【GAZOO 愛車・オブ・ザ・イヤー】色とりどりなクルマへの「愛」。2021年に一番反響の大きかった愛車広場の記事は?

今年もGAZOO.comをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
そして、取材させていただいたオーナー様や、イベント、取材会にご参加いただきました皆様にも改めて感謝申し上げます。

GAZOO.comの人気コンテンツ「愛車広場」の1年を振り返る企画『GAZOO 愛車・オブ・ザ・イヤー』ですが、昨日は2020年の愛車広場の記事をご紹介いたしました。
そして、2021年の最終日となる本日は、2021年の記事を振り返っていきましょう。

また、もっとたくさんの愛車、愛車オーナーの方をご紹介すべく、愛車広場出張取材会と題し、福岡、札幌、GR Garage札幌厚別通店、鹿児島と、独自の取材会イベントも企画し、今後も全国各地で開催していく予定です!

そうした中、GAZOO.comで一番みなさまに楽しんでいただいているのが愛車広場の記事の数々。想いの詰まった愛車やオーナー様の素敵なカーライフなどを、一件一件丁寧に記事化させていただいております。
そんなGAZOO.comが誇る素晴らしい記事の中で、特に読者のみなさまから反響の大きかった記事を振り返りってみたいと思います。
※どのオーナー様にも素敵なエピソードがあり比べられるものではございませんが、企画の都合上ランキング形式にて掲載させていただきます。ご了承ください。

年末の2日間で2020年と2021年と2年分の掲載と、上位5件については執筆いただいたライターの方に、取材時の裏話やオーナー様への想いなどもご寄稿いただいております。

それでは、『GAZOO 愛車・オブ・ザ・イヤー 2021』の10位からお届けしていきましょう。

<第10位>

数百台の愛車を乗り継いできた自動車整備士が、無償の愛を注ぐ2代目ローレルSGX(C130)

内外装はもちろん、エンジンルームや下まわりまで美しく仕上げられた極上の“ブタケツ”ローレル。数多くの愛車を乗り継いできたというオーナーさんが、コタツの足が折れるほど部品を磨き、部品取りのためにもう1台購入するなど並外れた愛情を注いで作り上げた1台だ。

<第9位>

人生初の愛車が「アガリのクルマ」。1995年式三菱 ランサーエボリューションIII(E-CE9A型)

29歳のオーナーが子どものころから憧れたランエボIII。その後も変わることなく一途な想いを貫き、ついに手に入れたアガリのクルマ。そこに施された“通”な人だけが分かるちょっと変わった味付けとは…

<第8位>

若手カーデザイナーが「中古のマーチ」に見いだした自動車の本質

カーデザイナーの松下伸彦さんはこれまでマニアックな輸入車ばかりを乗り継いできましたが、今年購入した総額30万円の日産 マーチで初めて、心の底から「車があることの素晴らしさ」を感じたという。マーチの何が松下さんにそう思わせたのか、聞いてみた。

<第7位>

アニメ好きで来日も、いつのまにかクルマもバイクも大好きに。夫婦2人でS660とビートをはじめクルマ、バイク三昧の生活

みなさんが撮った写真とともに“素”の愛車ライフをインタビュー。第18回は、日本のマンガが大好きで日本語も勉強し来日したkazetori88さん。旦那さんと知り合ったことで開花した、バイクにクルマにと色とりどりな愛車ライフについて伺いました。

<第6位>

君は確かにここにいた。生きた証のRX-8

みなさんが撮った写真とともに“素”の愛車ライフをインタビュー。第11回は、癌との闘病の甲斐も虚しく23歳で天国へと旅立った山口雄也さん。RX-8を愛し、よく自らクルマいじりをしていたという雄也さんについてお父様とお母様にお話を伺った。

ここからは、執筆いただいたライターの方からいただきました想いのこもったコメントと一緒にお届けしましょう!

