~2022年のGAZOO.com振り返り~愛情あふれる愛車ストーリーからニューモデル、モータースポーツなどなど

  • GAZOO.com2022年振り返り

早いもので、2022年も残り1週間ほどとなりました。
2022年もたくさんの方にGAZOO.comをご覧いただき、また取材などにご協力もいただき、誠にありがとうございます。

今年も自動車業界にはたくさんの大きな話題があったり、たくさんの愛車記事を掲載させていただきました。
そこで、GAZOO.com編集部の独断と偏見でチョイスした10個のトピックスで2022年の振り返りってみたいと思います。

それでは早速いってみましょう!

《1》東京オートサロンが2年ぶりに復活開催!

  • 東京オートサロン2022 会場イメージ

    (c) TOKYO AUTO SALON

新年の一大イベントと言えば「東京オートサロン」ですよね。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ)の影響で2021年の幕張メッセでの開催は中止となりましたが、2022年は2年ぶりに無事開催されました。

デビュー間もないGR86/BRZが、アフターパーツメーカーの手によってこれでもかってほどカッコよくカスタムされていたのが印象的です。

また、チューニングカーの祭典でありながら、SUVやワンボックスカーを中心としたアウトドアやカーライフを提案する展示車両が多かったことも印象的でした。

そして、2023年も1月13日(金)から15日(日)に幕張メッセ全館を使って、しかも出展者パンパンで開催されるようです。まだ少し入場制限もするとのことですが、注目のスポーツカーあり、楽しみなイベント盛りだくさんで開催されます。

GAZOO.comでも速報で会場の様子をお届けしていきますのでお楽しみに~!

《2》たくさんの笑顔があふれました! 出張撮影会を千葉で開催

  • 出張撮影会 午前の部の集合写真
  • 出張撮影会 午後の部の集合写真

3月6日(日)に、千葉県千葉市のフェスティバルウォーク蘇我の駐車場をお借りして、第5回の愛車広場 出張撮影会を開催しました。
180台の募集に対して250台以上のご応募をいただき、GAZOO モビことの募集ページに並んだいろいろな愛車を見ているだけで、開催前からワクワクしていました。

今回の撮影会では、チューニングパーツメーカーのトラストさんやジャーナリストの山田弘樹さんをゲストにお呼びして、トークショーや会場の練り歩きなど、少しイベント要素も加えました。

  • 出張撮影会の山田弘樹さんとの練り歩き
  • 出張撮影会のトークショー

山田さんがうま~くみなさんから愛車への想いを引き出してくれたり、トークショーにもご参加いただいたトラストさんからは、他のオフミーティングとは一味違う出張撮影会ならではの『おだやかさ』のようなものに感心いただいたことが印象的でした。

そんな出張撮影会は、2023年は秋に関西方面での開催を鋭意検討中ですので、ぜひご参加ください!
(※まだ予定の段階ですので変更となった場合はあしからず)

《3》北から南まで5県で出張取材会を開催!

  • トヨタ・センチュリー
  • ダイハツ・コペン

出張撮影会と並ぶ、GAZOO.comの愛車取材イベント「出張取材会」。今年は1月に兵庫、5月に新潟、7月に岩手・青森、11月に沖縄と開催しました。
できるだけその地元らしい場所を選び、5月の新潟では計4か所、7月は土曜に岩手、日曜に青森と県をまたいで移動するなど、新たな試みも入れながら取材させていただきました。

老若男女、1960年代の旧車から現行車、軽自動車からワンボックス、スポーツカーから国内最高峰のショーファーカーまで、本当に色とりどりの愛車とオーナー様にご参加いただきました。

その中で個人的にとても印象に残っているのが、こちらのオーナーさんです。

愛車にまつわるストーリーは読んでいただければと思いますが、まだ20代、30代のオーナーさんの『素直な笑顔』がとっても素敵で、羨ましくなりました。

2023年は、まだ伺っていない四国にも行ってみたいですし、もっとオーナーさんと楽しめるようなことができたらなと、勝手に?妄想しています。

▶GAZOO愛車広場 出張取材会 in 兵庫(2022.1.22~23開催)
▶GAZOO愛車広場 出張取材会 in 新潟(2022.5.14~15開催)
▶GAZOO愛車広場 出張取材会 in 岩手、青森(2022.7.16~17開催)
▶GAZOO愛車広場 出張取材会 in 沖縄(2022.11.26~27開催)

《4》2022年の愛車広場は500台以上の愛車を紹介!

