【マツダファンフェスタ2018 in OKAYAMA】憧れていた“自分だけの”FD3Sを入手!旦那には乗らせないその秘策とは!?
『マツダファンフェスタ2018』のミーティングエリアでは、意外と参加台数の割合が少なめな印象だったロータリーマシン。そんな中で男らしいスタイリングにカスタマイズされながら、小柄な女性オーナーがドライブしていたのがこのRX-7(FD3S)だ。
FD3Sといえば流麗なスタイリングと軽快な走りが魅力といえるマツダを代表するピュアスポーツカー。市販車としては世界的にも希少な存在であるロータリーエンジンを搭載し、様々なレース活動でも大活躍したため、今も世界中で多くのファンが思い思いのカスタマイズを施して楽しんでいるマシンだ。また人気漫画にも登場することから知名度も高く、女性オーナーの割合も比較的高めの車種である。
とはいえ、エアロフォルムやハイマウントのGTウイング、絶妙な車高のバランスなど、このFD3Sからは女性っぽさをイメージさせる要素が見当たらない。唯一、リヤバンパー下に吊り下げられたディズニーキャラがファニーさを醸し出している程度と、全身全霊で男前なムードを漂わせる仕様が特徴といえる。
「クルマ関係の友人にクルマ好きなら1度はロータリーエンジンに乗らないとね!」といわれたことが頭に残っていて、ついに念願のFD3Sの購入に踏み切ったというオーナーさん。もともと走れるクルマが大好きで、このFD3S以前はヴィッツRSのMT車に乗っていたという。
しかし、長年憧れていたFD3Sへの思いを断ち切れず、友人にいわれた言葉も頭から離れない。そんな時にタイミングよく知り合いから放出されたのがこのFD3Sというわけだ。ブルーのボディカラーやエアロパーツのチョイスなど、オーナーの希望を満たした車両だったことから、これは運命と即購入を決めたという。
購入後、最初におこなったのがステアリングとシートの交換。身長が低いこともありノーマルシートでは最適なポジションが作れなかったため、バケットシートは目一杯フロント側にオフセットして取り付けつつ、スペーサーを加えることで高さもハイマウントに変更。さらにステアリングもモモ製に変更することで、ジャストなポジション作りを完了させた。もちろんこのポジションは小柄なオーナー専用であって、男性には若干窮屈で乗り込むことが難しい。
あわよくば乗り回そうと考えていたRX-8オーナーでもある旦那さんの夢を打ち砕く秘策のひとつというわけだ。
さらにボディスタイリングは気に入っていたものの、購入時のホイールは少々好みに合わないものが装着されていた。そこで暫定的に旦那さんのRX-8用にストックされていたウェッズ製を仮装着してみたところ、ボディカラーのブルーとホイールのアクセントカラーのブルーがバランスよくマッチしていて、借り物ホイールには見えない。しばらくはこの暫定仕様が続きそうだ。
また、前オーナー所有時にはリヤシートが取り外されると同時に、ラゲッジスペースのカーペットなども撤去されたスパルタンな仕様だった。オーナー自身はこのスパルタンさも気に入っていたが、旦那さんからの助言もあって、セカンドシート部やラゲッジには市販のカーペットを敷いたという。
ちなみに家の駐車場には常に2台のロータリーマシンが駐車されているほか、日常の足としてデミオも所有しているという。もちろんこのFD3Sが手元に届いてすぐに、地元岡山から広島まで夫婦2人でドライブに出かけ聖地巡礼も済ませているのは、熱心なマツダファンならでは。
購入からまだ半年しか経っていないため変更点は少ないものの、その愛情は深まる一方。目下の予定としては前オーナーからの申し送り事項であったエンジンの不調を、オーバーホールを行うことで解消することが第一。この冬にオーバーホールが完了したら、次のステップでカーボンパーツの導入や、理想的なホイールのセットアップ、オールペンなど様々な妄想が膨らんでいる。
何よりも今は待望のFD3Sオーナーになったことへの満足感が高く、本来のパフォーマンスが出ていなくてもイベントなどに持ち込んでその楽しみを満喫中だとか。
まだまだ本当の理想の形にはたどり着いていないものの、やりたいことがたくさんあるほど、長い時間をかけて愛車メイクを存分に楽しんでいくことができるというものだ。
(テキスト:渡辺大輔 / 写真:中村レオ)
[ガズー編集部]
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