ランチア・デルタHFインテグラーレ…WRC参戦マシンのベース車特集

ラリーの最高峰であるWRC(世界ラリー選手権)において、トヨタはこれまでセリカやカローラ、ヤリスで戦ってきました。今回は、さまざまなWRC参戦マシンの中から、ラリー史に名を残す代表車種をピックアップ。そのベースモデルを週替わりで紹介します。

ランチア・デルタHFインテグラーレ

先鋭化したグループBマシンが引き起こした、1986年のツール・ド・コルスにおける死亡事故によって、急きょ決定されたこの年限りでのグループBの廃止と、翌87年からのグループAへの移行。準備期間の短さに各社がベースマシン探しに苦慮するなか、いち早くランチアがリリースしたモデルがデルタHF 4WDだった。

1979年にデビューした、フォルクスワーゲン・ゴルフ級の5ドアハッチバックであるデルタに、2リッター直4 DOHCターボエンジンとフルタイム4WDシステムを搭載。グループA初年度の1987年からWRCに投入され、初戦モンテカルロでのデビューウィンを皮切りに9勝を挙げ、メイクス、ドライバーズ両部門を制覇した。

翌1988年には前後フェンダーをブリスター化し、パワーアップしたデルタHFインテグラーレに発展。WRCでは88年に10勝、89年にはシーズン途中にエンジンを16バルブ化したHFインテグラーレ16Vに進化しつつ7勝を挙げ、3年連続でダブルタイトルを防衛。その後もライバルの追撃を受けながら開発を重ね、HFインテグラーレ16Vエボルツィオーネが登場した1992年まで、メイクスタイトル6連覇という前人未到の偉業を成し遂げた。

[ガズー編集部]

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