2021スーパー耐久富士24時間 ルーキー水素車は完走、総合優勝はDAISHIN GT3 GT-R

2021年5月22日(土)-23日(日)に富士スピードウェイでスーパー耐久24時間レースが行われた。

注目の、ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)32号車ORC ROOKIE Corolla H2 concept)は走行距離1634km、走行時間12時間、358周回、充填時間4時間で完走、モリゾウ選手がチェッカーフラグをうけた。夜中に長時間停止したが水素以外のトラブルで停止したとのこと。総合優勝はST-Xの81号車DAISHIN GT3 GT-R、2番は下位クラスST-1のシンティアム アップル KTMという結果になった。予選は雨で中止になったが、決勝の間は小雨がパラつくことはあったものの、ドライの安定した天候の中で行われた。

総合順位
1位 ST-X 81号車 DAISHIN GT3 GT-R 
2位 ST-1 2号車 シンティアム アップル KTM
3位 ST-Z 3号車 ENDLESS AMG GT4

 

 

モリゾウ選手レース後に、意志ある情熱があるからこそ未来は創れるんだ

MORIZO選手は、レース後に会見を行った

「今回の水素エンジンで24時間のレースにチャレンジすることを経験できた人材をつくることができた。」

「水素エンジンという新たな選択肢を広げる第一歩であり、それを多くの人の前で示せることができた。10年以降の未来については、規制と目標では創ることができない、意志ある情熱があるからこそ未来は創れるんだ」

「車は5感を体験できるものであり、水素エンジンは5感を共感できるものだ」

そしてST-Qクラス(開発車両)についても想いを語った。

「レースというのはドライバー、メカニックともに苦労して表彰台に立つことが目標であり報いである。そして、我々のドライバーはニュルでも表彰台に立てるメンバーです。でもSTQクラスは表彰台に立てません。なので、今後はもっとドライバー達を報道して欲しい」

モリゾウ選手の胸の内を始めて語ったと思う。

カーボンニュートラルへの想いをトヨタの社長として説明をした

トヨタが行動することによって、意思のある未来がつくれるように心がけている。カーボンニュートラル達成まで30年あり、目標達成に向けて何かを排除するのでなく、今まで蓄積した技術を使い、多くの自動車産業を支えている皆さんに笑顔をつくること、そして意思ある情熱の行動し未来をつくろうとする550万人の人達と、意思ある未来を一緒につくっていきたいと語った。

スーパー耐久富士24時間 クラス別上位チーム

ST-X
1位81号車  DAISHIN GT3 GT-R
2位777号車 D'station Vantage GT3
3位290号車 Floral UEMATSU FG 720S GT3

ST-Z
1位3号車  ENDLESS AMG GT4
2位30号車 SS/YZ Studie BMW
3位500号車 5ZIGEN AMG GT4

ST-TCR
1位 97号車 Racer Honda カーズ桶川 CIVIC
2位 75号車 おとぎの国 CIVIC TCR

ST-1
1位 2号車 シンティアム アップル KTM
2位 38号車 mutaRacing GR SUPRA
3位 695号車 BMW M2CS racing

ST-2
1位 7号車 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10
2位 24号車 GV Race Analytics GR YARIS
3位 59号車 DAMD MOTUL ED WRX STI

ST-3
1位 62号車 HELM MOTORSPORTS RC350
2位 41号車 エアバスター 55Garage RC 350 TWS
3位 15号車 岡部自動車レカロZルーニースポーツ

ST-4
1位 18号車 Weds Sport 86
2位 884号車 林テレンプ SHADERACING 86
3位 310号車 GRGarage水戸インター GR86

ST-5
1位 456号車 odula Star5 Roadster
2位 66号車 odula TONE MOTULロードスター
3位 88号車 村上モータースMAZDAロードスター

ST-Q
28号車 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA 650周
32号車 ORC ROOKIE Corolla H2 concept 358周

 

 

 

MORIZO on the Road