【連載全14話】第14話 スズキKei・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち

自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。

スズキKei

軽自動車規格が現行規格に改定された1998年10月に誕生した、スズキによれば「日常使用から遠距離ドライブ、悪路走行まで幅広い行動範囲と、高い快適性、乗りやすさを追求した新たなジャンルの軽乗用車」。ボディーは3ドアハッチバックだが、車高は既存のハッチバックのアルトとトールワゴンのワゴンRの中間で、ルーフレールなしの仕様では立体駐車場に入庫可能な1550mm。そのいっぽうでロードクリアランスは185mmを確保していた。

パワーユニットは660cc直3のDOHC、SOHCターボ、DOHCターボの3種類で、変速機はグレードによって5段MT、3段AT、4段ATを用意。駆動方式は最廉価グレードがFFで、ほかはFFと4WDが選択可能だった。1999年に5ドア版を加えるが、2000年には3ドアを廃止し5ドアのみとなる。また車高を15mm下げてエアロパーツをまとったKeiスポーツを追加した。

2001年にKeiスポーツのFFの5段MT仕様をベースに装備を簡素化したモータースポーツ用ベース車のスポーツRを設定してワンメイクレースを開催。さらに2002年には2000年に生産終了したアルトワークスの後継ともいえるKeiワークスを投入するなどバリエーションを拡充していく。その後も改良と車種追加・整理を重ねながら、2009年まで11年にわたってつくられた。またラピュタの名でマツダにOEM供給され、2000年に登場したコンパクトカーである初代スイフトのベースにもなった。

[GAZOO編集部]

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