トヨタ・セリカXX…リトラクタブルヘッドランプのクルマ特集
パタパタとまばたきするようなアクションが印象的だった、リトラクタブルヘッドランプのクルマたち。その中から、記憶に残る国産車を紹介します。
トヨタ・セリカXX
1978年に登場したセリカXX(ダブルエックス)。2代目セリカ リフトバックのノーズを延ばし、直6エンジンを積んだ高級スペシャルティーカーだった。1981年に世代交代した2代目も、初代と同様の成り立ちを持つ。だが半年ほど前に、ラグジュアリー志向だった初代XXのコンセプトを発展させた初代ソアラが誕生していたため、よりスポーティーなキャラクターへと路線変更していた。
シャープなウエッジシェイプのボディーは、Aピラー以降がセリカ リフトバックと基本的に共通。スラントノーズにポップアップ式ヘッドライトを備えたセリカに対して、XXはとがったノーズの先端に、トヨタでは2000GT以来となるリトラクタブルライトを採用して差別化。エンジンはソアラと共通の2.8リッターDOHCと2リッターSOHCの、2種の直6を搭載していた。
1982年には2リッターSOHCターボ、次いで2リッターDOHC 24バルブエンジンを追加。“TWIN CAM 24”のレタリングが誇らしげな後者(2000GTツインカム)は、とりわけ高い人気を得た。1985年にセリカが4代目にフルモデルチェンジするが、XXはそのまま継続販売。翌86年にセリカから独立して生まれ変わり、XXの輸出名称だったスープラを名乗って登場する。
[ガズー編集部]
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