プジョー205ターボ16…WRC参戦マシンのベース車特集

ラリーの最高峰であるWRC(世界ラリー選手権)において、トヨタはこれまでセリカやカローラ、ヤリスで戦ってきました。今回は、さまざまなWRC参戦マシンの中から、ラリー史に名を残す代表車種をピックアップ。そのベースモデルを週替わりで紹介します。

プジョー205ターボ16

元コ・ドライバーのジャン・トッド率いるプジョー・タルボ・スポールが、WRC参戦に照準を定めて開発したマシン。過給エンジンをミドシップした4WDという、グループBの決定版となるレイアウトを他に先駆けて採用、1984年にデビューした。

外見は1983年に登場したプジョーの主力車種である205のように見えるが、中身はまったくの別物。後半部にパイプフレームを用いたシャシーに1.8リッター直4 DOHC 16バルブターボエンジンを、助手席(右側)後方にオフセットして横置き。ビスカスカップリング式4WDシステムを介して4輪を駆動した。

WRCには1984年の第5戦ツール・ド・コルスから参戦。第9戦1000湖ラリーでの初優勝を皮切りにシーズン3勝を挙げる。翌85年には全12戦中7勝と圧倒的な強さを発揮し、メイクス、ドライバーズのダブルタイトルを獲得。さらに1986年も両タイトルを連覇した。1987年にWRCがグループAに移行した後はパリ・ダカールラリーに戦いの場を移し、大幅な改造を加えた205ターボ16グランレイドが87、88年に2連勝を飾った。

[ガズー編集部]

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