【WRC2022】やっぱり爆走する生のWRCマシンが見たい! 新城SSでラリージャパンを満喫&現地観戦アドバイス
12年ぶりに開催されました世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンド「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」。以前開催されていた北海道では、2010年までに6回開催され、観客動員が50万人を超えた年もあったというから、その盛り上がりは半端ではありませんでした。
そして12年ぶりのラリージャパンは、まだコロナ禍の影響も残り観戦券の販売数も制限されていたり、特に国外のファンの方が圧倒的に少なかった印象ではありますが、近県の方のみならず全国からラリーファンがたくさんいらっしゃっていました。
ただ、前述の通り観戦券は数が少ないこともあり、あっという間に販売終了……。
実際に7月28日(木)に発売開始、8月26日(金)から追加販売も行われましたが、早いところでは3分で完売というSS(スペシャルステージ:競技区間のこと)もあったり、2か月前くらいに「もう売ってないの?」となった方も多いはず。
ところが新城SSが行われる新城市は、10月15日に新城SS会場に入るための専用駐車場券を発売開始したんです。しかも11月に入ってから売り切れとなったことから、かなり穴場感のあるSSとなりました。
新城市のラリージャパン特設サイト
https://wrc-shinshiro.com/
料金も、他のSSの観戦券は大人1人が13,000円(子供3,500円)であることに対して、新城SSでは専用駐車場を10,000円で購入すれば、券種により同乗者2名、もしくは3名が観戦可能とリーズナブル!
豊田スタジアム中心に取材予定だった編集部員の私も「やっぱり生の走りが見たい!」ということで取材スケジュールを調整、実際に駐車券を購入して、ファンのみなさんと同じように新城SSで観戦&取材してきました! 感激です!!
駐車券としては、会場内駐車場(入場整理券2枚付き)と第1、第2駐車場(送迎バス利用整理券3枚付)、オートバイ駐車場があり、いずれかの駐車券を持っている人のみ観戦エリアに入場できる仕組み。(※当日販売はなし)
その中で第2駐車場の駐車券を購入しました。
そして迎えた当日、SSの時間は9:03~ですが、駐車場の入場可能時間は5:00~7:00ということで、まだ真っ暗な状況の中第2駐車場に到着。準備を整えて送迎バスに乗り会場入りするころには、明るくなり始めました。
<観戦アドバイス>
・この時期のラリー観戦の朝は、とにかく寒いので防寒対策をしっかりしてください。
・昼間は天候次第では暖かくなりますので、重ね着するタイプの服装で上手く寒さを調整できるようにすると荷物が増えなくていいでしょう。
5つの観戦エリア紹介と現地観戦のアドバイス
新城SSには5か所の観覧エリアが設けられており、それぞれの観戦エリアに特長があります。
観覧エリア1
約300mの直進、左の急なコーナーまで本気走行のラリーカーを1番長く観られる芝生エリア。レジャーシートやキャンプチェアなどでピクニック気分も味わえます。
観覧エリア2
スタート直後の下りの直線からのフルブレーキング! 90度の急カーブからフル加速していくラリーカーを観ることが可能。会場内で1番間近に観られるエリアです。観覧エリア3
スタート直前のエリアのため、手を振ればドライバーやコ・ドライバーが手を振り返してくれたりします。そしてスタート時の緊張感も味わえます。観覧エリア4
丘の上からラリーカーの走りを観ることができるエリア。パブリックビューイングも設置されていて、早い者勝ちの200名限定のエリアです。(8時以降は移動不可)観覧エリア5
ちょっと走っているマシンからは遠いですが、バス乗降場から近いアスファルトの地面で、新城うまいもん市場やお手洗いからも近い、観戦しやすいエリアです。<観戦アドバイス>
・実際にマシンが走る際は前列の方も立ち上がるので、いい写真が撮りたい人は最前列を確保しましょう。
・最前列を確保する場合は3時間前くらいから待つ必要がありそうです。
・待ち時間も長くなるので、キャンプチェアやレジャーシートなどを持っていきましょう。
・折りたたみの踏み台などは座ったり撮影に役立ったりしそうです。(使用してもいいかのルールは事前にご確認ください。)
・芝生などは濡れているので、荷物用にもシートが必要です。
・お手洗いが近くにない場合もありますので、計画的に済ませておきましょう。
特にWRCマシンなどはとても速いので、お目当ての車両の出走順なども事前にチェックしておいてください。
そして、観戦スケジュールを立てるにあたって大切なことがあります。
<観戦アドバイス>
・SSの全車両の走行が終わり規制が解除されるまで会場を出られないことがあります。
・無理に予定を詰め込まず、事前に余裕を持った計画を立てましょう。
今回の新城SSもそうだったのですが、SSの全車両が走行を終え、最後の「スイーパー」というクルマが競技エリアの安全性を確保するまで交通規制が解除されず、会場を出ることができない場合があります。
これは公道を使うレースだからこその安全確保のためのルールでもありますので、きちんと従いましょう。
WRCのトップカテゴリーのマシンの走行を見たから次の観戦ポイントに急いで向かう、といったことはできませんので、余裕をもった観戦スケジュール立てが必要となります。
とは言っても、この日の私の取材スケジュールは
・新城SS観戦&取材
・愛知県・奥三河の名物「五平餅」を堪能
・SS11に向かうマシンのリエゾン取材
・WRCマシンの後ろを一緒に走ってみた
・豊田市駅前イベントの取材
・岡崎SSの後のリエゾン取材
と、あちこちでWRCマシンに会って、写真を撮って、たくさん手を振って、WRCを満喫しました!
この記事や別掲載のリエゾン観戦に関する記事を参考にしてもらい、来年のラリージャパン観戦の参考にしてもらえたらうれしいです。
(文、写真:GAZOO編集部 山崎)
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