【おしゃれなあの人の気になるカーライフ】ネイリストのマイカーはレクサスUX250h。彼女のマイルールとは?

「街で出会ったおしゃれな人のあの雰囲気に憧れる〜」。と、ウキウキした経験はありませんか。その人はきっと、ファッションや、行く先、趣味、生活模様だけでなく、クルマの乗りこなしに至るまでも、自然でさり気なくて、その人全体が魅力的なはず。そんな人たちの、おしゃれでさり気ないクルマとの暮らしを、ちょっと覗いてみました。

彼女のルールとは

真っ白なボディのレクサスUX250hから優雅に降り立ちクルマの側に佇むと、よりいっそう洗練された雰囲気が引き立つこの女性は、ネイリストの下川美友紀さん。

「このクルマをすすめてくれたのは主人なんです。それまでは軽自動車がわたしのクルマでしたが、子どもが大きくなったこともあり、手狭だから乗り換えたら?と主人にすすめられて、UXを購入しました。でも乗っていたダイハツ・タントも手放したくなくて。だから主人に2台残してほしいとお願いしました。

軽自動車のタントは自転車かわりの感覚で、UXは子どもといっしょに出かけるときや遠出するとき用として。もうずっと長く、軽自動車に乗っていて、そのサイズ感に慣れてしまったので、UXの大きさに慣れるまで時間がかかるかもしれない・・・という不安があったんです。でもいまはおかげさまで2台とも楽しく運転できるようになりました。

結果、2台を使うというぜいたくな生活になっていますが、もうしばらくは2台体制で過ごしたいと思います」

下川さんは2台のマイカーがあるので、ひとつのルールを決めている。それは1日に必ず両方のクルマに乗ることだそう。

「たとえば朝、子どもを保育園に送るときはタントで行き、お迎えに行くときはUXに乗るようにしています。1日に、2台のクルマを乗ることはわたしが決めたルールですね(笑)」

熱い想いを胸に秘めてワゴンRのハンドルを握る日々

下川さんがはじめて免許を取得し、購入したマイカーは日産・アベニール。
「当時、ツーリングワゴンが流行っていたのでその流れで購入したのですが、運転する感覚がちょっと自分のフィーリングとは合いませんでした。それで2台目に購入したのはスズキ・ワゴンRです。小さいし小回りが効くので、軽自動車がわたしにはベストサイズでした」

彼女の仕事はネイリスト。自宅の一角をネイルサロンにして営業をしている。ネイリストになるまでもいろいろな紆余曲折があったそう。

「昔、東京で会社員をやっていたときに何か習い事をしようと思ってネイルスクールを選んだのですが、じつはネイルには全く興味がなかったです(笑)。ただスクールで会った友人とおしゃべりしたりランチをするのが楽しみでした。それからわたしは地元に戻り、会社員として働いていたのですが、あるとき、ネイルスクールの友人と再会したら、友人たちはネイリストになっていてイキイキと働いていたんですね。その様子を見ていたら、同じスクールに通っていたのにわたしは何も活かしていないなと悔しくなったんです。そこからは一念発起。短期間で多くの経験を積むには、お客様が多い東京だと思い立ち、再び東京に戻ってネイルサロンで働きました」

目標はネイリストとして独立すること。この思いを最短で実現するために再び東京へ。東京にいる間は、クルマのある生活はいったん休止するものの、地元に戻ってからは、独立開業の熱い思いを胸に、柏や成田にあるネイルサロンへワゴンRで通う日々。

「働きながらネイリストの技能検定を取得して、地元に戻り、柏や成田などいろいろな店舗で経験を重ねました。あのころは毎日、ワゴンRに乗っていましたね」
最終的に実家の離れをリフォームして開業。そして3年後、結婚を機に新居を構えて、現在はその一角をネイルサロンにしている。

職業柄、ハンドケアは欠かさずに

子どもの送り迎えから日々の買い物など、自転車感覚で走らせたいときはタント、少し遠出するときはUXと乗り分けている下川さん。新しく迎えたUXについて聞いてみた。

「主人にすすめられて初めてUXというクルマの存在を知ったのですが、見たときにかっこいいな、素敵だなと思いました。ただひとつだけ心配だったのは、これまで小さいクルマだったのでわたしに運転できるのだろうかということ。でも日常で乗ってみたら運転しやすく、移動は快適です。もともと好み的にかわいい系はあまり好みじゃないので、UXのユニセックス的な雰囲気は気に入っています。車内もあまりものを置かない派ですが、レクサスベアだけは娘が気に入っているので乗せています(笑)そのほかひざ掛けやハンドクリームなどは常備していますね。やはり手を見られる仕事なので、信号待ちでは手の乾燥防止にクリームを塗ったり、日焼け防止に手袋をしたりしています」

職業柄、手は商売道具。クルマに乗る時も手のケアは怠らない。また近ごろはコロナ禍で手指の消毒をまめにすることが習慣になっているため、消毒液で手が荒れるお客様も増えているのだとか。

「ネイルだけでなく、手指のハンドケア、保湿メニューをリクエストされることも多いです。手は年齢が出る部分ですし、人の目に入りやすいパーツですから、爪だけでなくトータルケアで考えています」

等身大でナチュラルに

下川さんのネイルサロンは口コミのみ。看板も無ければ、ホームページも用意していない。最後に下川さんに今後やりたいことを伺うと、とてもナチュラルな答えが返ってきました。

「今後やりたいことですか? とくに何もないですね。いまの状態がこのまま続けばいいなと思っています。若いときは、2年以内に資格を取得しようとか、いつまでに独立するとか、自身を追い込んで頑張りすぎたので、いまはマイペースに日々を過ごしています。ネイルのお客様も1日にひとりかふたりにして、完全予約制。子育てを大事にしながら、自分のやりたい仕事もできているのでいまはとても充実しています」

ネイルの仕事も、子育ても、2台のクルマ生活も、彼女が彼女らしく等身大でナチュラルに過ごすためには必要なモノとコトなのでした。

プロフィール/下川美友紀さん
しもかわ・みゆき/茨城県出身。ネイルサロン運営。会社員から一念発起。独立を目指して都内のネイルサロンで学び、さまざまな店舗で経験を積んだ後、現在は自宅の一角をネイルサロンにして運営中。お客様との会話を楽しみながら爪だけでなく、手のトータルケアを行っている

トップ&スカート/ROPE、ネックレス/ZARA、靴/CHANEL、バッグ/FENDI、時計/Cartier

(取材・文/鈴木珠美(officetama,Inc.) 写真/村上悦子)

[ガズー編集部]

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