赤色のこの警告灯が点灯したら?-意外と知らないクルマの取説-

(プリウスαの取説より)

クルマのメーターパネルや運転席まわりには、ドライバーにクルマの状態や異常を知らせるために実に様々な表示灯や警告灯があり、それぞれマークで表示されています。これらのマークは通常点灯することはほとんどありませんが、いざ点灯した時に慌てないようにこれらのマークの意味と点灯したときの対処法については知っておいたほうがよいでしょう。

ランプの色は3種類

表示灯・警告灯マークのランプは赤色・黄色・緑色の3色と国際規格(ISO)で決められています。そして、それぞれ「赤色=危険」「黄色=注意」「緑色=安全」という意味があります。赤色のランプが点灯したら、クルマに異常が生じていると考えられますのですぐに点検・修理をする必要があります。今回はこの赤色の警告灯マークの中で点灯したら直ちに安全な場所にクルマを停止する必要があるものを5つ取り上げて解説したいと思います。

▼この警告灯が点灯したら直ちに安全な場所にクルマを停止して、販売店等に連絡を!

ブレーキ警告灯/警告ブザー

まず、1つ目はブレーキ警告灯。ブレーキ液の不足、ブレーキ系統の異常などブレーキが故障したときにこのマークが赤く点灯し、同時に警告ブザーが鳴ります。この場合、重大な事故につながる可能性があるので、直ちに安全な場所にクルマを停止して、販売店等に連絡をしてください。なおパーキングブレーキが解除されていないときにも点灯しますが、パーキングブレーキを解除し、消灯すれば正常です。黄色でこのマークが点灯する場合は電子制御ブレーキシステムの異常ですので、直ちに販売店などで点検を受けてください。

油圧警告灯

2つ目は、油圧警告灯。エンジン内部を潤滑しているエンジンオイルの圧力に異常があるときにこのマークが赤く点灯します。そのまま走り続けるとエンジンが故障してしまうので直ちに安全な場所にクルマを停め、エンジンを停止したうえで、販売店等に連絡をしてください。

高水温警告灯

3つ目は、高水温警告灯。エンジン冷却水の温度が正常な値より高くなったときにこのマークが赤く点灯します。エンジン冷却水の温度が上がり過ぎると、エンジンが正常に働かなくなってしまうので、直ちに安全な場所にクルマを停め、エンジンを停止したうえで、販売店等に連絡をしてください。

充電警告灯

4つ目は、充電警告灯。クルマのバッテリーが劣化して正常な電圧より低くなったときや、充電系統に異常があるときにこのマークが赤く点灯します。走行中に点灯した場合は、直ちに安全な場所にクルマを停め、エンジンを停止したうえで、販売店等に連絡をしてください。

ハイブリッドシステム異常警告灯

最近増加してきたハイブリッド車電気自動車には、駆動モーターの異常やバッテリーの容量についての通知などこれまでのガソリン車にはなかった警告灯があるので注意が必要です。5番目のハイブリッドシステム異常警告灯は、ハイブリッドシステム自体に異常があるときに、このマークが赤く点灯し、同時に警告ブザーが鳴ります。この場合、重大な事故につながる可能性があるので、直ちに安全な場所にクルマを停止して、販売店等に連絡をしてください。

今説明した5つのほかにも警告灯には様々な種類があります。

車種によって、ないものやマークの異なるものもありますので、一度コンソールボックスの中の取説に目を通してみてはいかがでしょうか?

エンジンスタート時に全部のランプが点灯する訳

エンジンをかけるとき、ONの状態にすると一旦メーターパネル内のランプがすべて点灯しますが、これにもちゃんとした理由があります。

パネル内のランプは消灯状態が基本なので、ランプ自体の故障によって点灯しなくなってしまったときに、それをドライバーに気づかせるためにエンジン始動時に一旦点灯するようにしているのです。ですから、エンジン始動の前にすべてのマークが点灯しているかどうかをチェックすることもとても大事なことなのです。 
なお、その後、エンジンを始動させれば問題がないものは消灯するしくみになっています。もし、警告灯がそのまま点灯している場合はただちに販売店で点検をしてもらいましょう。

[ガズー編集部]