【東京オートサロン2018特集】R35 GT-R、スープラのエンジンを搭載したレアなハイエース!
エンジンスワップといえば、チューニング業界じゃよくある手法。とはいえ世界トップクラスのスポーツエンジンを、商用車であるハイエースに積んじゃった、なんてケースは相当にレアと言えるでしょう。
しかし、今年の東京オートサロンにはそんなレア車が偶然にも2台!! しかも、いずれも単にエンジンを載せ替えるだけではなく、サスペンションやエアロにもキッチリ手を入れたハイレベルなチューニングカーだったのです。また、どちらもナンバー取得を前提にして製作されているというのもポイントでしょう。
R35 GT-RのVR38DETTエンジン搭載のハイエース
まずはR35 GT-RのVR38DETTエンジンを搭載したマットブラックの『ビタボン号』。ハイエースのエンジン搭載位置は運転席と助手席のあいだのフロア下。そこに収まる日産VR38DETT現状で500psのエンジンは、最終的に800psを目指しているということです。
フロントバンパーに埋め込むように装着されたビタボン号のインタークーラー。マフラーは左右4本出しで、当然ながら触媒なども装備。トラクションを稼ぐためユーラスのカーボンGTウイングも装着。タイヤはグリップに定評のあるハイグリップラジアル、アドバン・ネオバの255幅を履いていました。オートスライドドアを後付けしているのもポイントで、リヤにもバケットシートを装着した6名乗車仕様となっています。
スープラの2JZ-GTEエンジン搭載のハイエース
もう1台はスープラなどに使われていたトヨタの名機、2JZ-GTEをスワップしたシルバーの『HI-RIST』。パワーは非公表ながらブーストアップ仕様だそうです。直列6気筒の2JZは、V型6気筒のVR38よりもエンジンが縦長のため、後部座席側にフロアを延長してエンジン搭載スペースを確保していました。
ワンオフマフラーにインタークーラー、LSDも装着するHI-RIST。大きく張り出したフェンダーには19インチのホイールを収め、ブレンボのブレーキで制動力も確実にアップ。スライドドアはヒンジを加工することで、開閉もノーマルと同じように行なえます。エアロはTSDスタイリングのワークスキットで、シルバーフレークにオーペン済み。車内はレーシングカーさながらのシングルシート仕様です。
[ガズー編集部]
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