2022年のGAZOO.comは、例年以上にもっと愛車やオーナーさんをご紹介したいと考え、いろいろと取材をさせていただきました。
出張撮影会、出張取材会を含め、その数は400記事以上、ご紹介した台数は500台以上となりました。ご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございます。

こちらも個人的に印象に残った記事をあげさせていただきました。

ランドクルーザー60は、「買ってから30年以上経っても、76万km以上走ってもまったく飽きないし、ほとんど壊れないので、部品さえあれば必然的に100万kmは超えてしまうと思ってます」という、この自然体なことが愛車と長く付き合うコツの一つということを教えていただきました。

ハスラーは、これまで国産スポーツカーからアメリカ車のフルサイズピックアップまでいろいろな愛車に乗り、今もマスタングを所有するオーナーさんが、趣味の釣りの相棒としてハマったのがハスラーという、そのギャップ感がとても印象に残りました。

そしてデリボーイは、このお二人の素敵な生活やアウトドアの楽しみ方が写真と文章から伝わってきて、思わず「いいなぁ」と口から出てしまいました。また、デリボーイがいい味を出していますし、お二人にとってもお似合いです。

ぜひ、年末年始のお時間のある際に、愛車広場で素敵な愛車ストーリーを探してみてください。

《5》カーライフのコミュニティ「GAZOO モビこと」が2周年

2022年はGAZOO モビことも2年目を迎えました。
GAZOO.comの記事を読んでいただいている方同士や編集部とも一緒にカーライフを楽しんでいけたらとの思いで立ち上げています。
投票企画やストーリーへの投稿キャンペーンの他、「モビこと カーライフ百科」というQ&A企画もスタートしていますので、カーライフの疑問質問を投稿いただけるとうれしいです。

2023年は、ストーリーに投稿いただいているメンバーの方にも愛車取材をさせていただいたり、ドライブをちょっと楽しくする企画なども考えていますので、ぜひともご参加お願いします。

《6》日本カー・オブ・ザ・イヤーはBEVの軽自動車が受賞

2022年の日本カーオブザイヤーに輝いたのは、電気自動車(BEV)の日産 サクラ/三菱 eKクロス EVでした。BEVを軽自動車として発売したことで、今後のBEVの急速な拡大を牽引する旗印となるかもしれません。
ホンダ シビック e:HEV/シビック タイプRやトヨタ クラウンなどを押さえての受賞ということで、その反響も大きかったですよね。

ただ私が考えさせられたのは、選考委員の清水和夫さんの配点とコメントでした。
清水さんはスズキ アルトに最高点の10点を入れていらっしゃり、「徹底した軽量化はエコカーの本質。見栄をすて、常識を捨て、さらに機能をミニマナイズすることで、圧倒的な低コストに挑戦した。この二つのチャンレジで、SUZUKIの強い意思を感じた。BEVかICEかという議論の前に、やるべき本質を捉えている」とコメント。

特にヨーロッパのBEV推進の本質と今後の展開を、もっと広い視野で改めて見ていきたいと思います。

《7》クラウン、プリウスが大胆な方向転換

  • トヨタ・クラウン

今年はトヨタにとってエポックメイキングな年といってもいいかもしれません。1955年以来、15代に渡り日本の自動車業界をリードしてきたクラウンが、「クロスオーバー」「エステート」「セダン」「スポーツ」という4つのタイプがラインナップされ生まれ変わることとなりました。
ワールドプレミアの会場もメディアであふれ、読者のみなさんの視聴数からも、その注目度の高さを感じさせられました。

さらに世界展開を見据えるというクラウンが、今後発表される「エステート」「セダン」「スポーツ」とともにどのような存在感を放ってくれるのか、本当に楽しみです。

  • トヨタ・プリウス

そしてもう1台、世界初の量産ハイブリッド車であるプリウスも6代目に生まれ変わりました。
実はスペインではプリウスαのヨーロッパ版「プリウス+」がタクシーとして大活躍していて、以前訪問したバルセロナでもたくさん走っていました。
そうした現実的な用途が加味され、豊田章男社長はコモディティ(タクシー専用車)としての生きる道を提案されたのだと思います。

ただ、そこに“喧嘩を売って”「愛車」としてのプリウスをデビューさせた開発陣。車両評価の方が、「これだけやりたいことを全てやることができた車はなかった」という程の自信作、乗るのが楽しみで仕方ありません。