<第5位>

憧れ続けて18年。2008年式マツダ RX-8を手にした24歳オーナーの“RX-8クロニクル”

マツダロードスターの取材中、オーナーさんから「最近、RX-8を手に入れた20代のクルマ好きがいますよ」とご紹介いただき、失礼ながら突然ご連絡をさせていただいたにも関わらず、取材場所まで足を運んでくださり、愛車であるRX-8とオーナーさんにお会いしてその場で取材決定(笑)。

その後、オーナーさんのお父様も駆けつけてくださり、父子での取材が実現。息子さんへの想いと、親子でそれぞれマツダのスポーツカーを所有していることに感慨深いご様子が印象的。息子であるオーナーさんも、手に入れたのは運命だと思っていた個体ではなかったけれど「これだ!」と直感したRX-8と出会うことができて、本当によかったなと思う。

実はこの日、取材中は晴天だったが、午後から雷雨の予報でハラハラしながらの取材。お天気アプリの気象レーダーを確認しつつ、撮影場所からオーナーさんが帰宅するまでの時間を逆算しながら取材を敢行。
予報どおり、午後から激しい雷雨に。
だが、幸い、クルマを汚すことなく無事にご帰宅いただけたそうだ。

記事のコメント欄に目をとおしてみて、改めてマツダRX-8、そしてロータリーエンジンに魅せられた方が多いことを実感する記事となった。(取材:松村透)

<第4位>

初めての愛車は「かわいい」から選んだトヨタ センチュリー

私は中学の頃にパンクに目覚め、買ったばかりのジーンズを軽石でこすって穴を開けたりしていた。その様子を見て母は「新人類の考えることは理解できない……」とぼやいていたのを覚えている。

この取材で出会ったセンチュリーに乗る20代の女性オーナーの話を聞いていると、その時の母親がよくわかった。日本が世界に誇るショーファードリブンを前に、
「この鳳凰のマーク、かわいいですよね!」
「スイッチに書いてある日本語表記もかわいい!」
と言うのだから。
最初は話を聞きながらタジタジになったが、でも会話をしているうちに、私とはまったく違う感覚でクルマを見ていることをすごく新鮮に感じたし、その感性に気持ちよささえ覚えていた。

一番驚いたのはピラーにつけられた“V12”のエンブレムを見た人に「V12、すごいね」と言われた時、「何それ?」と答えたこと。スペックやクルマが持つバックグラウンドなんて関係なし! 自分がかわいいと思ったクルマを好きなように乗る。クルマ選びに理屈なんか必要ないってことをあらためて教わったような気がした。

センチュリーを“かわいい”と表現したことに、Facebookのコメントには賛否それぞれ寄せられていたが、ある意味それは想定内。
「よく見たらかわいいというのもわかる」というコメントを読みながら、嬉しく思ったのを覚えている。(取材:高橋満)

<第3位>

新車で手に入れて37年・72万キロ。家族の絆を紡ぐ1985年式ホンダ バラードスポーツCR-X 1.6Si改(AS型)

2016年から足掛け5年。のべ300人近い方を取材させていただいてきたが、このCR-Xのオーナーさんがもっとも長く1台のクルマと過ごしてきた方かもしれない。新車から37年・72万キロ・・・赤ちゃんだった子どもがアラフォー世代に、実に地球を約18周もしていることになるのだ。

実は取材当日は真夏日で、エアコンレスのCR-Xで撮影場所までお越しくださったオーナーさん。ありがたいやら申し訳ないやら・・・。
無限エアロやホイールといった当時モノの雰囲気と、1人のオーナーが刻んできた年輪(使用感)は、ワンオーナー車ならでは味だった。

取材を進めていくうちに驚きの連続だった。
奥さまと知り合ったのもこのCR-Xがきっかけだし(現在も所有!)、さらに2人のお子さまも同型のCR-Xにお乗りとのこと。まさに「CR-X一家」とはこのこと。

公式Facebookページのいいね!数が4704、コメント数62、シェアが125と、かなりの反響もあった。コメントを拝読していると、記事の内容に驚き、共感した方が多かったようで、オーナーさんにも喜んでいただけた。
次回はご家族&4台のCR-Xを取材してみたい。(取材:松村透)

