鞍ヶ池公園とモリコロパークでラリーを開催?!
11月第一週の週末は、各地でイベントが盛りだくさん。出かけたくなる秋晴れの週末が毎年待ち構えているのですが、私は愛知県へと向かいました。新城ラリーが開催されるからです。これまでとちょっと違うポイントは、新城ラリーの併催競技としてあったTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジが、開催地を分けて行われるということです。場所が別れる…、それを理由に、あちこち見てみようという「ラリー初心者取材旅」へ出発。畑違い、いや私“ターマック違い”です。普段は、ぐるぐる周るターマック(舗装路)の方で仕事していますので…。
TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ(以下、ラリチャレ)第11戦豊田モリコロの開催地は、愛知県豊田市の鞍ヶ池公園と、お隣にある長久手市の愛・地球博記念公園(以下、モリコロパーク)。モリコロパーク(名古屋市中心部から約20km)は愛知県や近県では行ったことある方も多いと思いますが、元は2005年に開催された万博「愛・地球博」の会場だったところで、そこを整備して公園として生まれ変わった、緑や水が豊富で自然あふれる場所でした。
この「モリコロパーク」という地名と「ラリー」というワードからピント来た方は、WRCファン?そうです、WRC日本開催に向け、コースの一部として候補にも挙がっている場所でもありますね。
ところ変わって、メイン会場となった鞍ヶ池公園(名古屋市中心部から約40㎞)は、こちらも初開催のコース。昨年までは新城ラリーと併催されていたこの大会ですが、今年は開催を分けたことで、エントリー台数が50台から90台へキャパが広がりました。広くなるというのは、作業も潤滑に行われるので、安全も考慮されてとても良いことですね。これまで枠を絞られて出られなかった方も、きっと楽しみにされていたと思います。
豊田市内から出ていた無料送迎バスは、なんとラリチャレのセレモニアルスタートのゲート真横に到着です。すべてのクルマがスタートする間に、バスがどんどんやって来ていました。バスでの送迎は、新城ラリーでも見られます。地元企業協力のバスですので、会社名が入ったバスだったりして、初めて見た際に、ちょっとおもしろかったです。協賛企業の多さも感じました。
鞍ヶ池公園とモリコロパークの間は、ラリー出場車も一般道を普通に走って移動しますので、そこでラリー車に出会うことは何度もありました。競技出走の順番を待つクルマの隊列や沿道の方がラリー車に手を振っている光景も目にしました。自分の住む街にモータースポーツイベントがあるのは正直うらやましいです。その光景は、非常に新鮮でしたので目に焼き付いています。
ラリチャレは、理解ある参加協賛企業の他、開催当初から長きに渡り参加するラリー愛好家たちが作ってきた“仲間”と楽しむ環境がある。また新城ラリーも、地元の方、ここまでイベントを築き上げてきた方々の土台もある。人と人との繋がりが強固なことを重々承知した上で、あれこれ見ると、ラリーだけではなくイベントもお祭りで、非常に楽しくなりましたね。
そんな「ラリー初心者取材旅」。ラリチャレの取材を終えた後、60kmほど離れた新城ラリーの会場、新城市へ向かいました。ラリーの競技区間に比べたら大した距離ではないですけど、旅レポ大好きな私ですがラリーという未知の世界へ来たことで、余裕が全くなく、ホントのおまけ観光ネタとか皆無です(笑)。
そこでは、新城ラリーに興味をお持ちになり、参戦する為、日本へやって来た!という外国人のご夫妻に出会いました。これは、作ろうと思ってもできないストーリーですよね。お話を伺っていてびっくりしました。次回のコラムではこのご夫妻のことをご紹介します。
(写真 / テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
あわせて読みたい「ラリー」の記事
同じライターの他の記事
最新ニュース
-
-
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
2024.11.22
-
-
-
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
2024.11.22
-
-
-
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
2024.11.22
-
-
-
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
2024.11.22
-
-
-
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
2024.11.22
-
-
-
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
2024.11.22
-
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
最新ニュース
-
-
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
2024.11.22
-
-
-
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
2024.11.22
-
-
-
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
2024.11.22
-
-
-
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
2024.11.22
-
-
-
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
2024.11.22
-
-
-
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
2024.11.22
-