トヨタ・MR-S・・・ フェンダー美人なクルマ特集
タイヤを覆うフェンダーは、クルマのエクステリアデザインを決める大事な要素。今回の特集では、フェンダーのデザインが印象的なクルマを、日本車を中心に紹介します。
トヨタMR-S
1984年に日本初のミドシップスポーツとして誕生したMR2、その発展型である2代目MR2の後を受けて1999年に登場したモデル。パワーアップしてマニアックなスポーツカーになっていた2代目MR2に対して、MR-Sは初代の原点たるライトウェイトスポーツに回帰。またフルオープンボディーを採用し、絶対的なパフォーマンスではなく軽快なドライビングを楽しむモデルとなった。
2代目MR2より長い2450mmのホイールベースを持つシャシーに、前後オーバーハングを切り詰めたボディーを架装し、1tを切る車重を実現。ドアに続くリアフェンダー前端にはエアインテークが開けられ、ミドシップ車であることを主張していた。エンジンは絶対的なパワーよりもレスポンスを重視した自然吸気の1.8リッター直4 DOHC 16バルブで、変速機は5段MT。追って2ペダル式の電子制御シーケンシャル5段MTが加えられた。
トヨタのカスタマイズブランドであるモデリスタとイタリアのカロッツェリア ザガートとのコラボレーションによるVM180ザガートをはじめとする限定車などを設定した後、2002年にはトランスミッションをMT、シーケンシャルMTともに6段化するなどのマイナーチェンジを実施。その後は目立った変更を受けることなく、2007年に生産終了となった。
[ガズー編集部]
曲線美がたまらない!フェンダー美人なクルマ特集
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