第10話 アウディA2…軽くて丈夫! アルミボディーのクルマ特集
スチールにガラス、プラスチックなど、自動車づくりに使われる素材はさまざま。今回の特集では、アルミニウムのボディーを採用することで性能向上を追求した、世界の名車を紹介します。
アウディA2
1999年にデビューした、欧州Bセグメントに属するコンパクトな5ドアハッチバック。当時のアウディのラインナップのボトムに位置するエントリーモデルだが、単なる小型廉価モデルではない。進歩的なコンセプトのもとに斬新なテクノロジーを導入した、世俗的な高級志向とは異なる意味でのプレミアムコンパクトだった。
コンセプトカーのような未来的デザインのボディーは、それまで自社のフラッグシップであるA8を含む高級車やスーパースポーツにのみ使われてきたアルミスペースフレームを、アウディの量産小型車として初採用したもの。パネルもすべてアルミ製としたことで、最軽量モデルで895kgとクラス平均値より150kg前後も軽い車重を実現していた。Cd値=0.28と空力性能も優れており、1.2リッター直3直噴ターボディーゼル搭載車の燃費は、3リッター/100km(約33.3km/リッター)。つまり当時で言う3リッターカーだった。
そうした画期的な小型車だったA2だが、セールスは低迷。高コストもあって後継モデルも企画されずに2005年に生産終了し、総生産台数は約17万台にとどまった。ガソリンエンジン車にAT仕様がない、クラッシュ時にアルミボディーの修復が困難といった理由から、日本には正規輸入されなかった。
[ガズー編集部]
軽くて丈夫! アルミボディーのクルマ特集
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