日産スカイライン…曲線美がたまらない!フェンダー美人なクルマ特集
タイヤを覆うフェンダーは、クルマのエクステリアデザインを決める大事な要素。今回の特集では、フェンダーのデザインが印象的なクルマを、日本車を中心に紹介します。
日産スカイライン
1968年に表札をプリンスから日産に掛け替えて登場した、初代から数えて3代目となるスカイライン(型式名C10)。「愛のスカイライン」をキャッチコピーに掲げた広告とレースにおけるGT-Rの活躍に象徴される、硬軟双方の魅力を備えたスポーティーなサルーンというキャラクターを確立し、スカイラインを一躍人気ブランドに押し上げたモデルだ。誕生から半世紀を経た今も“ハコスカ”の愛称で呼ばれ、人気・評価ともに国産旧車の中ではピカイチの存在となっている。
そのC10スカイラインのスタイリングの大きな特徴が、フロントホイールアーチ後方からテールまで、ボディーサイドを走る彫刻的なプレスラインである。C10がメーカーの思惑以上に好評だったことから、「サーフィンライン」と名付けられたこのプレスラインは、スカイラインのスタイリング上のアイデンティティーに昇華。通称“ケンメリ”こと4代目C110、“ジャパン”こと5代目C210まで3世代にわたって受け継がれた。
1981年にデビューした6代目R30でその流れは打ち切られたが、その後1989年に登場した8代目R32では、2ドアクーペのブリスター風リアフェンダーの造形が、サーフィンラインへのオマージュのようにも見えた。それから1世代挟んで1999年に出た10代目R34の2ドアクーペでは、はっきりとサーフィンラインが復活したのだった。
[ガズー編集部]







