トヨタ、新型ランドクルーザーを世界初公開。新開発のプラットフォーム、V6エンジン採用し、2021年夏以降販売へ
ランドクルーザーの歴史
ランドクルーザーは1951年に、当時としては革新的な82馬力を発揮する強力な直列6気筒エンジンを備えた4輪駆動車、TOYOTA BJ型として誕生。以降、70周年を迎える今でも「信頼性・耐久性・悪路走破性」を鍛え続け、世界170の国と地域で累計約1,040万台、年間30万台以上(※LEXUS LX、GXを含む)という実績を誇る、トヨタの歴史を象徴するクルマだ。
<GAZOOクルマカタログで車両詳細を見る>
ランドクルーザー300シリーズにフルモデルチェンジ
新型ランドクルーザーは、2007年に登場した“200”シリーズの後継となるステーションワゴンタイプ。フレーム構造は踏襲しながらも、TNGAに基づく新GA‐Fプラットフォームや新パワートレインを採用、軽量化・低重心化など長年にわたる技術の積み重ねと最新技術を融合し、素性の刷新を図ったという。
外装は、ランドクルーザーらしくオフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形などの機能美を追求。
内装は、悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすいよう、水平基調のインストルメントパネルを採用。さらに、形状や色などにこだわったスイッチ類を、直感操作ができるよう機能ごとにレイアウトしている。
パッケージについては悪路走破性を重視し、全長・全幅・ホイールベースなどの車両サイズと、ディパーチャーアングル・アプローチアングルは従来型を踏襲する(一部グレードを除く)。
新GA-Fプラットフォーム採用による素性の刷新
フレーム自体の新設計により、200㎏もの軽量化や高剛性化を実現。さらに、低重心化、重量配分、サスペンション構造などを改善。社内の熟練テストドライバーやダカールラリー出場ドライバーらによる実路走行でテストを重ね、オンロード、オフロードの双方で運転しやすく、疲れにくいクルマを目指した。
また、悪路走破性をさらに向上させるため、以下の開発・新技術の採用を行っている。
・サスペンションの基本性能(ホイールアーティキュレーション:タイヤの浮きづらさ)向上
・E‐KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System )の採用による接地性向上(世界初※)
・ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できるマルチテレインモニターの採用
・走行路面を判定し、自動でモード選択するマルチテレインセレクトの採用
※ 2021年6月現在、トヨタ自動車調べ
新開発のV6ツインターボエンジン(3.5Lガソリン、3.3Lディーゼル)を採用
従来型V8エンジンをも超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティを実現する新型のパワートレインを採用。環境性能についても、新開発のDirect Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)の採用やボディの軽量化などの効果で、年間CO2排出量をグローバルの全台数分で約10%低減できる見込みだという。
<新型車のエンジン・トランスミッション諸元>
(海外仕様代表グレード、最高出力、最大トルクは社内測定値)
排気量:ガソリン車3.5L / ディーゼル車3.3L
レイアウト:V6
トランスミッション:10速AT
過給:ツインターボ
最高出力(kw[PS]):ガソリン車305[415] / ディーゼル車227[309]
最大トルク(N・m):ガソリン車650 / ディーゼル車700
※一部地域に、V6自然吸気ガソリンエンジン・6AT仕様車あり
クラストップレベルの先進安全性能
先進機能を付与した最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。
・歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)を検知し衝突回避または被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティ
・交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能
・ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能
の追加に加え、駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両、および歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用。
「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という使命に応え続けるため、世界中の使用実態に基づいて開発が続けられているランドクルーザー。誕生から70周年を迎える年にモデルチェンジした「ランクル」が、2021年の夏以降発売され、世界各地で人々の生活や楽しみを支えていくことになりそうだ。
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。
[ガズー編集部]
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-
-
-
楽しく学べる「防災ファミリーフェス」を茨城県の全トヨタディーラーが運営する「茨城ワクドキクラブ」が開催
2024.11.21
-
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-