<第2位>

人と違うものを手に入れたい。オンリーワンの所有欲を満たしてくれたカスタムハイエース

自分が好きなものに囲まれて暮らすのはどれだけ素晴らしいことか。私も8年ほど前に家を建てたが、設計を依頼した時は、「こんなものを揃えて、こんな風に暮らしたい」といろいろ夢をみていた。しかし現実は……。忙しさを言い訳に、部屋は散らかり放題。こだわりのものを揃えるつもりが、近所の100円ショップで適当なものを調達している。

GAZOOの取材でお会いしたオーナーは、もともとワンボックスタイプのクルマが好きで、フォルクスワーゲンのタイプ2やユーロバンを乗り継いでいた。
海の近くにアーリーアメリカンなイメージの家を建て、「この家に似合うのはどんなクルマか」を考えていた時に偶然であったビンテージスタイルにカスタムされたハイエース。「これしかない!」と即購入したという。

真っ白な家と、その前に置かれたエメラルドグリーンのハイエースは、まるで一枚の絵のような雰囲気。ここで暮らす家族の幸せまで見えてくるようだった。オーナーに聞くと、通りに面していることもあり、足をとめてハイエースを眺める人もいるという。きっとその人も私のように家族の幸せな姿を想像しながら羨ましく感じているのだろう。
450以上の「いいね!」をつけてくれた方も同じ気持ちだったのではないだろうか。

オーナーは「せっかく新しいクルマを手に入れたのにコロナ禍でキャンプに行けないのが残念」と話していた。そろそろお気に入りの道具を積んで、キャンプに行けるようになっているはず。
このハイエースはキャンプ場でも周囲のキャンパーに家族の幸せを伝えているはずだ。(取材:高橋満)

<第1位>

6人家族だからこそ、トヨタ アルファードと歩んでいく。たとえ型遅れになっても

「ドライビングプレジャー」という言葉の使われ方に、常に違和感を覚えていた。

例えばトヨタ GR86のような車に「操る楽しみ」といった種類のドライビングプレジャーが内在していることは自明だ。
しかしドライビングプレジャーとは、ひらひらと痛快に走るときのみに感じるものなのか?
箱型の車に愛する家族などを乗せて移動する行為にも、「ある種のプレジャー」は存在するのではないか?
と、もやもやしていた私の前に登場してくれた山浦さんご一家は、先代のトヨタ アルファードを慈しみ、そしてご家族それぞれが慈しみ合う姿を通じて、世界にはスポーツカーのそれとは違う形のドライビングプレジャーも存在することを、たしかに教えてくれた。

またこの記事には「トヨタ アルファードの汚名を晴らしたい」という個人的な制作目的もあった。
ごくごく一部のドライバーの影響で、コアな自動車好きからは嫌われることも多いアルファードだが、それに乗っているほとんどの人は、この記事の山浦さんご家族のような「普通にステキでおだやかなファミリー」であるのだ――ということを、ビジュアルと文章で証明できたように思う。

そんな記事が2021年で最多のユニークユーザーに読まれたことを、嬉しく感じずにはいられない。(取材:伊達軍曹)

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2020年、2021年と2回に分けてお届けした『GAZOO 愛車・オブ・ザ・イヤー』、いかがだったでしょうか。

『GAZOO 愛車・オブ・ザ・イヤー 2020』の記事の中でも書かせていただきましたが、2021年からみなさまのお近くのエリアまでお伺いし、「愛車広場 出張取材会」を始めております。
現在は福岡、札幌、GR Garage札幌厚別通店、鹿児島と開催してきておりましたが、1月の神戸を皮切りに、今年もできる限り実施していきたいと考えております。

その他、大型イベント「愛車広場 出張撮影会」も開催を予定しておりますので、ぜひGAZOO.comやSNSなどでご確認と、可能であればご参加いただけますと幸いです。

これからもたくさんの愛車、愛車オーナーのみなさまを取材させていただき、またそれを読んだ方が、もうちょっとでもいいのでクルマが好きにいただけたら嬉しいです。

さて、そんなことを思いながら、夜な夜なこの記事を書いていますが、なんかうずうずしてきたので、このあとひとっ走りしてきます(笑)。

2022年も引き続き、「GAZOO.com」、「GAZOO モビこと」、そして「愛車広場」を、よろしくお願い申し上げます!!

[ガズー編集部]

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