【動画】トヨタ・ハリアー ハイブリッドZ 試乗インプレッション 試乗編

モータージャーナリスト島下泰久が、新型「トヨタ・ハリアー」のハイブリッドモデルに試乗。その走りは先代モデルからどのように進化したのか? 動画でリポートする。

これが通算4世代目になる「トヨタ・ハリアー」だが、正直に言うと個人的には初代モデルについてはほとんど記憶がない。仕事で触れたことはないし、当時は個人的にもクロスオーバー的なカテゴリーには興味がなかったからだ。

今から思えば、まさにプレミアムSUVの先駆けとなったクルマではあるのだけれど、すでにオフローダーテイストの乗用車では「RAV4」のようなモデルもあったし、さらに言えば1990年代後半から2000年代前半にかけてのトヨタは「WiLL Vi」「bB」「オーパ」等々、さまざまなチャレンジをしていた。それもあって、そこまで強い印象には残らなかったのかもしれない。

私にとってインパクトが大きかったのは2代目ハリアーだ。まずデビューした2003年には、先鋭的になったデザイン、世界初のプリクラッシュセーフティシステムの搭載などでオッと思い、さらに2005年にハイブリッドモデルが登場すると、まさに目がくぎ付けになった。何しろSUVでハイブリッド、しかもシステムは3.3リッターV型6気筒エンジンとの組み合わせでパワフル、「E-Four」の採用により後輪は電気モーター駆動と、すべてが先進的なクルマだったのだから。

実は2003年の東京モーターショーでお披露目されたコンセプトカーの「SU-HV1」を見た時から、気持ちはグラグラしていた。きっとクルマとのまったく新しい生活が始まるに違いない。そう直感して、それまでSUVの購入なんて考えたことがなかったのに、かなり真剣に悩んだのを覚えている。

結局、筆者はハリアーのオーナーになることはなかったが、きっと同じような思いで購入した方は多かったに違いない。しかもユーザー層は、若い人からそれなりの経験を積んできたドライバーまで広範にわたった。クルマ好きがその先進性に興味を抱くかと思えば、モテるためのクルマとしてのコスパで選ぶ若者もいたのだ。共通しているのは、従来のヒエラルキーには縛られない“何か面白いクルマ”を求める人たちだったということだろうか。そんな感度の高い人たちが、この時ハリアーに飛びついたのだ。

(文:モータージャーナリスト・島下泰久)

[ガズー編集部]

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