【東京オートサロン2018特集】トムスが創世記のワークスマシンを復刻！当時モノのレースエンジンを搭載したKP47

1970年代のレースで多くのトロフィーを勝ち取り、1974年に設立されたトムスの名を一躍有名にしたトムス・スターレット。
三次元測定器などを駆使した復刻プロジェクトが進められ、昨年末に富士スピードウェイで開催された『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL』において、トムス会長の舘信秀さんがステアリングを握って走行。往年のレースファンから拍手喝采を浴びたのは記憶に新しい。

エンジンは当時のレース車両に搭載されていた3K-R。DOHCヘッドやハイカム、４スロットル＋メカニカルインジェクションなどのチューニングが施されている。公開された車両情報によると最高出力は1万1000回転時に299ps!!

エンジン以外はボディをはじめほとんどが新たに製作されたもの。３次元測定器など最新技術を駆使して、ワークスフェンダーなど廃盤になっている外装パーツも作り直されている。

アドヴォックス製サスペンション、エンドレス製ブレーキキャリパー&ローター、ブリッド製バケットシートなどの最新アフターパーツも装着。懐かしの井桁ホイールも、当時モノではなく新たにワンオフで削り出したという。

Defi製追加メーターなど必要最低限なモノだけが装着されたレーシーなコックピット。リヤハッチの中には燃料タンクとフューエルポンプ、コレクタータンクが搭載されていた。

オートサロンでは、最新デモカーであるレクサスLC500と並べて展示され、多くの観客が熱視線を送っていた。

[ガズー編集部]

東京オートサロン2018

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