《8》「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の価値

2022年は、トヨタ、日産、ホンダそれぞれから、その象徴となるスポーツカーが発表されました。
トヨタはGRカローラ、日産はフェアレディZ、そしてホンダからはシビック タイプRですが、この3台に共通することは、2022年シーズンのスーパー耐久で走ったことです。
トヨタの豊田章男社長も繰り返しおっしゃる「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」という輪が、スーパー耐久で広がっています。

上記の3社以外にも、スバルがBRZを、マツダがマツダ2とマツダ3を走らせていますが、どのメーカーの方に伺っても、

  • レースという過酷なフィールドでクルマを鍛えることによる、加速度的ないいクルマづくり
  • 量産車にはない開発プロセスや技術への挑戦を短期間で実践することによる人材育成
  • 特に若い世代の社員のモチベーションアップ
  • 社内の人事交流による技術力の底上げ

など共通する効果を語っていただいています。

こうしたフィールドで鍛え上げられたクルマは、たとえパワートレーンがどのようなものになろうとも、FUN TO DRIVEが息づくクルマとして、いつの世でもみなさんが楽しむことができるのではないかと思います。

《9》スーパー耐久を全戦取材! 水素エンジンやS耐向上委員会など盛りだくさん

そのス―パー耐久のGAZOO.comでの取材活動も3年目を迎え、今年は全戦現地にて取材をしました。

スーパー耐久で最も話題となっているのが、ST-Qクラスの「水素エンジン」と「カーボンニュートラル燃料」を使用するマシンでしょう。
トヨタの豊田章男社長がオーナーを務め、モリゾウ選手として自ら参戦するルーキーレーシングは、水素の「つくる・はこぶ・つかう」という水素の利活用に向けた実証実験を行っています。

そして、そのルーキーレーシングのGR86やスバルのBRZが使用するカーボンニュートラル燃料、マツダが使用するバイオディーゼル燃料など、カーボンニュートラルに向けた取り組みがたくさん行われています。

レース中継を無料で配信する「S耐TV」で解説を務める福山英朗さんは、「社会の役に立つレースという新たな役割ができてうれしい」と以前お話いただきましたが、これからもさまざまな社会貢献への挑戦がスーパー耐久で行われて行きそうです。

また、今年GAZOO.comが連載企画として取材しました「S耐向上委員会」が、スーパー耐久公式サイトにリンクを掲載いただいております。
もともとスーパー耐久を取材するきっかけは、究極にクルマを使って楽しんでいる人たちを紹介していくこと。
できるだけその楽しんでいる様子をきちんとお伝えしようとしていた気持ちが、スーパー耐久を運営するスーパー耐久機構(S.T.O)のみなさんに認めていただけたことはすごくうれしかったです。

「S耐向上委員会」は、ドライバーの方だけではなく、チームのスタッフにもスーパー耐久がどのようなレースなのか、スーパー耐久がもっと盛り上がるためのアイデアを伺っていますので、まだご覧いただいていない方はぜひ覗いてみてください。

《10》編集部も満喫!? 想像以上の盛り上がりを見せたラリージャパン

そして、レース関連でもう一つ。2022年は12年ぶりに世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンド「ラリージャパン」が開催されました。
コロナの影響で2020年、2021年と中止となっていましたが、ようやく開催されることとなりました。

初日の木曜と金曜はメイン会場となる豊田スタジアムを、土曜には実際の競技エリア新城SSと、豊田市や岡崎市の各地のリエゾンを取材しました。
豊田スタジアムは本当にたくさんのファンが来場されており、ラリー1のサービスパークは4重、5重の人だかり!
岡崎SSの周辺エリアでは、リエゾン観戦のファンもたくさん詰めかけていて、とっても盛り上がっていたのが印象的です。

それらを実際に体験し、取材しながらも一ファンとして楽しんだレポートをいくつか掲載しています。観戦のアドバイスとなるような内容も入れておりますので、まだ気が早いかもしれませんが、来年のラリージャパン観戦の予習も兼ねて、ぜひご覧ください。

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いかがだったでしょうか。
これ以外にもたくさんの気にある話題がありましたが、今年の自動車業界、モータースポーツの話題を振り返っていただくとともに、ぜひともみなさんが今年愛車とともに過ごした思い出も振り返ってみてください。

また、お時間ありましたら、過去の愛車記事や、モビことのストーリーにみなさんの愛車ライフを投稿したり見てもらえるとうれしいです。

それでは、2023年のGAZOO.comもよろしくお願いいたします!

良いお年をお迎えください。

(GAZOO編集部)