何の不満もないですよ」

疲れている人たちを癒せる仕事がしたい

「鍼灸師の資格が無事に取得できれば、ストレスを抱えている人や、疲れている人たちを少しでも癒せる仕事に就ければと思っています。まだぼんやりとした夢ですが、キャンピングカーを1台買って、マッサージ師として色々な場所を訪れながら施術できたらいいな。でも、まだ先の話なのでまずは目の前の国家試験を頑張ります(笑)」

プロフィール/堀江美帆さん
ほりえ・みほ/1993年生まれ。東京都出身。子供の頃からスポーツが大好きで、日本女子体育大学に進学。現在はフリーランスとしてはクルマ関係のイベント運営などを行う仕事をしながら、鍼灸師の資格を取得すべく猛勉強中。
Instagram @horiemi225
( https://www.instagram.com/horiemi225/ )


スカート/GUESS、ベルト/CELINE、ブーツ/R&E、ピアス/ZARA

(取材・文/野村和幸 写真/入江達也)

[ガズー編集部]

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