【東京オートサロン2018特集】ハコスカも装着!旧車ブームで小径がブレイク!?ホイールトレンド

単なる一過性のブームでは終わらず、ひとつのカテゴリーとして定着した感がある旧車チューン。できる限りオリジナルのパーツを使って再現する人、最新パーツなどで大胆に手を加える人、カスタマイズの方向性はさまざまだけれど「当時のスタイリングからは大きく逸脱したくない」と考えるオーナーは多い。 その代表なパーツといえるのがホイールだ。
いわゆる『当時モノ』が不動の人気を誇るのはもちろん、ユーザーの「他人と一緒じゃイヤ」という声を反映して、近年はレトロなデザインや復刻デザインのホイールも続々とリリースされている。
しかし、東京オートサロンで話を聞いてみたところ、今年はもう一歩踏み込んで小径サイズのモデルがトレンドになりそうな予感!!

最近は純正ホイールも18インチや19インチが当たり前となっているけれど、昔は13~14インチが定番であり、特にスターレットやサニーといった小型車などは、レースカーのホイールが純正サイズだったこともあって「下手にインチアップするとイメージが崩れてしまう」と感じる人も多い。東京オートサロン2018でハコスカを展示した、国産の鍛造製法にこだわるE・M・Cでも、13インチの要望がどんどん増えているという。

ハコスカに装着していたのは14インチの「FLM01」。粗メッシュが人気の「FLM02」は15インチ以上のラインナップだけど、13~14インチを求める声も無視できない大きさとか。

旧車ブームは国産だけにあらず。ゴルフⅡなどユーロ系も多く、そちらに人気なのはこの「FLD01」。同じくサイズは15インチからとなっている。

ドレスアップ系ではストレートスポークに代わり、ひねりを加えた回転形状スポークが人気の兆し。そう話すのは『ドルフレン』などの人気ブランドを持つトピー実業だ。

2018年モデルとして送り出したのは、ツイストデザインと名付けたスポークを持つ『ビゲープ』。従来の直線的なスポークと回転させたスポークを組み合わせ、今までにない躍動感を演出する。またディスク面の奥には2段構造のアンダーカットを施し、深みのあるイメージを持たせることに成功した。カラーはシックで深みのあるパープル系やブルー系がトレンドになりそうとのこと。

東京国際カスタムカーコンテストのチューニングカー部門優秀賞を受賞した『RE雨宮 X-RESPONSE-7』や、ブリッツやエンドレスのLC500の足もとを飾っていたのがエンケイ「RS05RR」。
エンケイの各製造部門におけるスペシャリストたちが集結し、高級スポーティカー向けに作り上げたプレミアムな鍛造削り出しホイールで、サイズは21インチだけの設定となる。

スポーツホイールでは、エンケイの「PF07」に代表されるような、リムから中央に向かってすり鉢状に落ち込む“コンケイブ”デザインのブームが続きそう。カラーとしてはゴールドの要望が高まっており、エンケイでも既存の「PF01」や「PFM1」に、新色として追加ラインナップした。どんなボディカラーとも相性がいいのが人気の秘訣かも?

ハイラックスやC-HRなどの人気とともにSUV用ホイールもブレイクの予感。東京オートサロンで初披露されたクリムソンの「ライカン」は、ワイルドさと都会っぽさを巧みにバランスさせたモデル。7点がクロスする無骨なメッシュや、大きなダミーのピアスボルトで強靭さをアピールし、リム部はマシニング加工でビードロック風にアレンジする。
またリムに被せる樹脂製のカバー「ストリートロック」を、オプションとして設定。ハイパーシルバー/ブラック/レッドが用意され、ドレスアップ効果も大きい。

同じくクリムソンの新作「ギガンテス・モノブロック」。ディープリムと大きなピアスボルトが特徴で、20インチもラインナップ。

東京オートサロン恒例のJAWA合同ブースでは、今年も加盟企業によるホイールを大量に展示。国土交通省の定める基準に適合させるため、厳しい強度試験やチェックを行なっており、合格したホイールには『JAWA品質認定証』が与えられる。構造を分かりやすく学習できるカットモデルや、トークイベントも行なわれブースは3日間とも大盛況だった。

[ガズー編集部]

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