長距離ドライブ、サービスエリアを決めるポイントとは?

世間の状況もだんだん穏やかになってきて、いままでなかなかいけなかった遠出や旅行を楽しむ方も多いのではないでしょうか。長距離ドライブは人との接触も減るのでいいですよね。

長距離ドライブの際は、ぜひ事前準備をしっかりしたいところです。目的地の選定からルートの下調べ、運転グッズの準備など事前準備することはいろいろあり、その準備段階がワクワクドキドキであり長距離ドライブの醍醐味でもあります。

そんな長距離ドライブの準備の際は、経由地、つまり途中で寄るサービスエリアも検討しておきましょう。

事前に決めておくことで、当日は次休憩するサービスエリアまでの距離と時間がある程度予想できるため、ドライブに余裕がうまれます。

というのもドライブ当日に何が起きるかはわかりません、長距離ドライブであればなおさらです。

そこで今回は、長距離ドライブの際に立ち寄るサービスエリアの決めかたと、当日予想外のできごとが起きた場合に立ち寄るサービスエリアを決めるポイントについてお話しします。

出発から2時間くらいいったところにあるサービスエリア

私は、ドライブする時間が多いドライバーだと思います。私の場合、最初によるサービスエリアは、出発してから2時間くらいいったところのサービスエリアに設定しています。

運転では、最低2時間に1回は休憩した方がいいとされています。人間は、継続的に集中できるのが2時間までのため、2時間以上の運転は集中力が低下して危険度が高くなります。映画の上映時間がだいたい2時間くらいなのも、人間の集中力が関係しているらしいです。

ドライバーによって違いがありますので、サンデードライバーさんとかは、1時間くらいで良いと思います。

高速道路では、平均で時速80~100キロで走行できますので、私の場合は出発から150~200キロ離れたところを目安に、立ち寄るサービスエリアを決めています。

また、最近はサービスエリアごとに設置されている施設や販売しているグルメや食事などに違いがあり、サービスエリアごとに特色がでてきています。

そのため、事前準備の段階でホームページや雑誌などで、魅力的なサービスエリアをリサーチしておいて、当日そちらに立ち寄っています。

立ち寄りたいサービスエリアに優先順位をつけておけば、それに合わせて立ち寄るサービスエリアを変更しやすくなります。

眠気や疲れを感じたり、トイレが近いなら、最寄のサービスエリアにすぐ入る

  • 東名高速道路上り線 牧之原SAのトイレは入口にトイレの空いている個数が表示されている電光掲示板があり便利

高速道路は緊張感が高いので、疲れて眠くなりやすいです。とくに長距離ドライブだと、眠気や疲れが確実に襲ってきます。

しかも、先ほどの休憩でトイレに行ったのに、またトイレにいきたくなる時もあります。トイレの近さは人それぞれ、同じ人でも体調や気温によっても変化するため、正直読めないところがあります。

眠気や疲れが襲ってきたりトイレに行きたいと少しでも思った場合、安全面を考慮すると無理をせず予定を変更して、最寄のサービスエリアにすぐ入ることを絶対おすすめします。

また、GWやお盆、年末年始などの大型連休の際は、サービスエリアが混むため、ひどい場合はサービスエリアの入口手前から車の列ができてしまい、サービスエリアに入って駐車するまでにも時間がかかってしまうことがあるからです。

ちなみに、私は眠気や疲れに関しては、カフェチェーン店や24時間営業のコンビニがあると、気分がすっきりする感じがします。

日本の高速道路は、だいたいパーキングエリアが15キロ、サービスエリアが50キロの間隔で設置がされるようになっていますので、それを知っていると次の休憩スポットまであとどのくらいかが認識できます。(ただ、例外的に次の休憩スポットまで100キロ以上離れている区間もあるため、気をつけましょう)

また、最近は無料区間の高速道路も増えていますが、無料区間の高速道路の場合は高速道路上にサービスエリアなどの休憩スポットが設置されていないところもありますので、その場合は最寄のインターで一度降りて、近くのコンビニか道の駅などを利用するようにしましょう。

渋滞発生時は、渋滞ポイントの手前のサービスエリアでひと休みが基本

  • 東名高速道路の上り線の御殿場IC~大井松田ICは、日曜日の午後になると大渋滞、手前の新東名の駿河湾沼津SAでひと休みするのがおすすめ

ドライブしている以上さけて通れないのが渋滞。渋滞が発生している時は、立ち寄るサービスエリアを選ぶポイントも柔軟に変えざるをえません。

渋滞区間の途中にあるサービスエリアは休憩やトイレなどで需要が多いため、先ほどもお伝えした、サービスエリアの入口手前から長蛇の列ができて、サービスエリアに入るまでに時間がかかる可能性がとても高いのです。

そのため、渋滞情報を早めにキャッチして渋滞ポイントに入る前のサービスエリアに立ち寄ることが大事です。渋滞区間の手前のサービスエリアなら、すいている可能性は高く落ちついて心身ともにリラックスできます。

さらにいうと、渋滞区間の直前のサービスエリアは、みなさんが渋滞に備えるために利用することが考えられるので、渋滞区間の2~3つ手前のサービスエリアに立ち寄ると、スムーズに駐車できてサービスエリアを利用できます。

渋滞のなかの運転は、心身ともに疲れ神経をかなり消費しますので、サービスエリアで事前にコンディションを整えつつ、長時間戦に備えて飲み物、クルマへの給油などしっかり準備するようにしましょう。

最近は、高速道路上にパーキングエリアやサービスエリアの駐車場の混雑状況の表示板が設置されているところも増えてきましたので、そちらを効果的に使うことも長距離ドライブやサービスエリアを満喫するためのコツとなります。

準備はしっかり、でも臨機応変に

長距離ドライブの場合、高速道路のサービスエリアで給油するケースもあるかと思いますので、事前にガソリンスタンドのあるサービスエリアを調べて、早めに給油することも大切です。

みなさんそれぞれ立ち寄るサービスエリアをきめる優先順位があるかと思いますので、まずは優先順位を決めて、絶対立ち寄りたいサービスエリアがあるなら、よほど混んでいないかぎりは、サービスエリアでのひとときを満喫していただくのがおすすめです。

立ち寄るサービスエリアは、事前にある程度決めておき、当日は状況に応じて臨機応変に変えていくのが基本です。無理をせず、サービスエリアで早めの休憩とこまめな休憩をとることを心がけましょう。

(テキスト/写真:のっぴー、編集:GAZOO編集部)

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